口の中が甘いと感じる意外な原因!ストレスや糖尿病などの病気をチェック!

口

何も食べていないのに、口の中が甘く感じる。飲食物を口に入れたときにいつもと違う変な味がする。このような味覚障害のような症状が起きることにはさまざな原因が考えられます。

特に口呼吸や鼻づまりなどで口内が乾燥しているケースが疑われます。

そこでここでは口の中が甘いと感じる原因や病気、対処法についてお伝えしていきます。

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口の中が甘いと感じる3つの病気

口の中が甘く感じる原因はさまざまですが、ここではその中でも病気などの症状が起因となる原因についてお伝えしていきます。

 

鼻づまり

口から息を吸う

意外かもしれませんが、鼻水がたくさん出ていたり、鼻づまりになっていることが原因で口の中が甘くなっていると感じている可能性が考えられます。

ネット上ではよく「亜鉛不足による味覚障害が原因で口の中が甘いと感じている」といった情報がよくありますが、一過性の症状である場合は亜鉛不足などは原因となりません。

たしかに長期的に亜鉛などのミネラル不足が続けば味覚に影響を与えますが、それよりも匂いの情報が遮断されることによる影響の方が可能性として大いに考えられます。

 

普段、私たちが「味」として認識している情報は舌にある味蕾細胞で味覚として察知するだけでなく、嗅覚の匂いの情報も大きく影響しているのです。

つまり、鼻づまりが起きることにより、嗅覚の情報が遮断されて味が分からなくなり口の中が甘いと感じてしまうのです。

参考:鼻づまりで眠れない夜を過ごすあなたへ。その原因と解消法を徹底解説!

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風邪

風邪をひいたときに味がわからなくなったり、ただの水が変な味がしたり、といった経験はないでしょうか。このように風邪が原因となって口の中が甘いと感じることもあります。

そもそも、風邪は急性上気道炎という口・鼻・喉の粘膜での炎症を起こす病気の総称のことです。

このように味を感じとる粘膜で炎症が起きてしまうので、甘く感じたり、苦く感じたりと味覚がおかしくなってしまうことが多いのです。

 

さらに、鼻風邪の場合は鼻づまりも影響してさらに味覚が変になり口内が甘く感じる感覚を助長してしまうのです。

参考:風邪で味覚障害が起こる原因と治し方を知っていますか?

 

糖尿病

病院

持病で糖尿病を持っている方は、この病気が原因となっていることが疑われます。糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病の2種類がありそれぞれ以下のような特徴があります。

  • 1型糖尿病:遺伝的な原因で発症。痩せていても発症することがある。
  • 2型糖尿病:肥満が原因で発症。内臓脂肪の増加により起こる。

 

糖尿病になるとさまざまな症状があらわれます。

  • 口の中が甘く感じる
  • 喉が渇く
  • 体重が現象する
  • 立ちくらみ・めまい
  • 頻尿

 

糖尿病にならないようにするには、日々の食生活に気をつけ、適度な運動を習慣づけることが大切です。

肉類や油物、お菓子を避け、緑黄色野菜などの食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取するといいでしょう。また、適度な運動をして脂肪を燃焼することも大切です。

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口の中が甘い原因

口呼吸

本来、人間は鼻で呼吸します。しかし、何らかの原因で口呼吸が習慣化してしまうと、口内の粘膜が乾燥してしまうのです。

粘膜が乾燥してしまうと味覚の機能が低下してしまい、口内が甘く感じてしまうことがあるのです。

 

口呼吸は、味覚がおかしくなるだけでなく虫歯や口臭などの原因にもなってしまいます。鼻づまりによってやむおえず口呼吸になっている場合は、まずは鼻づまりを解消していくことが大切です。

また、無意識に口呼吸が習慣化してしまっている場合は、意識的に鼻で呼吸できるように矯正していく必要があります。

 

口呼吸の改善方法についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考:口呼吸の治し方!超効果的な3つの改善方法とは?

 

唾液の分泌量が少ない(ドライマウス、口腔乾燥症)

女の人

唾液の分泌量が減ってしまうドライマウス(口腔乾燥症)になってしまうと、味覚の機能にも異常を起こしてしまい、口の中が甘いと感じることがあります。

口の中がよくネバネバすると感じる方はドライマウスを疑ってみましょう。

唾液の分泌量が少なくなってしまう原因は以下のようなことがあげられます。

  • 精神的ストレスによる自律神経の乱れ
  • 食事のときに噛む回数が少ない
  • 口呼吸

 

特に忙しい方は、食事の時間が十分に取れずにあまり噛まずに飲み込むように食べ物を食べてしまう方も多いです。

唾液は咀嚼(そしゃく)することで唾液腺が刺激されて多く分泌されるようにできています。

どうしてもゆっくりと食事することができない場合などは、ガムを噛むようにするといいでしょう。

参考:唾液が少ない原因を徹底解説!ドライマウスで口内がパサパサの方へ!

 

味覚障害

鼻

味覚障害が起きる原因は、長期的に食生活のバランスが乱れて亜鉛の摂取量が不足してしまうことです。

体内で亜鉛が十分に吸収できないと、舌の表面にある味を感じとる味蕾細胞(みらいさいぼう)が正常に機能することができずに、味覚障害が起きてしまうのです。

その結果、口の中が甘いと感じてしまうことがあります。

 

亜鉛は以下のような食材に多く含まれています。

  • 牡蠣(カキ)
  • 牛肉
  • レバー
  • たらこ
  • チーズ

 

亜鉛が不足すると味覚障害を起こすだけでなく、貧血の症状も引き起こしてしまいます。 日中に眠気をよく感じるような場合には貧血にも注意してください。

参考:寝ても寝ても眠い原因は貧血かも?眠気の対処法をチェック!

 

ストレスによる舌の表面の異常

舌の表面は味を感じ取るためにとても重要な部分です。舌の表面には、食べ物のカスや細菌などの残骸が溜まった白い苔(こけ)のようなものがついています。

これは舌苔(ぜったい)と言われており、口臭の原因ともなる物質です。この舌苔がストレスや風邪などが影響して、分厚くなったり、色が変化することで味覚の変化も起きてしまうのです。

このようにして舌の表面に変化が起きると、味の感じ方も変わり口内が甘く感じるようなことも起きてしまうのです。

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口内が甘いと感じるときの対処法

ドライマウスを改善する

口呼吸の癖や唾液の分泌量が少ない場合はドライマウスを改善することが大切です。

参考:唾液の分泌量を増やす超具体的な7つの方法!口の中のネバネバに悩んでいる人必見!

 

鼻づまりを解消する

鼻水や鼻づまりが起きている場合は、味覚ではなく嗅覚異常により口内が甘く感じていることが考えられるので鼻づまりや鼻風邪の対処をしていく必要があります。

 

バランスの良い食生活を心がける

偏った食生活により亜鉛などのミネラル分が不足していたり、脂肪分などの過剰摂取で糖尿病を発症している場合などは食生活の栄養バランスを改善するといいでしょう。

特に、亜鉛、食物繊維を積極的に摂取するようにしましょう。

 

病院へ行く

症状が長期間続いたり、症状が重い場合は病院で診察を受けるようにしましょう。何科を受診すべきか迷ってしまう場合は、口腔外科が最適です。

ただ、近所に口腔外科の病院がない場合は内科でも問題ありません。歯科は基本的に歯や歯茎に異常がある場合に受診するといいですね。

 

口の中が甘い、苦いと感じたら

さまざまなことが原因となって味覚や嗅覚に影響をおよぼし、口の中での味に変化が起きることがわかりましたね。

口の中が甘いと感じたり、苦いと感じることは基本的には一時的な症状になります。ただ、1週間以上長期的に続くようであれば病院で相談するようにしましょう。

参考:口の中が苦いのは病気かも?6つの原因をチェックしよう!

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