インフルエンザで腹痛と下痢がつらいときの対処法!
インフルエンザと言えば高熱や関節痛でうなされるというイメージがありますが、腹痛や下痢がつらいという場合もあります。
体が思うように動かないのにトイレに頻繁に行かないといけないのはとてもつらいですよね。
今回はインフルエンザによる腹痛や下痢の原因とよく効く対処法を紹介していきます。間違った対処法を行っている方が多いので、しっかりチェックしておきましょう。
インフルエンザによる腹痛・下痢の原因
インフルエンザにはA型・B型・新型などがありますね。B型や新型インフルエンザでは消化器系の症状が強く出る傾向にあります。
しかし腹痛・下痢という症状だけの場合は、同時期に流行しやすいノロウイルスの可能性もあり、両方同時に罹ってしまった可能性もあります。
いずれにしても、下痢の症状が出ているということは、体が体内のウイルスを排出しようとしているということです。
医療機関で検査をしてもらいインフルエンザの反応が出た場合、タミフルを処方されますね。このタミフルを服用後に腹痛や下痢が始まった場合は、タミフルの副作用である可能性があります。
タミフルは副作用があるからと言って途中でやめてしまっては効果がありません。医師と相談しながら最後まで飲みきることが大切です。
腹痛・下痢の対処法
インフルエンザウイルスが原因である場合、体がウイルスを排出しようとして下痢という症状が現れていますので、これを妨げないようにしましょう。
つらくて休めないからと下痢止めを服用すると、かえって病状が長引きます。
少しでも早く症状を和らげるためにもトイレは我慢せず、ウイルスを早く排出してしまいましょう。この時注意しなければならないことは脱水症状を回避することです。
高熱や下痢でかなり体力を消耗しており、栄養や水分が体外に大量に排出されている状態ですので、その分をしっかりと補う必要があります。
しかし胃腸が弱っているところに食事を摂ろうとしても体が拒否し、嘔吐することも多々あります。
胃腸は休め、点滴のつもりで経口補水飲料を体温に近い状態で飲みましょう。ごくごくと飲むと嘔吐することもありますので、点滴のようにゆっくり口に含む感じでこまめに補給しましょう。
体に栄養や水分が補給されることで回復力が上がります。
ダメージを受けた消化器を休ませてあげた上でしっかり栄養補給・水分補給を行ってください。
タミフルの副作用による腹痛・下痢の対処法
タミフルはインフルエンザには欠かせない薬ですが、副作用が出る場合もあります。腹痛・下痢という副作用が出る方は全体の5%程度はいると言われています。
タミフル服用後から症状が現れた場合は副作用の可能性が高いですが、必要量を飲みきらないと効果が出ません。
副作用があまりにもひどい場合は医師と相談してタミフルを中止することも必要です。
しかし、しっかりと水分補給しながら3日ほど耐えられるのであれば最後まで飲み切る方がインフルエンザの回復にもつながります。自分で判断せず、つらい時は医師に相談しましょう。
まとめ
インフルエンザによる腹痛や下痢も、体がウイルスと戦っていることで起きる症状の1つです。薬で症状を止めてしまうのではなく、栄養補給や水分補給で体の力を補助してあげましょう。
高熱による倦怠感や関節痛でトイレに行くのもつらいかもしれません。
しかし、トイレに行きたくないからと水分を抑えてしまうと脱水症状を起こし、返って回復が遅れてしまいます。トイレは我慢せず水分補給もしっかり行いましょう。
また、インフルエンザで熱がなかなか下がらないときはこちらの記事も参考にしてみてください。