腕にしこりができる原因とは?痛くないときも注意しよう!

シャボン玉

何気なく触った腕にしこりがあるのを発見すると驚きますよね。

そのしこりが大きくなったり痛くなったりするととても不安になります。

今回は腕にしこりができる原因についてお伝えしていきます。腕のしこりには、痛みを感じる場合と感じない場合があります。これにはどのような違いがあるのでしょうか。ぜひ最後までご覧下さい。

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痛くない場合の原因

脂肪腫

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背中、肩周り、おしりなどによくできる脂肪腫は良性腫瘍の一種です。これが腕にできることもあります。

脂肪腫は皮下脂肪が増殖して形成されたものです。通常、皮下細胞は増殖しませんが、染色体異常により増殖することがあり、脂肪腫ができると考えられています。

 

脂肪腫は自覚症状がなく、触ってやっと気付くことが多いです。しこりは軟らかく、触ると少し動きます。徐々に大きくなっていくこともあります。

良性の腫瘍ですので害はありませんが、露出部分であれば気になるので手術で摘出することもあります。

摘出する場合は小さいうちの方が傷が小さくてすみます。痛みがなくても、気になる場所にできた場合は、早めに皮膚科で相談すると良いでしょう。

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粉瘤

粉瘤は、皮膚の下にできた袋に垢がたまってしこりとなったものです。垢は排出されずにたまるばかりですので、大きくなってくると臭いも気になるようになります。

皮膚の下に袋ができる原因は解明されていませんが、打撲や外傷がきっかけとなってできることが多いです。

粉瘤は悪性のものではありませんが、希に巨大化してがんになることもあります。臭いも気になりますので、早めに処置する方が良いですね。

 

粉瘤は切開して取り出すしかありませんので、小さいうちに行う方が傷が小さくてすみます。

粉瘤は硬いしこりですが、その中央にはヘソと呼ばれる黒い入口があります。

ここから無理矢理垢を取り出そうとすると皮膚が炎症を起こすこともあります。自身で取り出そうとせず、皮膚科で相談しましょう。

参考:粉瘤の臭いを対策する3つの方法を公開!

 

ガングリオン

ボタンを押す男の人

関節部分にできやすいガングリオンは、20~30代の女性に多い良性のしこりです。ガングリオンは、関節部分の袋に水がたまってできたものです。

ガングリオンそのものは痛みはなく、悪性のものではないので放置しても害はありません。

しかし、目立つ部分にできた場合は気になります。またガングリオンが大きくなると周囲の神経を刺激して痛みが出ることもあります。

 

ガングリオンは刺激せずにそっとしておくと小さくなり消失します。露出が気にならない場合や隠せる部分であれば様子をみましょう。

露出が気になる場合や痛みがある場合は治療することも可能です。

 

ガングリオンに直接針をさして中の滑液を抜き取る方法や、圧をかけて潰す方法、切開して摘出する方法などがあります。医療機関で相談して進めましょう。

参考:ガングリオンのつぶし方!手術するなら費用はどのくらい?

 

軟部腫瘍

骨や内臓を除く組織全体を軟部組織といい、軟部組織にできる痛みのないしこりを軟部腫瘍といいます。

軟部腫瘍は痛みがありませんが、良性・悪性があり、悪性の場合は他部位に転移する危険もありますので、抗がん剤などの化学療法や放射線治療・手術などが必要なってきます。

大きさが5cm以上のものでは悪性の場合が多いです。痛みがなくてもしこりに気づいたら早めに医療機関で相談しましょう。

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痛みがする場合の原因

多発性血管脂肪腫

皮膚の下にできる脂肪腫は良性で、通常は痛みもありません。しかし、痛みをともなう場合は多発性血管脂肪腫の可能性があります。

多発性血管脂肪腫は、硬いしこりができて、押すと痛みをともないます。押さなくてもジンジンと痛みを感じることもあります。

良性のしこりですので、触らないように過ごすことができるなら経過観察となることが多いです。触らなくても痛みがある場合など、日常生活に支障が出る場合は摘出手術を行います。

 

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

神経に沿ってできる脂肪腫を神経鞘腫といいます。神経に沿ってできているので神経に触れる度に鋭い痛みを感じます。

こちらも良性ですので痛みがひどくて日常生活に支障が出る場合のみ切開手術を行います。神経を傷つけないように脂肪腫を取り除く必要があり、難易度の高い手術となります。

 

まとめ

腕にしこりができる原因についてまとめましたがいかがでしたか。しこりは気になりますが、それが良性なのか悪性なのかということに痛みは関係ありません。

良性のしこりであっても、早めの治療の方が負担が少なくてすむこともあります。

腕のしこりに気付いたら早めに医療機関で相談するようにしましょう。

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