右後頭部の頭痛がズキズキする!その痛みの原因を徹底解説

帽子に手を当てる女の人

頭痛で悩んでいる方は意外と多く、いつものことだと病院に行かない方がほとんどです。頭痛といってもその痛み方や痛むポイントは様々で、それによって原因も多様です。

今回は右後頭部が痛む場合の原因についてお伝えしていきます。

いつも右後頭部が痛くて不安を感じている方や、いつもと違って右後頭部が痛くて心配な方はぜひ最後までご覧下さい。

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緊張型頭痛

帽子に手を当てる女の人

頭痛持ちと言われる方の中でも最も多いのは緊張型頭痛です。

ストレス・疲労・不安・緊張などが原因となり、徐々に後頭部に鈍痛を感じるようになります。引越し・就職・結婚などの環境の変化がきっかけとなることが多くあります。

 

痛みというよりは頭の圧迫感や重さを感じることが多いです。普段から肩こりなどで悩む方は利き手側の右後頭部に強く感じることがあります。

鎮痛剤で症状が軽くなりますが、緊張型頭痛は2週間以上続く場合もあり、薬の多用によって返って頭痛を誘発するようになることもあります。

薬を使うことよりも、原因を考え少しでもストレスや不安などをなくすような環境作りをしてみましょう。痛みが強く症状が長く続く場合は頭痛外来等で相談してみると良いですね。

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偏頭痛

女性に多く見られる頭痛で、ストレス・疲労・睡眠不足などがきっかけとなり生じることが多いです。

頭蓋骨の外側にある血管が拡張して神経を刺激することでズキンズキンという脈を打つような痛みが片側の一部に起こることが多いです。

右後頭部だけズキズキ痛みがするという場合、偏頭痛の可能性があります。吐き気をともなうこともあり、光や音に過敏になります。

 

症状が軽い場合は市販の鎮痛剤で楽になる方もいます。しかし、動くだけで痛みが強くなったり、嘔吐してしまうこともあります。

多くは睡眠により軽減されますので、まずは安静に休むことが大切です。

痛みが激しい場合や頻繁に起こる場合は、生活リズムを見直し少しでもストレスを軽減できるようにし、頭痛外来等で相談してみると良いですね。

 

群発頭痛

空

発作的に片目の周囲やその奥の方が痛むことが多いですが、片側の後頭部に痛みを感じる方もいます。

痛い側の目の充血・涙や鼻水などの症状が急に現れ不安になります。

群発頭痛は緊張型頭痛や偏頭痛と同様で頭蓋骨の外側の血管の拡張による痛みです。ストレス・飲酒・喫煙などがきっかけとなり急激な痛みを発することが多いです。

 

1~2ヶ月の間に連日激しい痛みが現れ、睡眠中に発症することも多く睡眠に恐怖を感じて不眠症になる方もいます。

一度の発作は1~2時間で収まるので薬の服用では間に合わず、スマトリプタンの自己注射が認可されています。激しい頭痛に悩まされている方は神経内科・脳外科などで早めに相談してみましょう。

 

片目の奥の方が痛くなることが多い群発頭痛に関してはこちらでも詳しくお伝えしているのでぜひご覧ください。

参考:片目だけ目の奥が痛い原因とは?意外な病気に注意しよう!

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後頭神経痛

過度のストレスや過労・姿勢の悪さ・黄砂やPM2.5などが原因となり起こる神経痛です。

耳の後ろから後頭部にかけて痛みが現れますが、片側にだけ痛みを感じることが多いです。肩こり・めまいも合わせて発症することがあります。

 

原因は解明されていませんが、生活リズムを見直し、軽い運動を取り入れるなどしてストレスを軽減させたり、十分な睡眠をとることで改善する場合もあります。

命に関わる病気ではありませんが、頭痛が続くと何事にも意欲がわかなくなってしまいます。一人で悩まず、頭痛外来等で相談し、気長に治療を行いましょう。

 

脳内の病気

手を組んでいる人

頭痛の多くは頭蓋骨の外側の血管拡張によるものです。原因は様々ですぐに改善できないことが多いですが、命に関わるものではありません。

しかし、まれに脳内の病気によって頭痛を発する場合もあります。

 

くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍など、脳内の病気が原因となっている場合は一刻も早く専門医の診断を受け治療する必要があります。

右後頭部の痛みの他に、しびれや高熱・激しい嘔吐などの症状がある場合はすぐに救急外来を受診しましょう。

 

まとめ

頭痛で悩む方は意外と多く、右側の後頭部など偏った痛みを感じる頭痛もめずらしくありません。

いつものことだと鎮痛剤を服用してやり過ごす方も多いですが、まれに脳内の病気が原因となっている場合もあります。

 

頭痛の他に、しびれや高熱・激しい嘔吐などの症状が見られる場合はいつもの頭痛だと軽視せず、救急外来を受診しましょう。

頭痛の多くは生活習慣の改善で軽減されます。仕事などでストレスや疲労などが避けられない環境であっても、休憩を取り入れることを意識したり、軽い運動を習慣にするなど、工夫をしてみましょう。

 

また、右後頭部の少し下にある首の付け根あたりの方にも痛みを感じる方はこちらの記事もご覧ください。

参考:首の付け根が痛いときの原因6つ!意外な病気の前兆かも?

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