寝ても寝ても眠い原因は貧血かも?眠気の対処法をチェック!

遠くを見る男の人

よく眠ったはずなのに、寝ても寝ても眠いという方はいませんか。自分が怠け者だからと自分を叱咤する方も多いでしょう。しかし、それは病気が原因かもしれません。

貧血と言えば、顔面蒼白・立ちくらみなどの症状を思い浮かべる方が多いですが、貧血が原因で眠気が生じることもあります。

今回は貧血で眠気が生じる原因と対処法をまとめました。さらに他に眠気が生じる原因についても触れています。ぜひ最後までご覧ください。

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貧血とは

遠くを見る男の人

貧血というのは誰もが聞いたことのある病気ですね。そして貧血と言えば、顔面蒼白になってふらつく、という症状が知られています。

貧血になるとなぜこのような症状が現れるのでしょうか。

一般的にいう貧血というのは、鉄欠乏性貧血と言われるものです。女性に多く見られる病気で、血液中の鉄分が不足している状態です。

 

血液中にあるヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ重要な働きをしています。このヘモグロビンの産生には鉄分が不可欠です。

十分な鉄分を得られない場合、十分量のヘモグロビンが産生されなかったり、ヘモグロビンのサイズが小さくなったります。

 

このように十分なヘモグロビンが産生されないと、全身に十分な酸素を供給できなくなります。そのため、少しの運動で息切れしたり、脳に酸素が十分行き届かずにめまいを起こしたりするのです。

また睡眠時には脳に大量の酸素を供給して深い眠りに入る必要がありますが、鉄分が不足していると睡眠が浅くなり、十分な睡眠時間をとっていても眠気が生じるようになります。

十分な睡眠をとっているはずなのに昼間眠くて仕方がないという方は貧血が原因かもしれません。

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貧血による眠気を解消するには

眠気の原因である貧血を治すには貧血の原因を知る必要があります。痔や消化器系のがんが原因であったり、女性ならではの子宮筋腫や月経などが関係することも多いです。

貧血は、血液検査ですぐにわかりますが、なかなか病院に足が向かないという方は鉄分を多く摂取してみてください。

 

鉄分を多く含む食材としては、レバーやほうれん草などが有名ですね。

動物性の鉄分は体に吸収されやすいですが、植物性の鉄分は吸収されにくいのでビタミンCを合わせて摂取すると良いでしょう。

 

毎日の食事から摂取するのが難しいという方はサプリメントを服用してみるのも1つの方法です。

サプリメントは、下痢や吐き気などの副作用を生じる場合もありますので、合わない場合は薬剤師や医療機関に相談してみましょう。

鉄分を多く摂取しても改善が見られない場合は消化器系のがんなどの病気が隠れている可能性がありますので、迷わず内科で相談しましょう。

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寝ても寝ても眠いときに考えられる病気

ナレコレプシー

寝ても寝ても眠いという症状は他の病気でも生じます。聞きなれない名前ですが、ナレコレプシーという病気もその1つです。

これは睡眠障害の一種で、十分な睡眠をとって特に疲れてもいないのに、昼間に強い眠気が襲いどうしても眠ってしまう病気です。

笑ったり怒ったりした時に脱力してしまう情動脱力発作が生じることもあります。

 

発病しても本人が病気だと自覚しにくい病気です。また、知識を持った医師が少ないため、医療機関で相談しても発見できない場合があります。

社会生活でも理解されにくく、やる気がない・怠け者などと判断されやすいです。

本人も病気の自覚がない場合、自分は怠惰な人間だと攻めたり諦めたりして精神疾患を患うことにもつながります。

 

治療は、昼間の眠気対策として精神刺激薬を服用したり、情動脱力発作対策として抗うつ薬が使われたりします。

周囲の理解を求め、時間調整の可能な仕事ができれば精神安定につながります。自身の病状を理解して気長に付き合って行きましょう。

 

肝機能の低下

ベッドの上でメガネを見ている人

普段から、食べ過ぎや飲みすぎで肝臓に負担がかかっている場合、肝機能が低下して眠気が生じている可能性があります。

眠気も立派な病気のサインです。気になるほどの眠気がある場合は生活リズムを見直してみましょう。

 

『なんだか最近疲れやすい…』と感じたときも注意しなくてはいけません。

参考:疲れやすい…と感じたときに疑うべき病気の原因と改善方法!

 

まとめ

寝ても寝ても眠いという症状は、貧血が原因となっている場合があります。

貧血と言われている症状のほとんどは鉄欠乏性貧血であり、血液検査によりすぐ発見できます。

 

十分な睡眠をとっているにも関わらず眠気がある場合は鉄欠乏性貧血の可能性があります。

まずは鉄分を多く摂取してみましょう。鉄分を多く摂取しても改善が見られない場合は他の病気が隠れている可能性があります。迷わずに医療機関で相談しましょう。

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