土踏まずが痛い原因!その病気に対処にする方法とは?

足の裏

土踏まずが痛い!

そんな時は「運動不足かな…」「歳かな…」と軽く流してしまいがちです。

痛みが続いていても、最近忙しいから仕方がない…と根拠のない理由で放置してしまう方もいます。

 

しかし、足の裏は大変重要な役割を果たしている部分です。

意外な病気がかくれていることもありますので、放っておかず少し自分の足を労わる気持ちを持ってみましょう。

今回は土踏まずに痛みを感じる原因となる病気についてお伝えしていきたいと思います。

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足の裏の3つのアーチとは?

足の裏

私たちの足の裏には、

  • 内側の縦アーチ
  • 外側の縦アーチ
  • 横アーチ

と3つのアーチが存在します。

 

  • 安定して立っていられるバランス機能
  • 衝撃を吸収する機能
  • 運動する機能

などの重要な機能は、これらのアーチのバランスにより備わったものなのです。

 

このバランスを保持することは、土の上を歩くことが減ってしまった現代人にとって非常に困難なものとなっています。

3つのアーチのバランスが崩れることで様々な症状を引き起こしているのです。

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土踏まずが痛くなる原因と病気

足底筋膜炎

土踏まずに痛みが出る病気といえば、まず疑われるのは足底筋膜炎です。足底筋膜炎の症状は以下のようなものがあります。

  • 動き始めに痛くて歩けない:朝起きた時の一歩目が痛い。
  • 歩いた時に痛い:ゆっくり足の裏の筋肉を動かす動作で痛みが出る
  • 立ちっぱなしでいると痛い:仕事などで長時間同じ姿勢で立っていると痛みが出る。
  • しびれがある:常にしびれなどの違和感を感じている。
  • 押すと痛い:体重をかけたり足の裏を指で押すと痛みが出る。

 

このように症状は様々です。痛みを抑えようと、いろいろな方法を試してみてもなかなか改善されない方が多いのは、間違った治療をしているからかもしれません。

足底筋膜炎は足底腱膜の硬化により3つのアーチが柔軟に機能しなくなるため起こります。

 

痛みを和らげる為の治療は一時しのぎに過ぎません。

サポーターを付けたり厚めの靴下を履くというのは足を保護しているつもりでも、血行を悪くして返って悪化させてしまう可能性があります。

また、アイシングをするというのも痛みを麻痺させているだけで、これも血行を悪くするため適切な治療とは言えません。詳しい治療法については後述していきます。

 

足底線維腫(そくていせんいしゅ)

足

足の裏に硬いしこりがある場合、足底繊維腫と診断されます。

足の裏のうち、特に土踏まずと呼ばれる真ん中の部分にしこりがあり、歩いた時に痛い・指で押すと痛いなど、足底筋膜炎と同じような症状が出ます。

 

足の裏を反らせるとしこりが浮き上がって見えます。エコーを撮るとはっきり見えます。

治療法は、痛み止め注射や足底板を装着して様子を見て、痛みがとれない場合は摘出手術を行います。

 

痛風

痛風とは、体の中に尿酸がたまってしまい、それが結晶化し関節で炎症が起きてしまう病気です。

痛風は悪化すると全身のいたるところで節々が痛くなるのですが、初期症状として足の痛みから始まるケースが多いのです。

 

特に土踏まずや足の親指の付け根がピリピリしたり、むずむずしたりするような違和感を感じたら痛風の前兆である可能性があります。

このような前兆症状のときに、「コルヒチン」という薬を服用することで発作の痛みを軽減することができます。

痛風の発作がよく出る方や経験がある方は念のため「コルヒチン」を手元に置いておくといいですね。

 

このように痛風は発作的な痛みであることが多く、だいたい1週間ほどで治まっていくことが多いです。

しかしその痛みはかなり激しいので注意しなければなりません。定期健診で尿酸値が高いということが分かった方は痛風に気をつけましょう。

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糖尿病

糖尿病の症状のひとつとして土踏まずに痛みが生じている場合もあります。糖尿病は自覚症状が乏しく、気づいたころにはかなり悪化してしまっている可能性が高い病気でもあります。

  • 手足に痛み・しびれがある
  • 喉が渇く
  • 体がだるくなる
  • 体重の増減が激しくなる
  • 足がむくむ

など症状は多岐にわたります。

 

血糖値の上昇により糖尿病は引き起こされますが、このような症状をしっかりと察知して早期治療を行うことがポイントです。

 

モートン病

足

モートン病は、自分の足にあっていない靴を履き続けることで、神経が圧迫されて痛みを感じる病気です。特に、女性でハイヒールなどをよくはいて、足の一部分に大きく負荷をかけていると発症しやすくなるのです。

足の指の付け根のあたりや土踏まずに痛みやしびれを生じてしまうのです。

 

またモートン病の場合は足の指に痛みを感じることも多いです。

参考:足の指が痛い!考えられる3つの病気とは?

 

胃腸障害

実は土踏まずと胃や腸といった消化器官は関係性が高い部位になります。なぜなら、土踏まずには胃・腸・十二指腸などの消化器官のツボが多いからです。

ツボは押すことによって健康を促す効果がありますが、他にも悪くなっている部位を教えていくれる役割もあるのです。

 

胃炎や腸炎などの病気の前兆である場合や暴飲暴食により消化器官に負荷がかかっている場合などが考えられます。

最近、お腹の調子がよくないなと感じている方はぜひ日ごろの食生活を見直してみましょう。

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土踏まずが痛いときの治療法

自分の足に合った靴を履く

私たちは日中、活動しているときの多くの時間を靴を履いて生活しています。その靴が自分の足に合っていないと長時間かけて足にかなりの負担が生じることになります。

これにより神経が圧迫されてモートン病になってしまうこともありますし、靴擦れなどになってしまうこともあります。

 

特にハイヒールなど足に負担がかかりやすい靴を履いている方は注意が必要ですね。

できるだけ自分の足に合った靴、履き心地がいい靴を履くようにすることが大切です。

 

ストレッチやマッサージをする

2人の足元

足の裏は人間の全体重を地面の接着面になります。想像するだけでも大きな負荷がかかっていることが分かりますよね。

 

特に長時間運動したり、歩きすぎた日はしっかりとマッサージやストレッチをして足の疲れをほぐしてあげることが大切です。

 

入浴後などの血流の巡りがいいときに、土踏まずのあたりを揉むようにマッサージしたり、足裏を伸ばすようにストレッチすることがとても効果的です。

また、運動をしていて、足の裏の外側のほうに痛みを感じる場合は以下のようなことが原因かもしれません。
参考:足の裏の外側に痛みが?!3つの原因を紹介!

 

足の裏を温める

の裏を温めることは特に足底筋膜炎の場合にとても効果的です。足の裏を温めることにより血流の流れがよくなりますので、回復につながりやすくなるのです。

特に冷え性の方は足先はかなり冷たくなってしまっている場合も多いです。靴下を履いたり、お風呂で温めてあげたりするなど足を冷やさないように心がけることが大切です。

 

足底筋膜炎の場合は整形外科を受診すると良いのですが、整形外科でも適切な治療をしてくれるとは限りません。

適切な治療をすれば治る病気ですので、「様子をみましょう。」と長々と通院をすることにならないよう、適切な治療を行ってくれる病院を探しましょう。

 

油断せずに適切な対処を!

足の裏が痛いぐらいで病院に行くのは面倒だと思う方も多いかもしれませんが、足の裏の痛みがひどくなると、仕事やスポーツだけでなく日常生活にも支障が出ます。

適切な治療をして早く痛みをなくし、快適な生活を取り戻しましょう。そしてこれを機に足のケアに少し時間を作るように心がけましょう!

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