脱水症状の頭痛、めまい、しびれ、吐き気、下痢の対処法は?
水をたくさん飲んでも脱水症状になってしまうことがあります。それはなぜでしょうか?
脱水症状とは、体から水分が少なくなってしまうことが原因と思われている方が多いと思います。しかし、原因はそれだけではありません。
水分だけでなく、塩分も不足していることが原因となるのです。
ここでは、脱水症状の対処法、原因、治し方などについてお伝えしていきます。
脱水症状の原因
脱水症状とは、以下の3種類に分けられます。
- 水分が不足しているが、塩分はある。
- 塩分が不足しているが、水分はある。
- 水分も塩分も不足している。
それぞれの場合で原因が異なるので、別々に説明していきますね!
水分が不足した脱水症状
水分が不足して、塩分が十分にあるときはとてものどが渇きます。
この場合は血液などの体液の濃度が高いため、正常な値に戻すためにたくさん汗をかいて塩分を外に出していきます。結果として、次第に塩分も不足していきます。
塩分が不足した脱水症状
上の種類とは逆で、塩分が不足して、水分は十分にある場合です。これは、たくさん汗をかいて体外に大量の水分と塩分が出せれてしまった後に水やお茶などをたくさん飲んだ場合に起こります。
水やお茶には、塩分は含まれていないので、水分の補給はできますが、塩分は摂取できません
水分と塩分が不足した脱水症状
たくさん汗をかいても、この状況にはなりません。この状況になるのは、他の病気にかかって下痢や嘔吐などを繰り返したときになります。
脱水症状の症状としては、頭痛、めまい、手足や舌のしびれ、吐き気、下痢、痙攣などがあります。特に、頭痛やめまいは初期症状としてよくあらわれるので、これらの症状が出たら、すぐに対処するようにしましょう。
脱水症状の対処法
上記のような原因で生じた脱水症状の対処法は、水分と塩分の両方を摂取することです。
飲み物ではスポーツドリンクやレモン水などがいいです。食べ物では、きゅうりやなす、トマトなどの夏野菜がおすすめです。
また、脱水症状は熱中症の一部の症状です。なので、詳しい対処法については以下で詳しく説明しています。
【熱中症の症状と応急処置の正しい方法について】
脱水症状の治し方
脱水症状になり、飲み物を飲ませたり、涼しい場所に移動したら、症状が重そうな場合は救急車を呼びましょう。幼児、子供、高齢者の場合は特に危険ですので、すぐに対処するようにしましょうね!
点滴により、栄養が補給されれば容態は回復します。
まとめ
脱水症状が起こるのは、夏だけでなく冬も起こります。冬の時期も空気が乾燥していたり、暖房を使用しているので脱水症状になる場合があります。
また、日ごろにしっかりとした睡眠と食事をとり、健康的な生活を送っていることが一番の予防策となります。脱水症状は誰にでも起こるので、気を付けるようにしましょう!