プロバンサインの効果と副作用は?【多汗症の治療薬】
プロバンサインは全身の汗を止めることができる薬です。
汗っかきの人はもちろん、多くの人が汗に悩まされますよね。特に夏場は全身から汗がふきでるという人も少なくないはずです。
人の生理活動なのでしかたのないことですが、できるだけ汗は抑えるようにしたいですよね!
そこで、今回は即効性の多汗症の治療薬としてプロバンサインという薬についてお伝えしていきたいと思います。
プロバンサインの効果とは?
あまり聞きなれない薬の名前で少し不安を感じる方も多いと思いますが、病院でふつうに処方されている神経系の薬なので、安心してください。
もともとは胃薬として処方されていたのですが、最近になって胃液の分泌を抑えるのとともに、汗の分泌も抑えることができるということが分かったのです。
この薬の特徴として、即効性があげられます。
プロバンサインを服用した1時間後ぐらいには効果がでて、汗が止まるようになるようです。
持続時間は5時間くらいです。
また、効果は全身にあらわれます。
「ワキ汗がいつもぐっしょり。」 「手汗でいつも手がびちょびちょ」 「緊張すると顔から汗がふきだす。」 |
なんていう部分的なところにも効果があるのです。
プロバンサインの飲み方
プロバンサインは錠剤の薬で、基本的には病院に行って医師に処方してもらうことができます。
1日に3錠まで飲むことができます。1回ずつの間隔はできるだけ空けるほうがいいです。
飲むタイミングで一番効果的なのは食前です。朝、昼、夜の食事をとる前に飲むのが最適なのではないでしょうか。
また飲み方で一番注意しなければならないことが、初日から3錠飲まないようにすることです。
プロバンサインには以下で述べるように副作用があります。
人によってその副作用のでかたは異なりますが、たくさんの量を服用してしまうと副作用がでやすくなってしまいます。
そのため、徐々に服用する量を増やしていってください。
基本的には医師の指示にしたがっていただければ大丈夫ですが、1週間目は1日1錠まで、2週間目は1日2錠までというように段階的に増やしていってください。
プロバンサインの副作用
プロバンサインはドラッグストアなどで市販されている薬ではないので、現れやすい副作用があります。
しかし、用法容量に注意して服用すれば安全なので安心してください。
副作用の症状としては、
口の渇き、眠気、めまい、頭痛、便秘
などがあげられます。
眠気、めまい、頭痛、便秘の副作用はでにくく、その人の体質によってあらわれることがあるようです。
口の渇きは比較的多く現れます。
プロバンサインはもともと粘膜の分泌量を抑える薬なので、唾液の量も少なくなってしまうのです。
これについては、水を多めに飲むなど対処することが可能なので大きな問題とはならないと思います。
ただし、夏場の使用には注意してください。汗はもともと体温を調節する機能を持っています。
夏に体温が高くなって、汗が出ない状態になると体温が急激に上昇してしまいます。
その結果熱中症などになりやすくなってしまいます。
したがって、高温多湿の環境で運動するときなどに服用しないように注意してください。
まとめ
汗に悩まされている人にとって夢のような薬、プロバンサインについてお伝えしました。
飲み方をしっかり守ればとても有用なく薬だと思います。多汗症でお悩みの方は一度試してみてください!