ほくろが増える5つの原因!病気のサインかも?!
生まれつき、ほくろがたくさんあるという方は多くいますね。
しかし大人になってからほくろが増えて気になっているという方は、何かの病気ではないかと心配になりますね。皮膚がんになりやすいのではないかと不安を感じる方もいるようです。
今回は、ほくろが増える原因について解説していきます。病気の可能性があるのか、気にしすぎなのか、気になる方は、最後までぜひご覧下さい。
紫外線
ほくろは生まれつき、あるいは20歳ぐらいまでにできる先天性のものと、成人してからできる後天性のものがあります。生まれつきのほくろを除き、その多くは紫外線の影響で形成されます。
しかし、紫外線を浴びたらすぐにほくろができるわけではありません。紫外線を浴びるとメラノサイトという細胞でメラニンという色素が作られます。
このメラニンが多くなるとほくろとなります。
メラニンには紫外線が体内に入るのを防ぐ役割がありますが、メラニンの量が増え過ぎるとシミ・そばかす・ほくろとなるのです。
メラニンを作るメラノサイトは顔に多くあります。顔は紫外線を浴びやすい部分ですので、その影響でしみやそばかす・ほくろができやすいと言えます。
紫外線を浴び続けると、しみやそばかす・ほくろが増えたり、濃くなったりします。気になる場合は、日焼け止めを塗る・帽子を着用するなど、十分予防していくようにしましょう。
加齢・ストレス・疲労
紫外線以外でも、加齢やストレス・疲労が原因でメラニン色素が増えてほくろができることがあります。
紫外線によるメラニンの過剰生成を防ぐことも大切ですが、できたメラニンを排出させることも重要なのです。
加齢やストレス・疲労などで生活リズムが乱れると、メラニンの排出が正常に行われずメラニンが蓄積してしまいます。
適度な運動・バランスのとれた食生活など、規則正しい生活リズムになるよう心がけることが大切です。
ホルモンのバランス
女性は、妊娠・出産などで大きくホルモンのバランスが乱れることがあります。このような時に一時的にそばかすが増えたり、ほくろが増えたり色が濃くなったりたりすることがあります。
妊娠中や出産前後はホルモンバランスが乱れやすい時期で、ちょっとした紫外線でも影響を受けることになりますので気をつけましょう。
外部刺激
今までなかったところにほくろができるととても気になりますね。ついつい気になって触っていると段々大きくなってきたな…という経験はありませんか?
また、手作業でいつも道具が当たる場所にできたほくろが大きくなったり、下着の締めつけている部分や怪我をしたところにほくろができるということもあります。
このように、メラニンは外部刺激によっても増加します。同じところばかりを刺激しないように注意しましょう。そして、気になっても触らないようにしてください。
メラノーマ
ほくろと間違いやすい病気にメラノーマがあります。メラノーマは、悪性黒色腫といわれるがんの一種です。非常に進行が早く、転移しやすいがんです。
ほくろとメラノーマの見分けは非常に難しいです。大丈夫だろうと放置すると手遅れになる可能性もあります。
ほくろがどんどん大きくなる、非常にかゆいなど、気になる場合はメラノーマの可能性があります。
メラノーマの場合、一刻も早く切除する必要があります。ほくろぐらいで…と思わず、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
参考: ほくろがかゆい原因!メラノーマとの見分け方を徹底解説
まとめ
ほくろはメラニン色素の過剰により形成されます。メラニンが増える原因のほとんどは紫外線によるものです。メラニンが増えないように紫外線を浴びないよう予防することが大切です。
特に顔にはメラニン色素を生成するメラノサイトという細胞が多くあり、ほくろやシミ・そばかすができやすいのでしっかり対策しておきましょう。
またメラニンの排出が妨げられることでもほくろはできます。加齢・ストレス・疲労・ホルモンバランスの乱れにより生じることがありますので、規則正しい生活を心がけましょう。
気をつけなくてはならないのは、ほくろと間違いやすいメラノーマの可能性があることです。どんどん大きくなる・かゆみがあるなど、気になる場合は一刻も早く医療機関で相談しましょう。