喉にしこりができる意外な5つの原因とは?

口を開けている女の子

喉に違和感を感じたり、しこりを発見したことはありませんか?

すぐに治れば良いのですが、ずっと気になっている場合は何か怖い病気ではないかと不安になりますね。

今回は喉にしこりができる原因についてお伝えしていきます。気になっている方も気になったことがある方も、ぜひ最後までご覧ください。

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リンパ腺の腫れ

口を開けている女の子

喉のあたりに存在するものというと、扁桃腺や甲状腺などがあります。

喉にしこりができている場合、これらの病気の可能性はありますが、ほとんどはリンパ線の腫れによるものです。

 

首にはたくさんのリンパ節があり、ちょっとした炎症でも腫れてしまいます。

風邪をひいて喉のリンパ線が細菌やウイルスに感染してしまったり、歯周病の影響で炎症を起こすこともあります。

 

炎症を起こしてリンパ線が腫れている場合は押すと痛みがあります。また触ってみてグリグリと動く場合はリンパ腺の腫れによるものが多いです。

しこりが硬くて動かない場合や、どんどん大きくなる場合、しばらく様子を見ても腫れが引かない場合は内科で相談してみましょう。

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扁桃腺の腫れ

喉の奥にある扁桃腺で炎症を起こすと、腫れて違和感を感じたりシコリができることがあります。

扁桃腺が腫れる原因としては、風邪・免疫低下・乾燥・喫煙などが考えられます。

 

扁桃腺の腫れは痛みをともない辛いものです。早めに医療機関を受診しましょう。自宅での対策としては、乾燥しないようにマスクを着用し、こまめにうがいをするのが効果的です。

扁桃腺の腫れの治し方についてはぜひこちらをご覧ください。

参考:扁桃腺の腫れが治らない!効果的な治し方5選!

 

甲状腺の腫れ

父にかかえられる男の子

喉にある重要な器官といえば甲状腺があります。甲状腺はのどぼとけの下に位置します。甲状腺は、甲状腺ホルモンを分泌し、新陳代謝を盛んにしてエネルギーを作る働きがあります。

甲状腺ホルモンには、脳を活性化させたり心臓や胃腸の活性化・体温調節などの働きもあります。

 

甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても良くありません。甲状腺ホルモンの分泌異常があると様々な症状が現れます。

甲状腺の良性腫瘍は40代の女性に多く見られます。喉元の腫れやしこり以外に症状が現れないことが多いです。

検査をして良性とわかれば甲状腺ホルモン剤を服用することで腫瘍が小さくなります。

 

まれにできた腫瘤がホルモンを作る場合があり、これを機能性腺腫と言います。必要以上にホルモンが作られるので甲状腺機能亢進症になります。

薬で抑制する場合と手術する場合がありますので症状に合わせた治療を相談しましょう。

 

喉のしこりが甲状腺の悪性腫瘍であった場合、その9割は乳頭がんと言われるものです。

乳頭がんは非常に進行が遅く、大きなしこりになってから気付いても十分治療できる病気です。怖がらず、早めに治療を開始しましょう。

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悪性リンパ腫

リンパ線の腫れと同様、しこりを触るとぐりぐりと動く場合でも、悪性リンパ腫である可能性があります。

悪性リンパ腫は血液のがんと言われています。しこりの他に、全身の倦怠感や微熱・貧血などの症状が合わせて見られる場合があります。

 

悪性リンパ腫は、手術や放射線治療で除去できないため、大量化学療法造血幹細胞移植などの治療が必要です。

大量化学療法とは、抗がん剤を通常のがんよりも多く投与する治療法です。造血幹細胞移植は、正常な血液を作る造血幹細胞をドナーから移植する方法です。

いずれも早めの治療が大切です。気になるしこりや他の症状がある場合は早めに医療機関で相談しましょう。

 

肺がんの初期症状

肺がんは初期には発見されにくがんです。咳や痰・食欲不振など、風邪の症状と非常に似ています。喉の違和感やしこりができる場合もありますが見過ごされがちです。

しこりの他に、咳が長く続いている場合や胸の痛みを感じる場合は早く医療機関を受診しましょう。

 

まとめ

喉にしこりができる原因の多くはリンパ線の腫れであり、この場合、数日で自然になくなります。

しかし、喉には扁桃腺・甲状腺などの器官もあり、まれに悪性リンパ腫や肺がんによるしこりである可能性もあります。

 

しこりに気づいたら、他に何か症状がないか確認しましょう。しこりの大きさや触り具合などをくわしく記録するなどして医療機関で相談しやすいように自身で把握しましょう。

特に他の症状がない場合は、数日の間、自然になくなるのを待ってみるといいですね。

なかなかしこりが小さくならない場合や、他にも症状がある場合は、甲状腺や悪性リンパ腫など、治療が必要な病気かもしれません。早めに医療機関で相談するようにしましょう。

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