耳の中がかゆい!考えられる5つの原因をチェック!
耳の中がかゆくて仕方がないから耳かきをしてみるけれど、全然改善されないという経験はありませんか?
耳の中がかゆいと、気になって何事にも集中できません。
耳の中がかゆいのは、あることが原因になっていることが多いです。
ここでは耳の中がかゆくなる5つの原因をまとめました。これまで間違った対処をしていたのかもしれません。ぜひ参考にしてみて下さい。
耳かきのやりすぎ
耳かきって気持ちがいいですよね。かゆいところに手が届き、何だかすっきりします。
これは耳に迷走神経という神経が通っているためです。しかし、耳かきは実は必要のないことなのです。実際耳かきをする動物はヒトだけですよね。
耳垢には耳の中を保護する役割があります。外部からのホコリなどが入らないようにブロックするという意味と、抗菌作用で耳の内部を保護するという意味があります。
そのため、耳垢を取るのは耳が無防備になるということになります。
無防備になると、守ろうとしてまた耳垢ができます。耳かきをすると少なからず外耳に刺激を与えますので、それが度重なるとかゆみがひどくなるのです。
耳垢は耳の入口から1cmぐらいのところに集中していて、その奥には通常ありません。
耳かきをしたり綿棒で奥へ押し込んでしまうことで新たな刺激を与えないよう、耳かきは3ヶ月~半年に一度ぐらいで十分です。
耳垢が多いと感じる方は以下の記事を参考にしてみてください。
補聴器やイヤホン
補聴器やイヤホンを使う方は、使用時間も長いですよね。それだけ耳に異物が存在し続けているということになります。
サイズが合っていたらよいのですが、大きすぎるものを使用し続けると、常に耳の中の皮膚に刺激を与えていることになります。
かゆみ・痛みなどを生じる場合はサイズの合ったものに変え、できるだけ使用時間を短くするように心がけましょう。
皮膚炎
アトピー性皮膚炎を持っている方は、それが原因かもしれません。
耳の中も他の部位と同じ皮膚ですから、乾燥などをきっかけにかゆみが出ることもあります。まれに花粉症で耳のかゆみをうったえる方もいます。
アトピー性皮膚炎は乾燥がきっかけでかゆみを生じることが多いです。
そしてかくとさらにかゆみが増し、悪いかゆみの連鎖を生みます。できるだけ刺激を与えないように気をつけましょう。
外耳道の病気
耳垢ができる外耳道に湿疹ができたり、真菌による炎症を起こしたりしているとかゆみを生じます。
ステロイド剤の塗布で改善されますので、皮膚科で相談しましょう。ステロイド剤は長期使用すると、副作用が出る可能性もあります。
適切な強さのお薬を選ぶためにも、皮膚科で相談して処方してもらいましょう。
また、耳垢に独特な臭いがある方もいると思います。ぜひこちらを参考にしてみてください。
風邪・喉の炎症
風邪で鼻水がよく出る時や、喉の炎症を起こしている時にも耳のかゆみを感じることがあります。
元の病気が治ればおさまりますので、それまでは我慢しましょう。
まとめ
耳がかゆくなる原因を5つ紹介しました。医療機関で相談する以外に自分でできることは刺激を与えず我慢することしかありません。
かゆみを我慢するのは本当に辛いですが、かゆみの悪循環を断つことで改善の余地ができます。
「耳かきをしない」と決めても、ついつい爪で耳の入口をかいたり傷つけてしまうことがあります。傷がつくと熱を持ち、さらなるかゆみが生じたりしますのでこれもよくありません。
耳がかゆいぐらいで病院には行きづらいという方もいるかもしれませんが、かゆみを我慢するのは大人でも大変なことです。
薬で緩和されることもありますので、遠慮せず医療機関で相談しましょう。