肩こりによる頭痛に効果抜群な3つの解消法!
肩こりで悩む人は非常に多く、ひどくなると頭痛が生じる方も多いといいます。慢性的な肩こりや頭痛は、何をやるにも集中力を欠き、やる気をなくしてしまいます。
整骨院に通うと一時的には楽になるものの、また元の痛みが始まってしまいます。また通い続けるのは経済的にも時間的にも非常に苦しいですね。
今回は、つらい肩こりによる頭痛が少しでも解消され、有意義に生活できるよう、肩こりによる頭痛に効果的な解消法をご紹介します。
肩こりにより頭痛が起こる原因
肩こりというのは筋肉の緊張による痛みを指すことが多いですね。肩の筋肉の緊張で、どうして頭痛が起きるのでしょうか。
肩こりによる頭痛は脳の血流障害が原因となります。脳では大量の血液が必要ですので、首には動脈が4本も通っています。
肩の筋肉が緊張していると、この首の動脈を圧迫して血流障害を起こすのです。
肩こりや精神的な緊張による頭痛は、緊張型頭痛と言われ、体の倦怠感や眼精疲労を伴うこともあります。
頭痛の解消法
それではこの頭痛はどのように解消していけばいいのでしょうか。効果が期待できる方法を3つ紹介したいと思います。
トリガーポイントをほぐす
肩こりで筋肉が緊張していると、痛みのある場所とは関係なく背中のあらゆるところにトリガーポイントと呼ばれるシコリができます。このトリガーポイントをほぐすと血行が改善され頭痛がなくなります。
肩こりのトリガーポイントは背中の肩甲骨周辺に数十箇所もあります。しかし難しく考える必要はありません。シコリを探せば良いのです。背中部分のシコリは見つけてももみほぐすのが難しそうですね。
誰かに手伝ってもらえば良いのですが、それができないという場合はテニスボールを使う方法があります。仰向けになり背中にテニスボールを入れます。
シコリに当たったら力を抜いて30秒ほどグリグリとほぐすように動かします。こうすることで血行が改善し、頭痛がなくなります。
3つのツボを刺激する
肩こりに効くツボを押して肩こりを軽減すると、頭痛が緩和されることがあります。代表的な肩こりに効くツボを3つご紹介します。
百会(ひゃくえ)…頭頂部分にあるツボで、押すと少し凹む部分です。血流を正常化させる効果があります。
天柱(てんちゅう)…首の後ろの髪の生え際辺りの首の骨の両側にあります。頭痛・肩こりの他、肉体疲労にも効果のあるツボです。
肩井(けんせい)…両肩それぞれの中央あたりにあります。肩こりがあるとこの辺りをもんだり叩いたりしますが、このツボを刺激しているので楽になっているのです。このツボは肩こり全般に効果があります。
休憩とストレッチ
肩こりによる頭痛は、肩こりがひどくなると起きる症状です。肩こりを治すのは容易ではありませんが、肩こりを軽減することで頭痛はなくなります。
長時間パソコンを使用する仕事をされる方に多い肩こりによる頭痛ですが、休憩やストレッチを取り込むことで頭痛がなくなることがあります。
ちょっとした休憩時間でもできる2つの頭痛体操をご紹介します。
まずは、後頚筋(こうけいきん)を伸ばす頭痛体操です。
立っていても座っていても構いませんので、正面を向いて頭を固定します。両手を胸の高さで水平に振り、両肩が大きく回るようにします。体の中心に軸が1本通っているようなイメージでやってみましょう。
続いて、僧帽筋(そうぼうきん)を伸ばす頭痛体操です。
両肘を軽く曲げて、肩を中心に肘を外側にグルグル回します。反対回しもします。
このような2つの頭痛体操を休憩時間に2分ほどやってみましょう。
頭痛がなくなるかもしれません。
こちらの動画を参考にして体操してみてください!
まとめ
肩こりによる頭痛は脳での血流障害により生じます。仕事や家事を休むことはなかなかできませんので、肩こりを治すことは非常に難しいことですが、肩こりを軽減することで頭痛は抑えられます。
トリガーポイントをほぐす・有効な3つのツボを刺激する・休憩とストレッチを行う、という解消法を試してみましょう。頭痛が軽減されるかもしれません。
また頭痛は血流障害により生じるので、適度な運動やバランスのとれた食生活・十分な睡眠を心がけることも大切です。
たかが肩こり、たかが頭痛と諦めず、自分でできる方法を試してみましょう。そうすることで少しでも快適な生活を取り戻せるはずです。