口唇ヘルペスがかさぶたになったときの対処法!完治するまで治療を続けよう!
口唇ヘルペスは唇のまわりにたくさんの赤いぶつぶつができて、とても目立ちできるだけ早く治したいですよね。
口唇ヘルペスは発症してからしばらくすると患部がかさぶたになってきます。ただ、かさぶたになったからといって油断してはいけません。かさぶたになってから気をつけなければならないこともあるのです。
そこで、ここでは口唇ヘルペスがかさぶたになってきたときの注意点や対処法についてお伝えしていきます。
口唇ヘルペスがかさぶたになる理由
口唇ヘルペスが治ってくるとかさぶたになってきます。つまり、かさぶたになるのは治りかけのサインなのです。
口唇ヘルペスを発症すると、唇のあたりに赤い腫れや水ぶくれなどの症状があらわれます。この水ぶくれが破れたり、乾燥するとかさぶたの状態になるのです。
かさぶたは傷口の止血やバイ菌の侵入を防ぐためにフィブリンなどが体外で固まることで形成されます。
このように、かさぶたは口唇ヘルペスの傷口が正常な皮膚に戻るための大切な過程になります。
かさぶたになったときの注意点・対処法
患部を触らない
唇にかさぶたができているととても気になって、つい触ってしまうこともあるかと思いますが、かさぶたになってもできるだけ触らないようにしましょう。
手にはさまざまなバイ菌がついていて、小さな傷口から侵入させてしまうとさらなる炎症を起こす原因となってしまいます。
また、かさぶたの患部に物理的な刺激を与えることは傷を悪化させてしまう原因ともなり良くありません。
剥がさない
くちびるにかさぶたがあると、とても気になってつい剥がしたくなる気持ちになってしまいますよね。
ただ、かさぶたになっているのは治りかけのサインとはいえまだヘルペスウイルスは活動をしています。
このときにかさぶたを無理に剥がしてしまうと、せっかく治りかけていた傷口がまた外部にさらされることになってしまいますね。
これにより治るのが遅れてしまう原因となってしまうのです。
また、無理にかさぶたを剥がすと患部に傷跡が残ってしまう原因ともなります。
かさぶたはそのままにしておけば自然と剥がれていきます。自然と剥がれてくるころには傷口もしっかり治っていますので、自然に剥がれてくるまで待つようにしましょう。
治療をやめない
口唇ヘルペスがかさぶたになってきて『もう治った』と判断して、薬を塗るのを止めてしまわないように注意しましょう。
かさぶたができてきても、しっかりと今まで塗っていた薬を使い続けることが大切です。
かさぶたの下ではヘルペスウイルスはまだ活動をしているので、その傷口が完治するまで治療をし続けないといけないのです。
口唇ヘルペスはかさぶたになっても人にうつる?
口唇ヘルペスの原因となっている単純ヘルペスウイルス1型は感染力が強く、コップやタオルなどを使いまわすことで他の人に感染させて可能性があります。
つまり、赤い腫れのようになっているときは他の人に感染させないように注意しなければなりません。
しかし、基本的に炎症がかさぶたになった段階では表面にヘルペスウイルスは存在しないので、他の人にうつしてしまう危険性はかなり少なくなります。
水ぶくれの中にある膿にはたくさんのヘルペスウイルスが存在しますが、乾燥したかさぶたにはほとんどヘルペスウイルスはいないのです。
ただし、強く触ってかさぶたが破れてしまったり、かさぶたの形成が未熟な段階に触ってしまうなどすると他の人にうつしてしまう可能性もあります。
なので、かさぶたができたからといって他の人にうつしてしまう可能性がゼロにはならないのです。
口唇ヘルペスの感染についてはぜひこちらの記事もご覧ください。
参考:口唇ヘルペスがうつる確率と期間は?感染について徹底解説!
かさぶたが完治するまでの期間は?
口唇ヘルペスは基本的には約2週間ほどで自然治癒するケースが多いです。
かさぶたができてからもだいたい1週間ほどで自然にかさぶたが取れて治ります。
ただ、無理にかさぶたを取ったりすると逆に治るのが遅れてしまうので注意しましょう。
参考:唇に水ぶくれができたときは口唇ヘルペスに注意!痛くない原因もチェックしよう!
口唇ヘルペスの治療について
口唇ヘルペスはできるだけ早期に治療をすることで重症化を防ぐことができます。
口の周りがヒリヒリしたり、小さな赤い斑点のようなものが唇にできた場合は病院で診察を受けるようにしましょう。
口唇ヘルペスの治療は基本的には抗ウイルス剤を用いて、ヘルペスウイルスの増殖を防いでいきます。
病院で処方された薬を用法・用量を守って使用していけば数週間以内に完治するケースが多いです。
かさぶたになっても上述したような注意点を守りながらしっかりと治療を続けていきましょう。