急性低音障害型感音難聴の治療方法!自然治癒も可能?!
急性低音障害型感音難聴は低音の音が聞こえにくくなっていく病気です。
その原因や症状についてはこちらで詳しくお伝えしました。
→【急性低音障害型感音難聴の原因と症状について】
まだ見ていない方は、上の記事からご覧ください。
この病気は突然発症するので、慌ててしまうと思いますが、適切な治療を行うようにするのが回復のためには重要です。
そこで、今回は、急性低音障害型感音難聴の治療法や予防法についてお伝えしていきたいと思います。
急性低音障害型感音難聴は入院しても治らない?!
急性低音難聴になって、以下の紹介するような治療をしてもなかなか病状が回復しない人もいます。また、入院して治療に専念することもできます。
しかし、早期治療をすることができなかった場合や体質などによりなかなか治らず聴力が回復しないこともあるのです。
完治する割合は6~7割程度であるといわれています。
まったく音が聞こえなくなるということはほとんどないですが若干低音の音の聞こえが悪くなってしまったということはあります。
そのような場合は、補聴器をつかって聞こえを補うことも可能です。
急性低音障害型感音難聴の治療法
急性低音難聴は一般的に6割ぐらいの方が適切な治療を行うことで完治するといわれています。
前回の記事で述べたような初期症状を察知したらできるだけ早く耳鼻科に受診することが大切です。
治療は主に薬物療法によって行われています。
イソバイドというたまった水の排出を促すような薬やビタミン剤、ステロイドホルモンなどが使用されています。
投与期間は数週間ほどと短いので、副作用の危険を心配する必要はありません。これらの処方された薬を服用するのとともに、軽い運動や健康的な食事を行うことも必要となります。
治療期間は、1週間から2週間程度であることが多いです。
また、自然治癒させることも可能です。人によりますが、2、3日で勝手に治ることもあります。
しかし、初期症状に気づくことができたら病院で治療してもらうことをおすすめします。
なぜなら、急性低音難聴は後遺症が残ってしまったり、メニエール病に悪化してしまったり、再発してしまう可能性も高いからです。
自然治癒だと完治したという判断を自分でしなければならないので、再発する可能性がより高くなってしまいます。
急性低音障害型感音難聴の予防法
予防法としては、ストレスをためないようにすることが一番です。
- ストレスをためないようにするためには、
- 睡眠時間をしっかり確保する
- 正しい生活リズムを保つ
- 適度な運動を行うようにする
- 趣味など自分が好きなことを行う
などが有効的です。
また、風邪などによって長期間の体調不良にならないようにすることも大切です。
日頃からビタミンなどを多く摂取して免疫力をつけておくようにしましょう。ビタミンは緑黄色野菜や果物に多く含まれています。
まとめ
急性低音障害型感音難聴の治療法や予防法についてお伝えしました。発症して難聴が残ってしまう確率は約4割ぐらいと比較的高い数値となっています。
また、急性低音難聴が悪化するとメニエール病という耳の病気にもなりやすいです。
メニエール病についてはこちらで詳しく紹介しています。
→【メニエール病の初期症状と治療法について】
さらに、同じような症状をもつ病気として突発性難聴というものがあります。突発性難聴のほうが急性低音難聴より症状が重いとされていています。
突発性難聴の初期症状や予防法については以下でお伝えしていますので、参考にしてみてください!
→【突発性難聴の初期症状や予防法について】