セレスタミン配合錠の副作用や効果を分かりやすく解説！

［更新日］2015/07/13

蕁麻疹などの湿疹があらわれたときに効果的な治療薬は、塗り薬だけではありません。昔から使用されているセレスタミンという飲み薬もとても効果的です。

セレスタミン配合錠は、とても有効な薬なのですが、その分注意しなければならない点もいくつかあります。そこで、今回はセレスタミン配合錠の効果や副作用について分かりやすく解説していきたいと思います。

考える男

セレスタミンは、昔から使用されている薬で、とても優れた効果が期待できます。その反面、とても強力な薬で、かなり重い症状が出ている場合にだけ使用されることが多いです。

セレスタミンには、錠剤タイプやシロップタイプ、坐剤のものがあり、セレスタミン配合錠は錠剤タイプの薬となります。

また、市販はされていなく、医師や薬剤師に処方してもらう必要があるので注意してください。

セレスタミンには、「抗ヒスタミン剤」と「副腎皮質ホルモン」という2つの成分が入っています。「抗ヒスタミン剤」という成分は、アレルギー反応を抑えることができます。

一方、「副腎皮質ホルモン」という成分は、炎症作用を抑えて、アレルギー反応を予防することができます。

炎症作用というのは、私たちの体が傷ついたときに起こるもので、そのダメージから体を守るために働く防御作用です。

つまり、セレスタミンは炎症作用とアレルギー反応を防ぐことができるので、蕁麻疹や皮膚の湿疹によるかゆみ、そして花粉症などを防ぐことができるのです。他にもダニなどの虫刺されがひどいときに使用されることもあります。

湿疹と花粉症はなんの関係があるの？と思われるかもしれませんが、花粉症は花粉のアレルギーが原因となり、鼻の粘膜などで炎症を起こしてしまうのです。

セレスタミンは強力な薬なので、しっかりと医師の指示にしたがうことが大切です。即効性がある薬なので、その分症状の素早い治療を行うことができるのですが、副作用もでてしまうことがあります。

代表的な副作用は以下のようなものがあげられます。

このように、全身にあらわれる副作用があらわれます。これらの症状があらわれたら、使用を中止して、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。また、副作用の中でもとくに眠気が起こりやすくなっています。

この眠気について少し詳しく見ていきましょう。

rip

セレスタミン服用後に副作用として、眠気を感じてしまうことが多くなっています。この眠気の程度はそれぞれの人の体質によって異なってきますが、場合によってはとても強い眠気が生じることもあるので、注意しましょう。

よって、服用後は車の運転や高いところでの作業などはできるだけ控えたほうがいいですね。さらに、セレスタミンをアルコール類と一緒に服用すると、この眠気がとても強くでてしまう傾向があるので、控えるようにしましょう。

セレスタミンは、何度もお伝えするようにとても強力な治療薬となっています。よって、医師の指示にしたがって、さまざまなことに注意しなければなりません。

まず、用法と用量は守って使用するようにしましょう。症状が治らないからといって、指示された量より多く飲んだり、治ってきたからといって、飲むのをやめたりするのは控えましょう。

また、なにか病気を患っている場合は、セレスタミンが使用できない場合があります。結核などの感染症や、高血圧症、糖尿病など幅広い病気で当てはまることなので、もしなにかの病気にかかっている場合はしっかりと医師に相談するようにしてください。

さらに、妊婦の方や授乳中の方は、赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性があるので、注意しなければなりません。

セレスタミン配合錠の効果や副作用などの注意点についてお伝えしました。蕁麻疹や湿疹、花粉症などがつらい方にとっては、とても効果的な治療薬ですね。その反面、副作用などの影響にも注意しなければなりません。

また、眠気が出てしまうことも多いので、服用後に運転などをすることはできるだけ控えるようにしましょう！

セレスタミン配合錠の副作用と効果