耳垢が臭い4つの原因!病気の可能性もチェック
ふと耳掃除をしたときに耳垢の臭いを嗅いだら変な臭いがしませんでしたか?「耳垢の臭いなら誰からも気づかれないだろう。」と思って放置してはいけません!
なぜなら、耳の病気がその耳垢の異臭を引き起こしている可能性もあるからです。
そこで今回は、あなたの耳垢が臭い原因についてお伝えしていきたいと思います。
皮脂の分泌量が多い
まずは、病気が原因ではない耳垢が臭い理由についてお伝えしていきます。
耳の穴の中は皮脂腺という皮脂が分泌される腺が多いことはご存じでしたか?皮脂というのは、脂肪などを多く含んだ液体のことです。
この皮脂が耳の中で多く分泌されることが臭いの原因となっているかもしれません。
耳の穴の中における皮脂の分泌量は人それぞれです。そこで、あなたが皮脂を分泌しやすい体質なのかチェックする方法を紹介したいと思います。
それは、耳垢が湿っているか乾燥してカサカサしているかで判断することができます。先ほど紹介したように皮脂はねっとりした液体なので、皮脂が多く分泌されるとその分、耳垢もしっとりしてくるのです。
一方で皮脂の分泌量が少ない人は、耳垢の水分量が少なく乾燥してカサカサしています。
よって、耳垢が湿っていて臭いを感じる場合は、皮脂が原因ではないのか?と疑ってみるといいですね!
皮脂の分泌量は体質が強く影響していますので、その分泌量自体を減らすというのはなかなか難しいです。それでは、臭いを取り除くにはどのような対処法をとればいいのでしょうか?
一番の方法は耳の中をしっかり洗うことです。毎回の入浴時に耳の中まで洗っている人はなかなかいませんよね?しかし、皮脂の分泌量が多い人は耳の中を洗うことにより、皮脂を洗い流すことができます。
水やお湯で軽く洗い流す程度でいいので、ぜひ試してみてください!ただし注意しなければならない点が1つあります。
それは、洗いすぎて耳の中を傷つけてしまうことです。耳の中はとてもデリケートで少しの刺激で傷がついてしまい、炎症を起こしたり、耳の病気に悪化してしまうこともあります。
耳の中を洗うときはくれぐれも傷つけないように洗うようにしましょうね!
膿の臭い
あなたのその耳垢の臭いの原因は「膿」かもしれません。膿は耳の中が傷ついて炎症を起こしてしまったときに出てきます。つまり、耳掃除をしているときなどに傷つけてしまい、耳の中で炎症を起こしている可能性があるのです。
前章で紹介した「耳の中を洗うこと」もほどほどにしなければならないことが分かりますね!
また、炎症は傷口に細菌が感染することにより起こります。洗ったあとに濡れたままで放置してしまうと、この細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。細菌はジメジメ湿った環境を好むのです。
お風呂からあがったあと、しっかり耳の中を乾燥させていますか?もし、ほったらかしにしてた人はタオルや綿棒などで水分を吸収するようにしましょう。
また、耳の中で細菌が繁殖するとさらに、耳の病気に悪化してしまうおそれもあります。以下でその耳の病気について詳しくお伝えしていきたいと思います。
中耳炎
中耳炎はよく聞く耳の病気ですね。中耳炎になってしまう原因は耳の奥にある「中耳」という部分に細菌が感染してしまい、炎症を起こしてしまうからです。
ただし、この細菌は耳の外側からでなく、耳の内側から入ってきます。つまり風邪などで免疫力が低下しているときに発症しやすいです。
中耳炎になると、耳垢が臭くなることがよくあります。これは耳の中で炎症を起こしているからです。また、「腫れ」や「痛み」も伴いますので、耳の異常に気付いたらすぐに病院で診察を受けるようにしましょう。
外耳道炎
外耳道炎という病気は、耳の奥のほうの「外耳道」という部分が炎症を起こすことによって発症します。この炎症を引き起こしてしまうのは、耳掃除などで耳の中を傷つけてしまうことが一番の原因です。
軽度であれば自然治癒しますが、悪化すると痛みや腫れも伴い危険な病気です。耳垢が臭いことも外耳道炎の前兆や症状となりますので、しっかりチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
耳垢が臭くなる原因についてお伝えしました。あなたの耳垢の臭いの理由が解決できたでしょうか?
ほとんどの場合は「皮脂の分泌量が多い」ことが原因ですが、たまに中耳炎や外耳道炎などの耳の病気の前兆であることもあります。
痛みやかゆみ、腫れなど耳に異常を感じた場合はできるだけ早く耳鼻科に相談しに行くことが大切です。
また、耳垢が多い原因についてはこちらを要チェックです!
→【耳垢が多い2つの原因】