赤ちゃんの首の後ろに湿疹ができる5つの原因とは?
知らない間に赤ちゃんの首の後ろに湿疹が出ていること心配になりますよね。
ただのあせもの場合もありますが、他の皮膚病かもしれません。
そこで、今回は赤ちゃんの首の後ろに湿疹ができてしまう原因についてお伝えしたいと思います。
あせも
一番多い原因があせもです。赤ちゃんは特に汗をかきやすく、夏場でなくても汗をたくさんかいてしまいます。
特に首の周りは汗がたまりやすく皮膚も重なっているのであせもができやすい環境になってしまっています。
対処法としては、首回りが汗で湿った状態に長時間しないようにすることが大切です。
- 汗をかいていたら拭いてあげる
- 暑くならないような衣類や布団にしてあげる
- 入浴時にしっかりと首の後ろまで洗ってあげる
- 服の着替えをこまめに行う
などのケアが効果的です。
汗疹(あせも)の詳しい対策法についてはこちらで詳しくお伝えしています!
→【赤ちゃんのあせもの対策法】
脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)
赤ちゃんは皮脂の分泌量が多いです。これはお母さんからのホルモンが影響しています。
この皮脂の分泌量が多いので、毛穴につまってしまい、脂漏性湿疹を起こしてしまいます。
特に赤ちゃんは代謝能力も未熟なので、毛穴に皮脂がつまって炎症を起こしやすいのです。
入浴時に石鹸で首の後ろをよく洗ってあげるようにしてください。
これにより、毛穴にたまっている皮脂を洗い流してあげることができます。
ただし、洗いすぎると、かぶれて逆に炎症が悪化してしまうので注意しましょう。
アトピー性皮膚炎
これは遺伝的な影響が大きいです。
ダニ、動物の毛、ほこり、カビ、食物などが遺伝的に皮膚にアレルギーを起こす物である場合、これらに触れるとアトピー性皮膚炎を起こしてしまいます。
特に首の後ろは寝ているときに、布団に常に接しています。
なので、布団にダニや動物の毛、ほこりなどのアレルギー物質があると炎症を起こしてしまう確率が高くなります。
アレルギー性皮膚炎を治すためには、アレルギーを起こす原因を解明しなければなりません。
どのようなときに症状があらわれるのかしっかり観察してあげましょう。
炎症を起こしてしまった患部はできるだけ刺激を与えないようにし清潔を保つようにしてください。
新生児ニキビ
新生児座瘡(しんせいじざそう)または乳児湿疹ともいいます。新生児ニキビは生後1週間から1か月ぐらいにでやすいです。
顔にでることが多いですが、首にでることもあります。
皮脂が毛穴に詰まって炎症を起こしてしまうことが原因です。
できたニキビに触ったり、ひっかいたりするとさらにばい菌が入ってしまい炎症が悪化してしまいます。
それを防ぐためにも、患部にはベビークリームを塗ってあげるといいです。
入浴後に塗る習慣をつけると、保湿効果も得られますし一石二鳥です!
新生児ニキビは生後数か月で自然治癒するのであまり神経質になる必要はありません。
ただし炎症が悪化するような場合は、皮膚科か小児科に受診することをおすすめします。
食物アレルギー
アトピー性皮膚炎に含まれる症状ですが、特に注意しなければなりません。遺伝的にある食べ物に対してアレルギー反応を起こしてしまいます。
湿疹は首の後ろだけでなく、全身にあらわれることもあります。
また症状が重いと、下痢や吐き気などの症状もあらわれてしまいます。
卵や牛乳、小麦などはアレルギーの食べ物となる可能性が高いので赤ちゃんの場合はアレルギー反応を示さないか徐々に食べさせていくようにしましょう。
1歳ごろになるとアレルギー検査を行うことができるので、それまではアレルギーになる可能性の高い食べ物は食べさせないようにするのが無難です。
まとめ
首の後ろは赤ちゃんの湿疹がとても出やすい体の部分です。
あせもやかぶれではなく、何かの病気であるという可能性も考えられます。
赤ちゃんの体に発疹が出てしまうの病気の一覧ついてこちらでまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
→【赤ちゃんに湿疹とかゆみがあるときの病気一覧】