耳から血が出る原因を分かりやすく解説。どこからの出血かを必ず確認!

耳

耳に違和感がして、ふと触って指に血がついていたらとても驚きますね。しかし、耳の皮膚は非常に薄く血流も豊富なため以外と出血しやすい部位です。

耳から血が出てきた場合、耳のどの部位で血が出ているのか確認することがまず第一に重要になります。

そこで、ここでは部位ごとに耳から血が出てくる原因についてお伝えしていきます。

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まずは耳のどこから血が出ているかチェック

耳

耳から血が出ていることが分かったときはまずは耳のどの部位から血が出ているか確認することが大切です。

なぜなら、耳のどこから血が出ているか分かることで多くの場合、出血の大まかな原因が分かるからです。

 

耳から血が出る部位は以下の5箇所が考えられます。

  • 耳介:耳たぶや耳の穴の入り口付近
  • 外耳道:耳の穴の入り口から鼓膜までの部位。耳垢がたまる部位。
  • 鼓膜:外耳と中耳をしきる薄い膜。音による空気振動を感知する。
  • 中耳:鼓膜の奥側にある部位。耳管で鼻の奥とつながっている。
  • 内耳:中耳のさらに奥にある部位。聴覚や平衡バランスをつかさどる器官がある。

 

これらの部位で出血しやすい順に並べるとこのようになります。

外耳道>耳介>中耳>鼓膜>内耳

耳から血が出たとき多くの場合は、外耳道あるいは耳介からの出血になります。ある特殊な条件で鼓膜や中耳での出血が見られ、内耳で出血することはほとんどありません。

それではそれぞれの部位で出血が起こる具体的な原因についてお伝えしていきます。

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耳から血が出る原因

外耳道での出血

外耳道とは、耳の穴の入り口から鼓膜までの部位になります。耳垢がたまり、耳掃除をする部位が外耳道になります。

耳から血が出てきた場合、この外耳道から出血しているケースが一番多くなります。なぜなら、耳掃除などのときに刺激しやすく、皮膚がとても薄く毛細血管が集中している部位であるからです。

 

外耳道はとてもデリケートな部位で少しの刺激で傷ができてしまいそこから出血してしまいます。そのような繊細な部位を耳かきや綿棒で刺激してしまうと血が出てしまうのは想像できますよね。

このように耳掃除や指・爪で耳の中を刺激することで外耳道が傷つき血が出てしまうケースが多いのです。

 

また、外耳道では外耳炎という耳の病気も発症しやすいです。外耳炎とは、外耳道にできた傷から細菌が侵入し炎症を起こしてしまう病気です。

外耳炎になると耳の痛みやかゆみといった症状があらわれます。また、傷で炎症が起きるので血が出てしまうケースも多くなります。

 

外耳炎は軽症であれば数日で自然治癒しますが、悪化してしまうと痛みやかゆみの症状もひどくなり完治までの期間が長くなってしまいます。3日間以上経っても治らない場合は耳鼻科で受診するといいでしょう。

参考:外耳炎の耳の痛みや頭痛はいつまで続く?自然治癒はするのか解説します

 

耳介での出血

耳

耳介とはなかなか聞き慣れない言葉ですが、正確には耳の穴より外に出ている耳の部位全体のことをいいます。

耳介も外耳道ほどではありませんが皮膚が薄く、栄養血管があるので血流が豊富で出血しやすい部位となります。耳介は日常生活やスポーツなどで外傷を受けたり、圧力を受けることで傷つき簡単に出血してしまうのです。

特に耳たぶや耳の穴の入り口付近が傷つき出血した場合は、耳の穴から血が出ていると勘違いしてしまうこともあるので注意しなければなりません。

 

また、耳介では外部からの衝撃により内出血してしまうことも多いです。内出血したときは皮膚が少し赤く腫れたり、青白く変色したりします。

このようなときに、耳を下にして横向きに寝たりして圧力を加えると皮膚が薄い分、簡単に出血してしまいます。

 

さらに、耳介でも耳介軟骨膜炎や耳介血腫という病気があります。耳介軟骨膜炎は耳介にできた傷から細菌が感染することで軟骨膜で炎症を起こし、耳が腫れたり変形を起こしたりします。

耳介血腫は、耳介を繰り返し圧迫したりすることで耳の軟骨と皮膚組織の間で出血し、血腫(こぶ)ができてしまう病気です。

このように耳の穴の外で出血していることが確認できたら、感染を防ぐために患部を水で洗ったりして清潔に保ち、さらなる刺激や圧迫を与えないように注意することが大切です。

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中耳での出血

中耳とは鼓膜の奥側にある部位です。外部とは鼓膜によって遮られているため、耳掃除などで刺激を与えられることはありません。

では、どうして中耳で出血してしまうことがあるのでしょうか。それは、中耳炎という耳の病気が原因であることが大半を占めます。

 

中耳は耳管という管で鼻の奥と物理的につながれています。鼻風邪などによって鼻水が多く出ているときに耳管を通して細菌が内耳に感染することで、炎症を起こし内耳炎になってしまうのです。

内耳炎になると耳の痛み、腫れ、かゆみなどといった症状があらわれます。

他にも、『耳垂れの原因は中耳炎かも!耳から出る汁の臭いは要チェック!』でお伝えしているように耳から汁が出てくる耳垂れといった症状もあらわれます。

この耳垂れに血液が混じって耳から出てくることがあるのです。つまり、中耳で出血するときはほとんどの場合、中耳炎を発症しているということになります。

 

鼓膜での出血

女の人の顔

鼓膜で出血をしてしまう原因は、鼓膜が破れる外傷性鼓膜穿孔になってしまったときです。

耳掃除のときに何かの拍子で耳かきを奥まで入れすぎてしまったり、平手で耳を叩かれたときなどの急な気圧変化による外傷で鼓膜が破れることがあります。

このように鼓膜が破れてしまった場合に鼓膜での出血が見られます。

 

内耳での出血

内耳は耳の一番奥の部位であり、出血することはほとんどありません。頭蓋骨の側面の側頭骨骨折が原因で内耳を損傷し、外耳道から出血してくることがあります。

 

耳から出血したときはそれ以上刺激を与えないように!

耳から血が出るときは多くの場合、外耳道か耳介からの出血となります。これらの部位は外部からの刺激を受けやすく、かつ皮膚が薄いので出血しやすいのです。

もし耳から血が出てしまったときは触ったりして、それ以上刺激しないようにすることが治療にとって一番大切です。患部に刺激を与えてしまうとさらに出血を促し、完治までの期間が長引いてしまいます。

また、外耳炎などの炎症を起こさないように汚れた手で触ったりせず患部を清潔に保つようにしましょう。

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