口唇ヘルペスがうつる確率と期間は?感染について徹底解説!

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口唇ヘルペスは他の人にうつしてしまう感染症です。

自分が感染しないように対策するのはもちろん、自分が発症したら他の人にうつさないように注意しなくてはいけません。

そこで、今回は口唇ヘルペスの感染、特にうつる確率や期間についてお伝えしていきたいと思います!

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口唇ヘルペスの感染経路

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口唇ヘルペスはヘルペスウイルスの感染による感染症です。ヘルペスウイルスの種類は大きく分けると以下の2種類があります。

  • 水ぼうそう、帯状疱疹を発症する水痘・帯状ウイルス
  • 口唇ヘルペスを発症する単純ウイルス

 

口唇ヘルペスは単純ウイルスの中のⅠ型です。そのウイルスに感染することで発症します。

単純ウイルスは感染力が強く、一度感染すると症状が治まっても、ウイルスが死滅するわけではありません。

 

三叉神経節と言われる神経の奥に潜んでいて、現在の医学ではウイルスを完全に除去することはできません。

また、体力が落ちて免疫力が弱まった時に再発することがよくあります。通常の口唇ヘルパスの症状はほとんどが再発によるものです。

そのようなときに、ウイルスに接触することで感染します。

 

患部への直接的な接触、それ以外でも間接的にタオルやグラスなどの日常の生活用品を介して感染します。

また、唾液の飛沫により感染することもあります。

症状が出ている患部(口唇の水膨れ)には大量のウイルスが繁殖しているのです。

 

主な感染経路としては

  • 患部に触れた手を媒介してウイルスを他人にうつすこと
  • 一人が口唇ヘルペスを発症した恋人同士のキス
  • ウイルスに感染した祖父母や親類、父母の幼児へのほおずりやキス

で感染させてしまうことなどです。

感染者が使用したタオル、グラス、食器にウイルスが付着している場合、その付着したウイルスに接触することでも感染します。

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口唇ヘルペスの感染を防ぐ方法

口唇ヘルペスの感染経路に空気感染はありません。直接、間接にウイルスに触れなければ感染しません。

口唇ヘルペス発症した時の口唇の水膨れには大量のウイルスが繁殖していて感染力が強くなっています。

症状が出ている人とはキス、ほおずりはウイルスをもらいにいくようなものです。口唇ヘルペスの感染を防ぐには感染源に触れないようにするべきです。

 

ペットボトル、グラスの回し飲み、スポーツの後のタオルなどの共有も間接的なウイルスへの接触になりますのでやめましょう。

ほとんどの口唇ヘルペスの感染は家族、恋人間でおこります。

口唇ヘルペスの症状が出ている時はウイルスを家族、恋人に感染させないように症状が出ている患部、患部に触った手を他の人に接触させないようにしましょう。

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水膨れの中には大量のウイルスが存在しているので破いて飛び散らせないように注意し、破けた場合は消毒用アルコールガーゼに含ませ水ぶくれおよび周辺を消毒します。

患部にはなるべく触らないようにし、触ったら念入りに水洗いします。

 

感染を避けるため患部を触ったままの手で他の家族の皮膚に直接触らないことが重要です。

タオル、グラス、食器の共有は避け、感染者が使用したタオル類は家族とは別々に洗濯し、日光で十分に乾燥させます。

食器類も洗剤で丁寧に洗い乾燥させるなど清潔な生活を心がけることが必要です。

 

症状が長引く場合は早めに医師(皮膚科)に診察してもらい、治療薬(抗ウイルス薬)を使用し、早く治癒させることが他の人への感染を防ぎましょう。

口唇ヘルペスの治療薬としては、アズノール軟膏という塗り薬がよく使用されています。
アズノール軟膏は市販されてる?幅広い効能を大特集!

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口唇ヘルペスの感染のうつる確率と期間

口唇ヘルペスの原因である単純ウイルスの感染力は強いといわれていますが,その感染確率についてはある製薬会社がインターネットアンケートを行ったところ約10%という数字が出たそうです。

意外に感染確率が低い印象ですが、日本人の9割が単純ヘルペスウイルスの抗体を持っているそうです。

10代の抗体保有率は6人1人程度(約17%)30歳前後では約50%に抗体があると言われています。

抗体があるということは単純ヘルペスⅠ型に感染したということです。

 

最初の感染ではほとんどの人に症状が出ず本人も気づかない場合が多いようです。

抗体がある場合は症状が出ないか、軽い場合が多いのでうつる確率についてはインターネットアンケートの数字だけでは判断できないようです。

 

口唇ヘルパスの症状が出ている時はウイルスの量も多く感染力も強くなっています。

口唇ヘルペスの症状、口唇の水膨れは1~2週間で消え、症状も治まります。その時にはウイルスは神経の奥に隠れてしまいます。

この潜伏期間では感染はおきません。

 

ごくたまに唾液に混じったウイルスから感染することがあるようです。

うつる確率はともかくとして、ウイルスの繁殖が活発な1,2週間は感染させられないように、また、他の人に感染させないように注意するべきです!

 

また口唇ヘルペスに間違えやすい口角炎という病気についてはこちらで詳しくお伝えしています。
口角炎がなかなか治らない原因!ストレスのせいかも?!

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