急性低音障害型感音難聴の症状はめまいや耳鳴り?!
急性低音障害型感音難聴はある日突然、低音の音が聞こえにくくなる病気です。
特に20代や30代の若い女性が発症する確率が高く、近年問題となっている病気のひとつです。
そこで、今回は急性低音障害型感音難聴の症状や原因についてお伝えしていきたいと思います。
急性低音障害型感音難聴の原因
急性低音難聴の原因のひとつとして、耳の奥のほうにある内耳というところに、多くの水がたまってしまうことがあります。
その部分に水がたまってしまうと、水ぶくれのような状態になってしまい特に低音が聞こえにくくなるという障害になってしまうのです。
それではどうして内耳に水がたまってしまうのでしょうか?主な原因は以下のようなものがあります。
- ストレスや疲労がたまっている
- 睡眠不足
- 風邪などによる体調不良
これらが長時間続いていたりすると急性低音難聴になってしまうことがあります。
私たちの体はストレスを感じると、自律神経系という機能に影響をおよぼします。ストレスを感じて自律神経系の機能が低下すると、血管が縮んでしまうのです。
血管は余分な水を排出させる機能も持っているのですが、この血管が縮んでしまうことにより水を十分に外に出すことができなくなり、内耳に水がたまってしまうのです。
特に、30代の女性は家事や育児でストレスがたまりやすいため発症する確率が高まってしまうのです。
急性低音障害型感音難聴の症状
急性低音障害型感音難聴の症状としては以下のようなものがあげれれます。
- 突然、耳に何かがつまっているような感じがする
- 低音のガーといった耳鳴りが聞こえる
- 周りの音が聞こえにくくなる
- 自分の声が跳ね返ってきこえてくる
- 音がゆがんで聞こえる
- 低音の音が聞こえにくくなる
- ふらつきやめまいがおこる
初期症状として特徴的なのは、耳鳴りです。耳鳴りが起きたら難聴の病気を疑ってみるといいかもしれません。
しかし、耳鳴りが起こる原因は急性低音難聴以外にもいろいろあります。
それらの原因と病気の前兆となる耳鳴りを区別するために、以下で耳鳴りの原因についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
→【耳鳴りの原因について!【まとめ】】
以上のような症状から悪化していくと、メニエール病になってしまったり、後遺症が残ってしまったりすることがあります。
後遺症としては、難聴が残ってしまうケースがあります。
また急性低音難聴に似ている症状をもつ病気として、突発性難聴というものもあります。
突発性難聴の症状や予防法についてはこちら詳しく紹介しています。
→【突発性難聴の初期症状や予防法について】
急性低音障害型感音難聴の再発
急性低音難聴はいったん完治してから再発してしまう可能性もあります。
再発する時期は、数か月後や数年後などさまざまですが、統計上では1年後から1年半後の間に再発する確率が最も高くなっています。
また、急性低音難聴の症状の特徴として、治ったと思ったのに、また悪化し、また回復していくといったように、病状の変化の波があります。
そして、このように病態が慢性化してくるとメニエール病などの疾患にもつながりやすくなってしまうのです。
メニエール病についてはこちらで詳しく紹介しています。
→【メニエール病の初期症状と治療法について】
まとめ
今回は、急性低音障害型感音難聴の症状や原因についてを中心に
お伝えしました。
女性が発症しやすい病気ですが、もちろん男性が発症することもよくあります。
このような症状や原因をふまえて、治療や予防を行っていきましょう!
治療法や予防法については以下で詳しくお伝えしています。ぜひご覧ください!
→【急性低音障害型感音難聴の治療法と予防法について】