風邪のときにアイスを食べる3つのメリットとデメリット
風邪で何も食べる気がしないのときでもアイスだったら食べれるという方も多いのではないでしょうか。
しかし、風邪のときにアイスなんか食べて良いのか心配になりますよね。アイスにはさまざまな栄養価もあり栄養補給にも効果的なのですが、体を冷やしてしまうなどのデメリットもあります。
そこで、ここでは風邪のときにアイスを食べるメリットや注意点などについて分かりやすくお伝えしていきます。
風邪のときにアイスを食べる3つのメリット
風邪のときにアイスを食べるのは体にあまり良くなく、風邪を悪化させてしまうのではと思われる方も多いです。
しかし、風邪のときだからこそアイスを食べることで回復のために良い効果を得られることもあるのです。
食欲がないときでも食べれる
風邪のときは食欲がなくなり、何も食べたくなくなる状態になってしまいます。しかし、そのようなときでもアイスなら食べる気になるという方も多いのです。
もし、うどんやお粥などしっかりとした食事が取れるようであればそのような食事をした方がいいのです。ただ、何も食べたくないような状態であればアイスを食べてみてはいかがでしょうか。
栄養補給をできる
アイスの種類にもよりますが、アイスはさまざまな栄養価を持っています。具体的には、以下のような栄養が含まれています。
- カルシウム:主成分の牛乳に含まれている
- 脂質:風邪で弱った体にとって優れたエネルギー源に
- ビタミンB2:粘膜や皮膚の生成を促進
- リン:新陳代謝を促し、疲労感を回復してくれる
- カゼイン:カルシウムの消化吸収を促し、鎮痛効果も
普段、アイスはカロリーが高く、肥満や高血糖の原因ともなるので食べるのは躊躇してしまいがちです。
しかし、風邪のときは食欲不振から一時的な栄養不足になりやすく、アイスは貴重な栄養源ともなってくれるのです。
ストレスを軽減できる
風邪のときは体がだるく感じたり、発熱や鼻水、喉の痛みなどさまざまな症状によってストレスを感じてしまいます。
このストレスは体に悪い影響を与え、免疫力低下の原因ともなってしまいます。アイスはこのような風邪時のストレスの悪循環を緩和してくれる効果を持つのです。
例えば、発熱しているときに冷たいアイスを食べることは体にとって気持ちのいいことです。また、アイスに多く含まれる糖分やチョコレートアイスに多くふくまれるカカオもストレス緩和に効果的です。
普段でもアイスを食べると気持ちがスッキリする気分になりますね。風邪のときもこのようにストレスを軽減して、風邪の回復に良い影響を与えてくれるのです。
アイスを食べてはいけないときの症状とは?
風邪のときにアイスを食べることで得られるさまざまなメリットにお伝えしましたが、さすがにどのような体調であってもアイスを食べていいというわけではありません。
風邪の症状によってはアイスは控えたほうがいい場合もあります。
胃腸風邪のとき
お腹が痛いとき、下痢をしているとき、吐き気や嘔吐があるとき、このような胃腸風邪の症状があるときはアイスを食べるのは控えるようにしましょう。
上述したようにアイスを食べることは栄養を補給できたり、ストレスを軽減できたりとさまざまなメリットもあるのですが、お腹を冷やしてしまうというデメリットも併せ持っています。
また、アイスは意外と消化の悪い食べ物で胃腸への負担にもなってしまいます。
腹痛や下痢といった症状がある場合はアイスは冷えや消化不良などの刺激になってしまい症状を悪化させてしまうおそれがあるので避けるようにしましょう。
寒気がするとき
アイスは冷たく体の体温を下げてくれるので発熱しているときは気持ちのいいものです。しかし、風邪で寒気がするときにアイスを食べると寒気を助長してしまいます。
なので寒気があるときはアイスなど冷たい食べ物や飲み物を口にするのは控えましょう。
高熱があるとき
高熱のときこそアイスを食べると体温を下げてくれて、体に良い気がしますが39℃以上の高熱があるときはおすすめできません。なぜなら、高熱のときは何かの感染症であったり、症状が急変したりします。
このような重い症状のときに冷たいアイスを食べるのはとてもリスクが高いことなのです。
本来、体が発熱しているときは免疫力を高め体内に侵入したウイルスなどを退治してくれているときです。
冷たいアイスを食べることは体温の低下につながり免疫力を低下させてしまうおそれもあるので、高熱のときにアイスを食べることはできるだけ控えましょう。
風邪時にアイスを食べるときに注意すべきこと
風邪のときにアイスを食べるときはさまざまな注意点があります。以下の注意点を守って食べるようにしましょう。
食べ過ぎないようにする
アイスは風邪のときでも食べやすくおいしいのでついたくさん食べてしまいがちです。
しかし、必要以上に食べすぎてしまうと体を冷やしてしまったり、胃の不調を引き起こしてしまうので注意しなければなりません。
基本的にアイスを食べるときは1個だけにしておくとよいでしょう。また、食べている途中で吐き気を感じたり、寒気がした場合はそれ以上食べないようにしましょう。
他の食べ物もしっかり食べる
アイスは風邪のときの貴重な栄養補給源となるとお伝えしましたが、アイスだけで体に必要な栄養を補えるわけではありません。
食欲がないときはなかなか食べ物を食べる気にならないかもしれませんが、少し無理してでも食事はしっかりとした方がいいです。
なぜなら、風邪を回復させるには体内に侵入したウイルスや細菌を退治するために必要な免疫力を強化したりとさまざまな栄養が必要になるからです。
おかゆやうどん、雑炊など食べやすく消化に良い温かい食べ物もしっかり食べるようにしましょう。
参考:鼻風邪が治らないときの4つの治し方!食べ物を改善しよう!
子供が食べるときは特に要注意
子供が風邪をひいてしまいアイスを食べるときは大人以上に注意すべきです。親がしっかりと子供の症状を把握し、食べ過ぎて体を冷やしたりしてしまわないように気をつけなければなりません。
また、アイスだけを食べさせるのではなくビタミンCなどの栄養も取れるようにフルーツも一緒に食べさせるといいでしょう。