鼻の奥が痛い!と感じたときに試してほしい効果的な治し方

口と鼻でペンを持つ人

鼻の奥がツーンと痛く感じることはありませんか。1~2回だけですぐに治るのなら良いですが、長引く場合や何度も頻繁に起こると心配になります。

鼻の奥の痛みの原因は何でしょうか。治す方法はあるのでしょうか。怖い病気の可能性もありますので、たかが鼻の痛み…と放置してはいけません。

今回は鼻の奥が痛くなる原因や治し方についてお伝えします。最後までぜひご覧ください。

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鼻の奥が痛くなる原因

口と鼻でペンを持つ人

鼻の奥が痛くなる原因は1つではありません。

他の症状も併発している・いつも同じタイミングで痛くなるなど、少し注意してみると自身でもある程度は原因がわかりますので見ていきましょう。

 

気温差

冬場の室内などの暖かい場所から急に寒いところへ出た時に鼻の奥の痛みを感じるという場合、気温差が原因と考えられます。

冷たさと痛みは同じ感覚なので、急激な冷たさは痛みと感じるのです。一時的な痛みであり、特に悪い影響はありません。

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乾燥性鼻炎(ドライノーズ)

風邪や花粉症の兆候もないのに鼻だけがムズムズして気になる乾燥性鼻炎は、外気の乾燥によって鼻の粘膜が乾燥して炎症を起こすことで生じます。

鼻の粘膜が乾燥すると鼻がムズムズして何度も鼻をかんでしまい、粘膜を傷つけてしまいます。

 

粘膜が傷つくと鼻の奥が痛くなることがあります。乾燥性鼻炎になると、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ粘膜が炎症を起こすため、感染症にかかりやすくなるので注意しましょう。

乾燥性鼻炎の対処法についてはこちらの記事で詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

参考: 鼻の粘膜が乾燥するときに役立つ対策法6つ!

 

上咽頭炎

喉は、上咽頭・中咽頭・下咽頭の3つに分けられます。そのうち、鼻に近いのが上咽頭です。乾燥性鼻炎などで鼻の粘膜が炎症を起こすと、外からウイルスや細菌が侵入しやすくなります。

侵入してきたウイルスや細菌が感染しやすいのが最も近い上咽頭になります。

上咽頭で炎症を起こすと、鼻の奥の痛みの他にも、鼻水が喉に流れていく後鼻漏や発熱・倦怠感などの症状も現れます。

 

鼻の奥の痛みの他にもこのような症状がある場合は上咽頭炎の可能性が高いですが、口を開けて覗いても腫れなどは見えにくいので、発見が遅れやすいです。

発熱がある場合は急性上咽頭炎と考えられ1~2週間で治りますが、長引いてしまうと慢性上咽頭炎となり発熱はほとんどなく、なかなか治りません。

 

副鼻腔炎(ふくびくうえん)

薬局の人

鼻の奥には副鼻腔と呼ばれる空洞が広がっています。この副鼻腔で炎症を起こすことを副鼻腔炎といいます。

急性副鼻腔炎はウイルスや細菌の感染によって起こすことが多く、鼻の奥の痛みの他に、濃い鼻水・頭痛・微熱を伴うこともあります。

 

急性副鼻腔炎は1~2週間ほどで治りますが、3ヶ月以上続く場合は慢性副鼻腔炎と呼ばれます。

命にかかわる病気ではありませんが、辛い症状が続くと勉強や仕事にも集中できずに困ります。

 

悪性腫瘍(あくせいしゅよう)

鼻の奥にある上咽頭や副鼻腔が炎症を起こしているだけであれば良いのですが、そこに悪性腫瘍ができている可能性もあります。

悪性腫瘍の場合、鼻の奥の痛みの他に、顔が腫れたり感覚が鈍くなったり鼻血が出たりといった症状も現れます。このような明らかな異変を感じたらすぐに耳鼻科を受診しましょう。

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オススメする治し方

鼻の奥の痛みにはいろいろな原因があります。その原因に合わせた対処をすることが大切ですので見ていきましょう。

 

保護する

気温差が原因となっている場合、一時的なものなので病気などの心配はありませんが、寒いところへ行く時はハンカチなどで鼻を保護するようにしましょう。徐々に外気に慣らすことで痛くなりにくいのです。

うっかり鼻を保護せず寒いところに行って痛くなった時は、鼻を手で覆い温めて下さい。早く痛みがなくなります。

 

保湿する

乾燥性鼻炎や上咽頭炎が原因の場合は、粘膜の炎症を治すことが重要となりますので、保湿が最も効果的です。

加湿器の使用は大変効果的ですが、職場などで使用できない場合は、濡れマスクを使用し、水分補給をこめに行いましょう。

 

入浴時には湯舟に入って蒸気を鼻に当てて保湿すると効果的です。ワセリンなどを鼻に塗っておくと入浴後も水分が放出されにくくなるのでより効果的です。

生理食塩水の点鼻は、乾燥した鼻の粘膜に鼻水で潤いを与える効果がありますので、こちらもぜひお試し下さい。市販のドライノーズ用スプレーを購入するか、自宅で生理食塩水を作ると良いでしょう。

生理食塩水は水1Lに対し9gの食塩をよく溶かすだけです。簡単ですが、衛生面に十分注意して使用しましょう。

 

保湿をすることは、鼻風邪が原因で鼻に痛みを感じる場合も効果的です。こちらでさらに詳しくお伝えしていますので併せてご覧ください!

参考:鼻風邪が治らないときの4つの治し方!食べ物を改善しよう!

 

鼻うがいをする

鼻は外気の通り道であり、ウイルスや細菌が侵入しやすい部分ですので炎症を起こしやすいです。鼻うがいをすることで除菌効果が期待できます。

鼻の症状で悩みがある方はぜひ鼻うがいに挑戦してもらいたいと思います。慣れると簡単で、すっきり快適な鼻通りになります。定期的に行うことで鼻のトラブルが少なくなるでしょう。

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耳鼻科を受診する

頭痛・発熱・倦怠感・後鼻漏・濃い鼻水・顔の腫れなどの症状はありませんか。

気温差や乾燥などに心当たりがなく、鼻の奥の痛みの他にも気になる症状がある場合は早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。

このような症状がある場合は、早く治療することが重要となる病気の可能性が高いです。後回しにしないようにしましょう。

 

鼻のケアをする

鼻の奥の痛みを感じたことのある方は、鼻の粘膜が炎症を起こしやすい状態にあるかもしれません。普段から鼻のケアを心がけることが大切です。

痛みという症状がなくても、鼻うがいをしたり、鼻水はこまめに排出させ、強く鼻をかまないように注意しましょう。

保湿を心がけ、十分な水分補給やバランスのとれた食生活を意識することも大切です。

 

まとめ

鼻の奥が痛いという場合、大した病気じゃないと放置する方もいるかもしれませんが、他にも症状がある場合は上咽頭炎や副鼻腔炎・悪性腫瘍などの早めの治療が必要な病気の可能性もあります。

他の症状も確認し、鼻の奥の痛みの原因がある程度わかれば、痛くなった時の対処ができます。

また繰り返し痛くならないための予防もできますね。まずは自身の痛みの原因を知ることから始めてみましょう。

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