メニエール病が完治するまでの期間は?治すのを早める方法!
メニエール病は治すのが難しい難病と言われています。発症する原因も明らかになっていなく、良い治療法も確立されていません。
しかし、メニエール病は治すことができる病気です。
今回は、メニエール病を完治させるまでにどのくらいの期間がかかるのか、完治させるまでで注意すべきことなどをお伝えしていきたいと思います。
初期症状のめまいを自覚するのが大切
まず、メニエール病を治すためには、早期発見がカギを握ります。
そのために、メニエール病の初期症状を知っておき、その症状を自覚したらすぐに病院で受診することが重要です。
メニエール病の初期症状は以下のようなものがあります。
- ぐるぐるしためまい
- 耳鳴り
- 難聴(耳の聞こえが悪くなる)
- 吐き気
- 頭痛
このような症状があらわれたらメニエール病の疑いがあります。
この中でも最も多くの人にあらわれる初期症状がめまいです。特徴的なのが、ぐるぐると回転しているように感じるめまいです。
ぐらぐらと横揺れを感じるようなめまいなどではなく、このような回転性のめまいを感じたら念のため病院でチェックしてもらうことをおすすめします。
メニエール病の治療法
治すのが難しいといわれているメニエール病の治療法はどのようなものなのでしょうか?
現在は、薬物療法を中心とした治療法が行われています。
めまい止めや精神安定剤、ビタミン剤などの薬を服用することにより改善をはかります。
しかし、これらの薬はメニエール病の根本的には治すことはできません。これらの薬の役割は主に、症状を和らげることにあります。
メニエール病の原因は、ストレスや疲労によるものだと考えられています。
つまり、メニエール病の完治を早めるためには、薬物療法に加えて、体が感じているストレスを解消させてあげる必要があります。
薬で治療をすることにより、病気に対する不安を取り除きストレスを解消させることも期待できます。
他にも、
- 仕事や家事はできるだけ控えて、安静にする
- 適度な運動をして体をリフレッシュさせる。
- 趣味など自分の好きなことをする時間を増やす
などでも、ストレスを解消させることができますね。
また、このようにストレスの感じやすさが原因となるので、メニエール病は遺伝する、といってもいいかもしれません。
親から子へ性格はある程度、遺伝するのでストレスの感じやすさも遺伝することになるからです。
メニエール病が完治するまでの期間
メニエール病が発症する年代としては、男女ともに30代から50代が多いです。仕事や育児がとても忙しい時期であり、ストレスを多く感じる年代です。
よって、「早く治して仕事に復帰しないと!」とか「子供の面倒を見なくてはいけないから、早く治さないといけない!」など、感じて焦ってしまい逆に治りが遅くなってしまうかもしれません。
メニエール病での平均入院期間は11日間です。しかし、この間で完治させることはできません。
一般的には、3か月から1年ほど観察期間を設けて、長期的に治療を続けていきます。
完治するまでの期間は、人それぞれでそもそも完治させることがとても困難な病気です。
早期発見することができて、治療を早く開始することができれば1か月ほどで、ほとんど改善される場合もあります。
治療を開始するのが遅く、慢性期に入ってしまった場合は完治させることが困難になります。
つまり、早く治療を開始することができれば、観察期間の1年以内に完治させることが可能です。
まとめ
メニエール病は、難病とされていますが早く治療にとりかかれば完治させることができます。
メニエール病に似ている病気として、突発性難聴という病気があります。
突発性難聴もめまいと難聴があらわれる病気で初期症状も似ているのでチェックしておくことが大切です。
→【突発難聴の初期症状や予防法について】
また、耳に違和感がする原因の一覧を以下でまとめてみました!ぜひ参考にしてみてください。
→【耳に違和感がする原因と治し方一覧】