目の下の痙攣が止まらない!注意したい3つの原因とは?

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目の下がピクピクと痙攣して驚いたことはありませんか?

自分の意思では止められず困ってしまいますね。人と話すのも恥ずかしいし、何かの病気かもしれないという不安もあります。

今回は目の下の痙攣が止まらない原因についてまとめました。頻繁になる方や気になる方はぜひ最後までご覧ください。

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眼瞼(がんけん)ミオキミア

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一時的に目の下が痙攣し、すぐに治る場合、疲労やストレスが原因の眼瞼ミオキミアという病気が考えられます。

病気と言っても、目の上または下がピクピクと痙攣する以外に症状はありません。

 

目の周りにある眼輪筋(がんりんきん)が疲労して異常代謝を起こし、単純性の筋痙攣を起こしている状態です。

目を休め、ストレスを解消できるような軽い運動をすると解消されやすくなります。

すぐになくなることもあれば2~3日続くこともあります。他に気になる症状がなければ特に眼科などを受診しなくても大丈夫です。

 

最近では、パソコンやスマホなどを長時間見ることで眼精疲労を起こすことが問題となっていますが、それが眼瞼筋の血流を悪くして眼瞼ミオキミアを引き起こす場合もあります。

目だけでなく、全身の疲労やストレス・寝不足が原因で目の下の眼瞼ミオキミアを起こす場合もあります。休憩をとり目を休め、疲労やストレスを少しでも軽減できるようにしましょう。

 

心配のない病気ではありますが、すぐにおさまらずに目がピクピクし続ける場合は困りますね。人と話したりするのも避けたくなってしまいます。

眼瞼ミオキミアは眼輪筋の疲労によるものなので、目を温めると早くおさまる傾向にあります。ホットアイマスクや入浴などで温めてあげましょう。

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眼瞼痙攣(がんけんけいれん)

2~3日でおさまる単純な筋痙攣なら気にしなくても良いのですが、痙攣が長く続く病気もあります。眼瞼痙攣は眼輪筋が急に収縮してしまい目を開けていられなくなります。

まばたきが多くなるという症状から始まり、まぶしくて目を開けていられなくなります。

ドライアイを併発することもあり、眼科を受診してもドライアイと診断されることもあります。まぶしさを強く感じる場合は判断材料となりますので、きちんと医師に伝えるようにしましょう。

 

眼瞼痙攣は治療しないと治らない病気です。放置すると最悪の場合失明するということもあります。早めに眼科を受診しましょう。治療はボツリヌス療法・薬物内服療養・手術などがあります。

ボツリヌス療法は、目の周りの筋肉にボツリヌストキシンという筋肉の緊張をやわらげる薬剤を注射する方法です。非常に効果が高いものの、数ヶ月しか効果が持続しないため、くりかえし注射をする必要があります。

 

薬物内服療法は向精神薬や抗てんかん薬を服用する方法です。直接眼輪筋に働くものではないので大きな効果は得られません。

ボツリヌス療法・薬物内服療法で改善できない場合は、眼輪筋の切除手術を行うこともあります。

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片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)

最初どちらか片方の目の下だけが痙攣し、徐々に同じ側の頬や口周りも痙攣してきたら、片側顔面痙攣の可能性が高いです。

これは、顔面神経に続く過程で神経が圧迫されて起こります。

眼瞼痙攣と同様、ボツリヌス療法・薬物内服療養・手術などの治療法があります。放置していると治らない病気ですので、早めに眼科や神経内科を受診しましょう。

 

片側顔面痙攣についてはこちらの記事でも詳しく紹介していますのでぜひご参考にしてください。

参考:まぶたの痙攣が片目だけ!?原因はストレスやビタミン不足?

 

まとめ

最近、パソコンやスマホなどが普及し、目の使いすぎによるトラブルは増えています。

目の疲れに慣れてしまい、目の下の痙攣があっても、ちょっと疲れただけだと放置しがちです。

目の下が意思に反して痙攣するという症状が一時的に起こる場合は、目を酷使したり疲労やストレス・睡眠不足などが原因となる眼瞼ミオキミアである可能性が高く、特に治療などをしなくても目を休めたりストレスを解消させることでなくなります。

 

しかし、目の下の痙攣が長く続く場合や他の部分にも現れる場合は、眼瞼痙攣片側顔面痙攣などの病気が考えられます。

これらは自然に治る病気ではありませんので、いつもと違うと感じたら早めに眼科や神経内科で相談しましょう。

パソコンやスマホが必需となっている方も多く、目の疲れに慣れてきた昨今ですが、様々な健康トラブルを避けるため、目の使いすぎには十分注意しましょう。

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