耳が詰まった感じがする原因をチェック!ベストな治し方はコレです!
なぜか耳が詰まっているような違和感を感じたことがある方は多いはずです。
耳が詰まる感じの他にも聞こえにくくなったり、耳鳴りがしたり、、、とさまざまな症状が併せて出ることもよくあります。
このような場合、思わぬ耳の病気が隠れている可能性もあるのでしっかりと症状をチェックしなければなりません。
そこで、ここでは耳が詰まった感じがする原因や治し方・解消法についてお伝えしていきます。
耳が詰まった感じがする原因
耳が聞こえにくいとき
耳が詰まった感じがして音が聞き取りにくいと思う場合は突発性難聴という病気が考えられます。
突発性難聴は比較的完治しにくい病気ですが、早期治療を行えれば治る確率もかなり高くなります。
幸いにも初期症状は自覚しやすいので以下の自覚症状をチェックしてみてください。
- 片耳が詰まった感じがする
- 片耳が聞こえにくい
- めまいがある
このように独特な初期症状が表れるので「何か耳がおかしい」と判断しやすいのです。突発性難聴の症状などはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
また突発性難聴と似ている病気でメニエール病という病気もあります。
メニエール病も耳が聞こえにくくなったり、詰まった感じがするなどかなり似ている症状が表れるのです。
このふたつの病気を区別する方法としては、
- 突発性難聴は突発的にめまいや難聴などの症状が表れる
- メニエール病の場合は数時間、反復的にめまいや難聴などの症状が表れる
という点で大きな違いがあります。
つまり、症状が繰り返すようであればメニエール病の可能性が高いということです。
痛いとき
耳の閉塞感とともに痛みを感じる場合は外耳炎が考えられます。外耳炎とは外耳道という耳の穴の表面が炎症を起こしてしまうことにより起こります。
耳掃除をしすぎて傷つけてしまったりして、そこから細菌が侵入し炎症を起こしてしまうのです。
これにより耳の痛みや耳が詰まった感じがする、かゆくなるなどの症状が表れます。
炎症がひどくなりすぎると、赤く腫れたり痛みが激しくなったりするので悪化する前にしっかりと治療を行う必要があるのです。
耳垢が多いとき
耳の中に耳垢が多く溜まっている場合は、単に耳垢が耳の穴を塞いでしまって耳に詰まった感じがしている可能性が高いです。
耳垢は外部からのホコリやチリだけでなく、耳の内部からの分泌物や古くなった表皮などが混ざったものです。
ちゃんと耳掃除をしているのにすぐ耳垢が溜まってしまうという方も多いはずです。その原因についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていきますね。
音・声が響くとき
自分の発した声や音が響いたり、返ってきたりするような感覚がある場合は滲出性中耳炎や低音障害型難聴といった病気が考えられます。
滲出性中耳炎とは、耳の奥にある中耳という部分に滲出液が溜まってしまうことで発症します。
大人より子供の方が発症することが多い病気です。特に鼻水や鼻づまりがある子供に発症しやすいのです。この理由については次章でお伝えしていきますね。
低音障害型難聴とは、低い音が聞こえにくくなる病気ですがそれよりも耳が詰まった感じがしたり、声や音が響くといった症状の方が自覚しやすいことが多いです。
低音障害型難聴の症状が反復して長引いてしまうと上述したメニエール病に悪化してしまう場合もあるのでしっかりと治療を行うことが大切です。
鼻水が出るとき
鼻水がよく出るときは上述した滲出性中耳炎が起こりやすい状況になってしまいます。なぜかというと、中耳に溜まってしまった滲出液は本来、耳管という管を通って鼻に排出されるものなのです。
しかし、鼻水が溜まっているとその耳管が塞がれてしまい、滲出液がうまく鼻に抜けていかずに滲出性中耳炎になりやすくなってしまうのです。
また、単に鼻風邪にかかっていることも考えられます。
風邪はさまざまな症状を伴いますので鼻からくる風邪で鼻水がよく出たり、耳が詰まるような感じがするといった症状が表れるのです。
耳鳴りがするとき
耳鳴りも伴う場合は、耳管開放症・耳管狭窄症・難聴などが考えられます。
耳管開放症は耳管が開きっぱなしになってしまう状態、対して耳管狭窄症は耳管が狭ばってしまう状態になる病気です。
これらの病気に共通する症状として耳の閉塞感や耳鳴り、自分の声が耳に響くといったことが表れます。
吐き気がするとき
吐き気があるときは突発性難聴やメニエール病などの病気が考えられます。
これらの病気の主な症状は難聴や耳の違和感ですが、それに伴って副症状として吐き気が表れることもあるのです。
ただ吐き気が表れるかどうかは人それぞれです。かなり強い吐き気を感じる方もいれば、ほとんど吐き気は感じないという方もいるのです。
風邪のような症状があるとき
耳が詰まった感じがする他、発熱があったり体がだるくなったりと風邪のような症状があるときは急性中耳炎という病気が考えられます。
急性中耳炎とは鼓膜の奥にある中耳という部位で炎症を起こしてしまう病気です。これにより耳に痛みがすることもよくあります。
特に風邪にかかったように発熱することが特徴的です。鼻水が出ていると、鼻水のバイ菌が鼻から耳に移動し、中耳炎を悪化させてしまうということもよくあります。
耳が詰まる感じがするときの治し方
まずは耳の穴に何か詰まっていないかチェック
耳が詰まる感じがしたときに、痛みや耳鳴りなどがない場合はまず耳の穴に何か詰まっていないか確かめてみましょう。
具体的には耳垢がたくさん詰まっていたり、入浴後などは耳の中に水が入っている可能性も考えられます。
また耳掃除のやり過ぎで滲出液が耳の中に溜まっていることもあります。耳の穴をチェックしてみて何か入っていた場合はそれを取り除くように改善していきましょう。
痛みやかゆみがあるとき
耳の中に痛みがかゆみがある場合は耳の穴の皮膚が炎症を起こしている可能性がありますので、むやみに刺激を与えるのは避けるようにしましょう。
特に外耳炎などの場合はしっかりと病院で診察を受けて治療をすべき病気になります。症状が激しい場合や長く続く場合はビタミンB12含有などの薬物治療などで治療が行われていきます。
耳鳴り・難聴・めまいがあるとき
このように耳の部位だけの以上だけでなく、全身に症状があらわれる場合は突発性難聴やメニエール病などの病気が発症している可能性が考えられます。
これらの病気の中には早期発見ができないと完治しづらくなる病気もありますので、耳鳴りや難聴・めまいなどの症状を感じたらできるだけ早く耳鼻科などに行くことが大切です。
このような早期治療がとても重要になるのです。
また、生活習慣の乱れやストレス・過労なども大きな影響を及ぼします。しっかりと睡眠時間を確保し、生活リズムを正して安静にしていくことも解消につながるでしょう。
特に仕事や家事・育児などでストレス・過労を溜め込んでしまっていると自覚がある方はできるだけ休養を取ることが大切です。