アンテベート軟膏の強さは?顔に使っても大丈夫?
アンテベート軟膏の作用の強さってどのくらいなのでしょうか?
顔や陰部など肌が弱い部分に塗って肌荒れを起こさないか心配ですよね。
そこで今回はアンテベート軟膏の強さについてお伝えしていきたいと思います。
アンテベート軟膏の効果・効能
引用:http://bunten.moo.jp/?p=81
アンテベートはステロイド剤です。ステロイド剤とは皮膚の炎症を和らげる効果を持っている薬のことをいいます。
よって、アンテベートは皮膚の腫れや炎症などさまざまな皮膚のトラブルに効果的です。
また、以下で詳しくお伝えしますが、アンテベートはステロイド剤の中では非常に強い分類です。よって使用には十分に注意しなければなりません。
基本的には医師の指示に従うようにすれば問題ありません。用法容量を守って正しく使用するようにしてください。
ここで、ひとつだけ注意点をあげさせていただくと、感染症による皮膚の炎症や腫れ、湿疹の使用には注意が必要です。
ここでいう感染症とは、ヘルペスや水疱瘡、帯状疱疹などのことです。
次章で詳しくお伝えするアンテベートの副作用のひとつに「免疫力の低下」というものがあります。
これにより、感染症の湿疹などに塗ると、免疫力が低下し、感染症が悪化してしまうおそれがあるのです。
したがって、感染症への使用をご自身の判断で行うのは危険なので医師に相談することをおすすめします。
アンテベート軟膏の副作用
塗り薬ですので、基本的には正しい使い方をしていれば副作用の問題はありません。
ただし、免疫力は低下しやすくなってしまいます。
これにより、ヘルペスなどの感染症にかかりやすくなってしまうことがあります。
また、体質によっては
- 皮膚のかぶれ
- 皮膚が乾燥しやすくなる
- 体毛が濃くなる
- シミになる
などの副作用がでることがあります。
特に妊婦や老人の方は副作用があらわれやすいので注意してください。
他のステロイド剤との比較
ステロイド剤は5段階の強さに分かれています。
- 弱い
- 中程度
- 強力
- 非常に強力
- 最強
アンテベート軟膏はこのうち2番目に強い「非常に強力という段階に属しています。
アンテベート軟膏より1ランク低い「強力」に属する有名な薬としてリンデロンvg軟膏があります。
リンデロンvg軟膏についてはこちらで詳しくお伝えしているので、ご覧になってみてください!
→【リンデロンvg軟膏の効果や副作用について】
このような強力なステロイド剤の塗り方としては、塗りすぎないことが大切です。
薄くつける程度で効果は十分に発揮されます。
アンテベート軟膏の顔への使用
アンテベートは前章で紹介したように、ステロイド剤の強さの分類分けで「非常に強い」とされています。
したがって、顔への使用は控えるようにしましょう。
顔だけでなく、首、アゴ、陰部など皮膚が敏感な部分への使用は控えるようにしたほうがいいです。
これらの部分では、塗り薬の成分が皮膚から吸収しやすく前章で紹介した副作用が起きやすくなってしまうからです。
特に、顔にかぶれなどが起きたら目立ってしまうので注意しましょう。
アンテベート軟膏は強すぎてあまり使いたくないという方は、ゲンタシン軟膏やプレドニゾロン錠なども有名な薬です。これらについてはこちらで詳しくお伝えしています!
【ゲンタシン軟膏の効果や副作用、入手方法について】
まとめ
アンテベート軟膏は皮膚の炎症を和らげるのにとても効果的な塗り薬です。
ただしとても強力な薬なので、使い方には十分注意してください。
特に顔などの皮膚が薄い部分に塗ると、副作用がでやすくなってしまいます。