プレドニゾロン錠の副作用や作用機序は?犬や猫にも効く?!
プレドニゾロンは多くの病気に作用し、炎症を抑える薬として、とても強力です。
ブレドニゾロン錠1mgやプレドニゾロン錠5mgが医師から処方されます。
代表的には、リウマチ、花粉症、気管支喘息、つわり、湿疹、蕁麻疹、虫刺されなどとても幅広い病気に効果的なのです。
ただし、プレドニゾロンは強力な治療薬なので、副作用には注意しなくてはいけません。さらに、犬や猫などの哺乳類にも効果があり、使用されているのが特徴的です。
そこで今回はプレドニゾロンの人への副作用や犬や猫への効果を中心にお伝えしていきたいと思います。
プレドニゾロンの作用機序
プレドニゾロンはどうして炎症を抑える薬として効果的なのでしょうか?
それは、プレドニゾロンがステロイドホルモンというホルモンの分泌を促すからです。
ステロイドホルモンは、体になんらかの以上が起こったときにその部分を治してくれる効能を持っています。
その効能の中で一番協力なのが、炎症を抑える作用なのです。
他にも、出血してしまったときに血を止める作用や、外部からのストレスに抵抗する作用などがあります。
このような様々な作用があるので、いろいろな病気に効果的な薬となっているのです。
プレドニゾロンの副作用
先ほども述べたようにプレドニゾロンはとても強力な薬で、その反面副作用も大きくなってしまいます。
他の薬を試してみたけど、あまり効果がなかったのでプレドニゾロンを使うといった方法をとっているので、とても強い薬であることが分かりますね。
15mg以下の少量だったら副作用がでることはほとんどないのですが、30mg以上など少し多めの量を服用していると、たまに副作用がでることもあります。
基本的には医師の指示にしたがっていただければ問題ないのですが、あらかじめ起こりうる副作用を確認しておくといいでしょう。
・消化不良 ・下痢、吐き気 ・肌荒れ、にきび ・食欲が増える、脂肪が増える ・口が渇く ・視力の低下 |
以上が主な副作用の症状です。
どれも一時的なものですので、発症してしまったら医師に検査してもらえば問題ありません。
特に消化不良はよく現れる症状なので、胃が痛くなったりしたら使用を中止するようにしましょう!
注意点として、指示された用法容量を必ず守るようにしてください。原則は、1日1錠までで食後の服用となっています。
先ほども言ったように消化不良が起きやすいので、食後に飲まないと胃が痛くなってしまうおそれがあります。
プレドニゾロンの犬や猫の使用
犬や猫がアトピー性皮膚炎にかかった場合はプレドニゾロンが処方されることがよくあります。
犬や猫の場合も人と同じような効用や副作用があります。
しかし、犬や猫は人よりも副作用がでにくいことが知られています。
ですので、比較的安心して使うことができるのです。
ただし、大型犬は人と同じくらいの体重があるので、副作用の影響も少し大きくなることがあります。
塗り薬などの外用薬もあるのですが、皮膚が毛で覆われているため患部にとどきにくい、薬をなめてしまう、などといった問題があるので、注射を使って服用するのが一般的になっています。
人の場合と同様に、即効性があるのでできるだけ早く治ってほしいときに使えます。
まとめ
プレドニゾロンは非常に強力な薬ですが、副作用も強いので、症状が重度化した場合や他の治療薬では対応しきれないときのみに使用するのがおすすめです。
犬や猫以外でもほとんどの動物に効果が期待できるので、とても有用な薬となっています。炎症性の病気などで悩んでいる場合は使用してみるといいですね!
塗り薬でプレドニゾロンと同じような効能があり、おすすめのものは、アンテベート軟膏やリンデロンvg軟膏です。
これらについては以下で詳しくお伝えしていますので参考にしてみてください!
→【アンテベート軟膏の効能や副作用について】