くしゃみが止まらない!3つの原因と4つの止め方を紹介

花びらの上に寝転ぶ女の人

突然くしゃみが止まらなくなって困った経験はありませんか。それが外出先だととても恥ずかしいですよね。

しかし、くしゃみは反射作用なので自分の意思だけで止められるものではありません。

今回はくしゃみが止まらない原因と、困った時の止め方についてまとめました。いざという時に役立つのでぜひ最後までご覧ください。

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くしゃみが止まらない原因

異物による刺激

花びらの上に寝転ぶ女の人

くしゃみはどうして出るのでしょうか。ヒトの体は皮膚に覆われ外部からの異物が簡単に侵入できません。しかし、唯一、鼻や口は外気から異物が入りやすい部分です。

鼻や口から、ゴミ・ホコリ・ウイルスなどの異物が侵入すると、鼻の奥の粘膜から知覚神経が刺激されます。

知覚神経が刺激されると脳のくしゃみ中枢に伝達され、のど・胸・呼吸器の筋肉にくしゃみを出すよう指令を出します。

 

つまりくしゃみは、侵入してきた異物をすばやく排出するための反射作用なのです。

そのため、自分の意思で止めることはできないのです。風邪や花粉症の時にくしゃみがよく出るのはこのためです。

 

くしゃみは、肺の中の空気を一気にものすごい勢いで吐き出します。その初速は時速320kmとも言われ、新幹線なみのスピードなのです。

古い映画ですが、『インナースペース』という映画をご存知ですか?世紀の大実験でウサギの体内にミクロ探査機で侵入する予定が、ヒトの体内に侵入してしまいます。

 

これ以上体内にいると酸素不足という絶体絶命の危機で、鼻にスプレーをかけてくしゃみをしてもらい一気に体外に脱出して無事生還するというものでした。

くしゃみは新幹線なみのスピードで空気を出すため、大きなエネルギーを消費します。繰り返し止まらないくしゃみは非常に体力を消耗するのです。

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寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)

急に冷え込んだ冬の朝、まだ部屋も温まっていないキッチンで水仕事をすると、急にくしゃみが10連発ということがあります。

あるいは暖かい室内から寒い外へ出た瞬間にくしゃみが止まらなくなるというのも寒暖差アレルギーによるものと思われます。

 

これらは異物の侵入が原因ではなく、寒暖差がきっかけとなっています。そのしくみは解明されていませんが、自律神経が関わっていると考えられています。

布団の中や室内で温まった体が急激な寒さとの寒暖差によって、血流を調整する自律神経のバランスを崩し、鼻粘膜を刺激してしまうのです。

体が温度に慣れてくることで自律神経のバランスは元に戻り、くしゃみが止まるのではないかと考えられています。

 

鼻風邪

くしゃみが出るほかに、鼻水が出てきたり、体がだるくなったり、熱が出てきたり…というときは、風邪をひいている可能性があります。

また、くしゃみ以外の症状がなくても、風邪の初期段階としてくしゃみが出ているということも考えられますので注意しなければなりません。

鼻風邪の治し方についてはぜひこちらの記事を参考にしてください。

参考:鼻風邪が治らないときの4つの治し方!食べ物を改善しよう!

 

くしゃみを止める方法

異物が侵入してきたことで起こるくしゃみは、異物を体外に排出するために起こる大事な反射作用なので、できれば止めない方が良いですね。

しかし、今は出ないで欲しいという会議や会話中などの場面や、何度も繰り返し出て辛い時は止めたいものですね。

ここではそんな非常事態のときにくしゃみを止める方法を4つ紹介していきます。

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鼻の下を押す

くしゃみが出そうな時、すかさず鼻の下を2本の指で強く押してみてください。1回は止められないこともありますが、その後繰り返すことはなくなります。

くしゃみが出るとスッキリするので初めは反射のままに出していたくしゃみも、繰り返すと辛くて自然に鼻の下を押さえている方もいますね。

やったことのない方はぜひ試してみてください。

 

小鼻の横を押す

人前で鼻の下を強く押すのは恥ずかしいという方もいるかもしれません。そんな方は小鼻の両横を両方の指で挟むように押してみてください。

ここには迎香(げいこう)という鼻のあらゆる症状に効果があるというツボがあります。こちらもぜひ試してみてください。

 

舌で上あごを強く押す

 

女の人の顔

手が使えないという場合、舌の先で上あごを強く押してみてください。

強く押すためには舌の先を尖らせるイメージでするのが大切です。舌で押すと同時に上あごでも舌を押し返す感じに力を入れます。

鼻の下を指で押すよりは効果が弱いですが、手が使えない場合はこれも試してみてください。はじめは止まらなくても諦めずにやると止まります。

 

温める

寒暖差アレルギーによってくしゃみが止まらない時は、寒暖差を緩和することが大切です。カイロを顔に当てて鼻を温めると止まることがあります。

とっさに鼻を温めるのが難しい場合は、上着を着たり毛布をかぶるなどして体全体を温め、鼻と口を両手で覆って温めましょう。

 

まとめ

くしゃみが止まらない原因は大きく2つに分けられます。異物の侵入を防ぐための場合と寒暖差アレルギーによる自律神経のバランスの乱れによるものです。

異物の侵入が原因の場合はできればくしゃみは止めない方が良いのですが、場面によってどうしても止めたい場合には指や舌で刺激を与える方法がありますので試してみてください。

 

寒暖差アレルギーの場合には早く温めて寒暖差をなくして自律神経のバランスを取り戻すことが大切です。

くしゃみが止まらない原因はどちらなのかわかれば早く対処できます。いざという時のためにぜひ覚えておいてください。

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