ムカデに刺されたらどうなる?!すぐ治る応急処置の方法!
夏になって外に出かけることが多くなり、自然が多い場所に行くこともあると思います。そこで、注意しなくてはいけないのがムカデです。
ムカデに噛まれると、毒素が体に入り重症化することもあります。そこで、今回は、ムカデに刺されたときの応急処置の方法をお伝えしていきたいと思います!
ムカデに刺されたときの症状
ムカデの種類によって異なりますが、一般的にムカデが持つ毒素は強いです。よって、ムカデに刺されたら痛みはもちろん、他にも全身にあらわれる症状などもでてしまうことがあります。
特に、子供や赤ちゃんは免疫力が弱いので注意しなくてはいけません。
ムカデに刺されたときにあらわれる症状は以下のようなものがあります。
- かゆみを感じる
- 痛みを感じる
- 患部が腫れる
- 発熱する
- 頭痛やめまいが起こる
- 吐き気がする
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
痛みを感じる、かゆみを感じる
ムカデに噛まれたら必ずといっていいほど、激痛を感じます。つまようじで思いっきり刺されたようなするどい痛みです。
また同時にかゆみを感じることもあります。軽度な場合は、かゆみだけということもあるようです。
患部が腫れる
刺された部分が炎症を起こして赤く腫れてしまいます。これはムカデの種類によりますが、毒性が強い場合は患部の周辺が壊死してしまうこともあります。
発熱、頭痛、めまい、吐き気
ムカデに刺された場合、このような全身にあらわれる症状が起こることもあります。
ムカデの毒素が血流にのって、全身に広がってしまった場合に起こります。このような症状があらわれたらすぐに病院へ行きましょう。
またムカデにはアナフェラキシーショックというものがあります。過去にムカデに一度刺されたことがあり、再び刺されてしまうとショック症状を起こしてしまうことがあるのです。
アナフェラキシーショックを起こすと、呼吸困難になったり、血圧低下を起こしたりします。このような症状があらわれたら、すぐに救急車を呼びましょう!
ムカデに刺されたときの応急処置
ムカデに刺されたら、すぐに応急処置を行うことが大切です。
応急処置を行うことで、痛みをや炎症を抑えられることはもちろん、発熱などの症状が起こる確率も下げることができます。
効果的な応急処置の方法は主に3つあります。
患部の毒素を出す
一番最初にすべき応急処置です。患部から入ってしまった毒素を指を使って押し出します。少し痛みを感じてしまうかもしれませんが、有効な応急処置ですので我慢しましょう。
刺された部分の周囲を指で強めにつまんで、押し出すようにしてください。もし、口の中に傷や虫歯がない場合は口で吸いだすというのも有効です。
患部を冷やす
毒素を出したら、まずは患部を水で洗い流しましょう。そして、氷や保冷剤などで患部を冷やします。
冷やすことにより体内に入った毒素が周りに広がるのを抑えることができます。
氷や保冷剤などがすぐに用意できないようであれば、冷水で流し続けるというのも効果的です。
患部を温める
この応急処置の方法は、温熱療法といいます。ムカデの毒素は熱に弱いです。42度以上のお湯を患部に当てると、毒となる成分を壊すことが出来ます。
40度ぐらいの中途半端な温度だと逆に炎症がひどくなってしまいます。やけどをしない程度にできるだけ高い温度で患部を温めるようにしてください。
ムカデに刺されたら病院は何科に行くべき?
以上のような応急処置を行って、腫れや痛みが弱まるようだったらとりあえず様子を見て、安静にしましょう。
しかし、応急処置を行っても腫れや痛みが治まらない、または悪化してしまったという場合は、病院へ行きましょう。
また、発熱、しびれ、めまい、頭痛、吐き気などの症状があらわれた場合も病院へ行くようにしてください。
腫れや痛みがひどい場合は、皮膚科に行くようにしましょう。また、皮膚以外のめまいなどの症状があらわれている場合は、内科で受診するのをおすすめします。
まとめ
ムカデは意外といろんなところに潜んでいて、刺されてしまうことが多いです。もし刺されてしまったときに慌てることがないように、今のうちに正しい応急処置の方法を知っておきましょうね!
また、ムカデ意外にも、蜂やブヨ、毛虫などに刺された場合も危険な症状があらわれることもあります。
そこで、以下でさまざまな虫刺されの症状と対処法について紹介していますので、ぜひご覧ください!
→【虫刺されの症状と対処法について!】