熱はないのに熱っぽい6つの原因!酸欠やストレスによる影響は?

風邪

実際に体温を測ってみても特に熱はないのに、顔がほてっていたり、体が熱かったりと熱っぽい状態になることがあります。

この原因は、ストレス性による神経系の影響からホルモンバランスが乱れる病気(パセドウ病)や酸欠などさまざまな要因が考えられるのです。

そこで、ここでは熱はないのに熱っぽい原因についてお伝えしていきます。

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酸欠

口から息を吸う

換気されずに閉め切った室内や満員電車、バスに長時間いると十分な酸素を体内に取り込むことがきずに酸欠状態になってしまうことがあります。

この酸欠状態になると、頭がぼーっとしたり、息切れ・だるさ・眠気などの症状が出てきて、熱はないのに熱っぽいような不調になってしまうのです。

 

また、以下のように外的環境による酸素濃度の低下以外にも私たちの体が酸素を十分に吸収できない状態になることがあります。

  • 呼吸が浅くなる
  • 鉄欠乏性貧血
  • 喫煙

 

特に、無意識のうちに呼吸が浅くなって酸素を取り込む量が不十分になってしまうことはよくあることです。

例えば、デスクワークでパソコンなどを操作しているときに猫背の姿勢になって集中していると呼吸がしにくくなり、呼吸が浅くなってしまうのです。

他にも、精神的ストレスが溜まっていると呼吸は浅く速くなってしまいがちです。

 

酸欠による熱っぽさのような不調を防ぐために以下のような対処を行っていきましょう。

  • 室内にいるときはこまめに換気をする
  • 作業中は正しい姿勢で適度に休憩を取る
  • 鉄分やビタミン類をしっかりと摂取できるような食生活を心がける

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ストレスによる自律神経の乱れ

上述したようにストレスによって呼吸が浅くなり酸欠状態になってしまうことで、熱っぽさを感じてしまうことがあります。

ストレスは他にも、自律神経系を乱してしまい、これにより体温の調節がうまくできなくなってしまうこともあるのです。

 

自律神経が乱れると他にも以下のような症状があらわれます。

  • 体のほてり
  • だるさ
  • 慢性的な疲労
  • 不安感
  • やる気がでない

 

仕事や人間関係、環境の変化、などにより社会的ストレスあるいは夜更かしなどによる生活リズムの乱れによるストレスにより自律神経は乱れ、自律神経失調症になりやすいです。

また、人の評価を気にしすぎたり、断れない性格だとストレスへの抵抗力が弱く自律神経失調症に陥りやすいタイプです。

 

高血圧

高血圧の場合は、心臓から送り出される血液が動脈の内壁を押す力が強すぎる状態のことを言います。

一般的に最高血圧が140mmHg以上、あるいは最低血圧が90mmHg以上だと高血圧であるとされています。(後述リンク参照)

 

この高血圧だと顔のほてりが起こりやすく熱っぽく感じてしまうのです。

また、高血圧状態が続くと動脈硬化につながり、脳出血や大動脈瘤、心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気を引き起こす恐れがあるので注意しなければなりません。

 

高血圧になってしまう原因は以下のことがあげられます。

  • 塩分の過剰摂取(1日6g未満が目安)
  • 精神的ストレス
  • 運動不足
  • 野菜や果物の不足(ミネラルの不足)
  • 過剰飲酒・喫煙

このような毎日の日常生活における悪い影響が積み重ねって、気づいたら高血圧症になってしまっていることが多いのです。

 

風邪

風邪とは、喉や鼻などの上気道の炎症の総称のことでかぜ症候群と言います。

この定義のように発熱しない場合でも風邪になることはよくあり、体がだるくなったり、咳や鼻水、喉の痛みといった症状があらわれます。

熱っぽさを感じ上述のような体の不調があらわれる場合は、しっかりと休養し栄養補給をして病原体に対する抵抗力をつけていくことが大切になります。

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更年期障害

特に40代以降の女性の場合は更年期障害による体のほてりが原因で熱っぽさを感じていることが考えられます。

更年期障害は主に、エストロゲン(卵胞ホルモン)の低下により起こります。これにより以下のような更年期障害の症状が出るのです。

  • のぼせ
  • 汗が出やすい
  • 動悸
  • 疲れやすい
  • イライラしたり怒りっぽくなる

 

パセドウ病

帽子を深くかぶった女の人

パセドウ病とは、甲状腺の腫大によって甲状腺ホルモンが過剰に分泌されて起こる病気です。

甲状腺とは、喉仏の近くにある小さな器官で新陳代謝を活性化し、体にエネルギーを与えてくれる甲状腺ホルモンを分泌する働きがあります。

 

パセドウ病になってしまうと甲状腺ホルモンが多すぎるので、常に運動しているような状態になるほど身体の機能が活動的になってしまうのです。

これにより、体がほてり熱っぽくなったり、大量の汗をかくようになったり、疲れやすくなる、イライラする、体重が減る、寝つけない、といったさまざまな症状が出てきます。

 

自覚症状が顕著に出ることはないので、「ただの風邪かな、疲れかな」と思い、気づいたらかなり重篤化してしまうケースも多いです。

パセドウ病が疑われる場合は医療機関を受診するようにしましょう。甲状腺ホルモンを抑える薬物療法を中心にした治療が行われます。

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