口内にヘルペスができる原因!口内ヘルペスと口唇ヘルペスの違いとは?

口

ヘルペスを発症すると水ぶくれのような赤い腫れができて、とても痛いですよね。

ヘルペスは口の周りにできることが多いですが、たまに口の中にできてしまう人もいます。

そこで、ここでは口の中にできるヘルペスや間違いやすい口内ヘルペスに似ている病気についてお伝えしていきます。

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口内ヘルペスと口唇ヘルペスの違いとは?

口

口の中に赤いぶつぶつができるとヘルペスではないかと感じてしまいますよね。ヘルペスといえば、唇や口の周りに発疹が出る口唇ヘルペスが一番有名です。

この口唇ヘルペスが口の周りだけでなく口の中にまで広がってしまうことはあるのでしょうか。

結論からいうと、口の中にもヘルペスができる可能性があります。

 

ヘルペスとはヘルペスウイルスの感染により発症します。口唇ヘルペスは顔に存在する三叉神経(さんさしんけい)という神経にヘルペスウイルスが感染し、ストレスや風邪など私たちの免疫力が低下してきたタイミングで赤いぶつぶつが出てくるのです。

この症状は、唇や口の周りにできやすいので口唇ヘルペスと呼ばれているわけです。

 

このヘルペスが唇や口の外側だけでなく口の内側にもできることがあります。しかし、あくまでも外側にできるヘルペスが主で、口内にできるヘルペスは比較的少ないです。

つまり、口内ヘルペスと口唇ヘルペスは原因となるウイルスやメカニズムは同じです。その症状の広がりによって口内にもヘルペスが出てきてしまうことがあるというわけです。

 

なので、唇や口の周りに赤い腫れや斑点のようなものはないのに、口の中だけにぶつぶつができる場合は口唇ヘルペス以外の原因を考えるといいでしょう。

口の中だけにぶつぶつができるとしたら、口内炎である可能性が最も高いです。ただ、口内炎にもさまざまな種類があり、実はヘルペスウイルスが原因となる口内炎も存在するのです。

このような口内炎はヘルペス性口内炎といいます。そこで、ここからはヘルペス性口内炎について詳しくお伝えしていきますね。

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ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎とは、単純ヘルペスウイルスが口内で感染することにより発症するウイルス性口内炎の一種となります。

 

原因

ヘルペス性口内炎が発症するのは口の中にヘルペスウイルスが感染することにより起こります。

なので、外部から元々ヘルペスウイルスを持っている人がうつしてしまうことが原因となることが多いです。

 

例えば、ヘルペスウイルスがついているコップを使ってしまったり、タオルを使いまわしたりすることで口の中に感染してしまうことがあります。

特に生後6ヶ月以降の赤ちゃんは何でも口の中に入れてしまい、かつ免疫力も大人に比べて低いのでヘルペス性口内炎になることが多いです。

 

症状

ヘルペス性口内炎はヘルペスが感染してからすぐに症状が出てくるのではなく、数日から数週間の潜伏期間を経てから発症します。

初期症状としては、ピリピリとした違和感がすることが多いです。その後、口内に痛みが出てきたり、腫れや炎症、水ぶくれが激しくなります。

特に赤ちゃんの場合は高熱が出るケースもあるので注意しなければなりません。

 

口の中にできるヘルペスと似ている病気

ニキビ

口の中にぶつぶつや腫れができて痛みがするのはヘルペスだけに限りません。口の中は傷がつきやすく、さまざまなことが原因で炎症を起こしてしまう可能性があるのです。

そこで、「口内にぶつぶつした腫れができて痛い」と感じたらヘルペス以外にも以下の病気の可能性を探ってみてください。

 

口内炎

口の中にぶつぶつした腫れができたら多くの人は口内炎ではないかと感じますよね。口内炎はそれほど発症頻度が高く、身近な病気となっています。

口内炎にはさまざまな種類があり、上述したヘルペス性口内炎もそのうちの一種となります。一般的に最も多く見られるのがアフタ性口内炎です。

アフタ性口内炎は比較的若い人が発症することが多く、白い小さな水ぶくれのような潰瘍が口の中にできることが特徴です。

 

口内炎になってしまう原因は以下のように多岐にわたります。

  • 免疫力の低下
  • ストレス
  • 食生活の乱れ
  • 口の中を傷つけてしまう
  • 喫煙
  • 口の中のやけど
  • 胃腸の不調

 

特に食生活が乱れていたり、栄養不足になっていたりすると口内炎になりやすくなってしまいます。

レバーや海苔などに多く含まれるビタミンB2をしっかりと摂取することを心がけましょう。

参考:舌の下に口内炎ができる4つの原因!

参考:舌の側面が痛い!その口内炎を早く治す3つの方法!

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手足口病

手足口病は夏に流行する夏風邪の一種で手や足、口に発疹が出ることが特徴的です。

手足口病の最初の症状は口の中から表れます。初期症状として口内に白いポツポツが生じてくるのです。

これだけだと口内炎かと判断してしまうかもしれませんがその後、手のひら、足の裏、手足の指の間などに同様の発疹が生じてきます。

 

また、手足口病では発熱も伴いイメージがあると思いますが、実際には38℃以下の微熱で終わることが多く、主な症状は手足口の発疹となります。

手足口病は子供によく発症し、夏場に幼稚園や保育園で流行してしまうことが多いです。また、子供から大人にも感染するケースがあるので注意しなければなりません。

参考:手足口病の初期症状は?大人にも感染する?!

 

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナも手足口病と同様に、6〜8月頃に流行する夏風邪のひとつで口の中に水疱ができてしまう症状があります。

ヘルパンギーナが手足口病と異なる症状として、急な高熱があげられます。39〜40℃の高熱が出てしまうことが多いのです。

 

また、ヘルパンギーナも子供に発症することが多いですが、子供を経由して大人に感染してしまうというケースも近年増えてきています。

口の中にぶつぶつができて、高熱も表れる場合はヘルパンギーナを疑うようにしましょう。

参考:ヘルパンギーナに感染した大人の症状や潜伏期間は?

 

口内にヘルペスのようなものができたときは症状をよくチェックしよう!

口の中に水ぶくれやぶつぶつができたときは、しっかりと他の症状を確認することが大切です。

  • 口内だけでなく口の周りや唇にも発疹が出ている場合はヘルペス。
  • 口内だけに水疱やぶつぶつができている場合は口内炎。
  • 口内だけでなく手足にも発疹が出てきた場合は手足口病。
  • 口内の発疹だけでなく急な高熱が出てきた場合はヘルパンギーナ。

 

もちろん症状はひとくくりに考えることはできませんが、大まかに区別すると上記のように大別することができます。

なので、口の中にぶつぶつができて痛いと感じたらその他の症状もしっかりとチェックしてみることが大切です。

参考:唇に水ぶくれができたときは口唇ヘルペスに注意!痛くない原因もチェックしよう!

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