前頭葉が痛い!ここで頭痛が起こる7つの原因
誰しも頭痛の経験はありますよね。風邪を引いたりして熱と共に頭が痛くなることがあります。
前頭葉とは頭の前側にあり認知や行動の選択を行っています。この、前頭葉の頭痛は何が原因で起きるのでしょうか?
ここでは、前頭葉あたりで頭痛が起きる7つの原因についてお伝えしていきたいと思います。
前頭葉の頭痛の原因
前頭葉のあたりで頭痛がするのはいったいなぜなのでしょうか?単なる疲労やストレスなどによる一時的な頭痛であることが多いかと思います。
しかし、頻繁に、あるいは定期的に頭が痛くなるような場合は、なにか脳の病気が影響しているのかもしれません。その病気の可能性としては、以下の7つが考えられます。
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
- くも膜下出血
- 脳出血
- 脳腫瘍
- 髄膜炎
- 眼精疲労
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
偏頭痛
1つ目の「偏頭痛」に関しては、それほど心配はいりません。というのは不規則な生活やストレスによるからです。
偏頭痛は頭の酸素が不足し、脳の血管が拡張します。それで、ズキズキと脈を打つのと同時に痛み、時に吐き気を伴うこともあります。
休息によって改善されるのがほとんどですが、体質的に習慣化してしまうとやっかいです。週に数回起こるようならば、病院で診察を受けるようにしましょう。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は頭痛の約7割を占めていて、とても起こりやすいです。原因は首や肩のコリにあることが多く、休息をとることによりこれらを改善することが大切です。
特に心配はいらない病気ですが、偏頭痛と同様、慢性化してしまうとかなりやっかいです。頻繁に発作のようにあらわれる場合は、病院へ相談しにいくといいでしょう。
くも膜下出血
「くも膜下出血」に関してはとても危険ですから必ず病院に行ってください。くも膜下出血は、脳動脈瘤の破裂などによって脳を覆うくも膜と軟膜の隙間に、血液があふれる病気です。
くも膜下出血の前兆に関してはこちらを参考にしてみてください。
→【くも膜下出血の3つの前兆】
脳出血
「脳出血」も危険な病気です。脳の血管が破れて出血し、その血液が固まって脳内に圧力を加えます。それで頭痛が生じます。
頭痛の他にも吐き気や手足の麻痺などの症状があらわれるのが特徴的です。
脳腫瘍
「脳腫瘍」も危険です。脳内に腫瘍ができ、その腫瘍が脳内の圧力を高めるので痛みが発生します。
脳腫瘍が起きる原因は未だはっきりとは明らかになっていませんが、日ごろの食生活やストレスなどが影響していると考えられています。
髄膜炎
「髄膜炎」も危険です。頭の中には髄膜があります。髄膜というのは脳及び脊髄を覆う膜です。その膜にウィルス性もしくは細菌性の炎症が生じて痛みが起こります。
さまざまな後遺症を残してしまう可能性があることもあるので、早めの治療が重要になります。
眼精疲労
毎日パソコンでの作業や勉強などで目を酷使していませんか?目が疲労すると、頭痛を起こしてしまいます。解消するためには、目の疲れを癒してあげることが効果的です。
眼精疲労による頭痛の対処法についてはこちらで詳しくお伝えしています。
→【眼精疲労による頭痛対策!おすすめ治療薬は?】
危険な前頭葉の頭痛
これまで、考えてきたように、偏頭痛や緊張型頭痛は発症したとしてもちゃんと休息をとるなどの対処をすれば治ります。
しかし、くも膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎は休息では不十分です。病院の「頭痛外来」もしくは「脳神経外科」に早急に受診してください。
- どのように痛むのでしょうか?
- その特徴は何でしょうか?
- 今までに感じたことのない痛みがありますか?
- 違和感のある痛みですか?
- 気を失うほどの痛みですか?
- しびれやけいれんを伴いますか?
- 意識がもうろうとしますか?
こうした点を確認してください。ポイントは、「どのように痛むか?」と「どのくらい痛むか?」です。
まとめ
今日は前頭葉の頭痛について考えました。脳は人間が生きていくうえで最も大切な部分のひとつです。
今回紹介した脳の病気の可能性が少なからずあるので、少しでも違和感を感じたら、専門家の受診を受けることは大切です。早めの受診で損をすることはないでしょう。
問題の無い頭痛かもしれませんし、重大な頭痛かもしれません。いずれにしても、早めに対処すれば大きい代償を払わずに済みます。