くも膜下出血の3つの前兆!頭痛と目の異常に要注意
くも膜下出血は、前兆がなく突如襲い掛かってくる病気だと思っていませんか?
くも膜下出血にも、前兆はちゃんとあります。
そして、この前兆をしっかり自覚できるかどうかで、その後の病状に大きな影響を及ぼすのです。
つまり、前兆に気づいて早期に治療することができれば、くも膜下出血から回復する確率も高まるでしょう。
そこで今回は、くも膜下出血の前兆についてお伝えしていきたいと思います!
頭痛
くも膜下出血が起きてしまう原因は、脳の血管が膨れて、破裂してしまうことにあります。したがって、よくあらわれる前兆は頭痛であることが多いです。
この頭痛は、くも膜下出血が発症する2週間~1ヶ月くらい前に前兆としてあらわれることが知られています。
激しい頭痛が定期的に起こることが特徴的といわれてきましたが、人によっては、軽い頭痛でもくも膜下出血の前兆となることが分かっています。
頭痛の強さに関わらず、注目すべき点は頭痛の持続性です。
高頻度に頭痛がする場合は、念のため病院で精密検査を受けることをおすすめします。
また、この頭痛は特に後頭部で起きることが多いことも知っておきましょう。
視覚の異常
くも膜下出血の前兆として、目に異常がでる場合も多いです。
脳にできたコブが視神経を圧迫することによって、目にさまざまな症状があらわれるのです。
例えば、
- 物がぼやけて見える
- いつもより周りが暗く見える
- めまいがする
- 片目だけ見えにくくなる
このような症状が続く場合は、くも膜下出血の前兆かもしれません。
また、目の異常は頭痛より早い段階で起こることが多いことが確認されています。
この目の異常の段階で、気づくことができればリスクをかなり軽減させることができます。
吐き気
脳の血管での異常により、吐き気やモヤモヤした感じで気分がすぐれないことがあります。
このような症状は、先ほど述べた頭痛と一緒に起こることが多いです。
頻繁に頭痛が起きて、吐き気も伴う場合は要注意です。
くも膜下出血の前兆で特に注意しなければならないこと
ある特定の人は、特にくも膜下出血に注意しなければなりません。
頭痛持ちの方
前章で、くも膜下出血であらわれやすい前兆を3つ紹介しました。この中でも代表的な前兆は頭痛なのですが、もとからよく頭痛を起こす人は要注意です。
いわゆる「頭痛持ちの方」は、頻繁に頭痛が起きるので、くも膜下出血の前兆としての頭痛に気づきにくいのです。
そこで、「これはいつもの頭痛とは違うな?」と感じることが大切です。
前章で紹介した他の前兆を見直してみてください。頭痛に加えて、視覚の異常や体調不良などがある場合は、くも膜下出血のサインかもしれません。
生活習慣病のある方
- 高血圧
- 糖尿病
- 高脂血症
などの持病を持っている方は、くも膜下出血を発症しやすいことが、統計的に明らかになっています。
また、肥満、喫煙なども発症のしやすさの大きな要因であることが分かっています。
以上のようなことに心当たりがある人は、特にくも膜下出血の前兆に注意しなければなりません。
まとめ
くも膜下出血の前兆についてお伝えしました。この病気は特に、前兆に気づくことが治療するうえで大切になってきます。
頭痛、目の異常、吐き気、この3点をしっかり覚えておくようにしてください!
また、くも膜下出血の後遺症についてはこちらで詳しくお伝えしています!
【くも膜下出血の後遺症について】