長引く夏風邪を早く治すために!治し方を症状別に解説
冬場は風邪をひくことが多いですが、暑い夏でも風邪をひきます。そして夏風邪はダラダラと長引いて、つらい症状がなかなか治らないという場合が多いです。
今回は夏風邪の症状・原因・対処法についてお伝えしていきます。
夏風邪を早く治すための対処法を知っておくと、ダラダラと長引くつらい症状で困ることはありません。ぜひご覧ください!
夏風邪の症状と原因
風邪の原因となるウイルスは200種類以上あると言われています。その中のどのウイルスに感染するかによって風邪の症状も異なります。
低温・乾燥を好むウイルスは冬に活動しますが、高温・多湿を好むウイルスは夏に活動します。
夏に活動するウイルスに感染した場合、喉・胃腸に炎症を起こすことが多いです。寒気や全身の倦怠感なども現れ、発熱することもあります。
夏風邪は、寝込んでしまうほど重症化することは少ないですが、対処を間違うとダラダラと微熱が続きなかなか改善しないこともあります。
夏風邪がダラダラと長引く原因は室内と屋外の温度差にあります。冬は暖かい室内から屋外へ出るときはたくさんの上着や防寒グッズで暖かくするので温度差は大きくありません。
しかし夏は、薄着でエアコンの効いた室内で過ごした後、猛暑の屋外へ出る際に、体を冷やす対策ができずに猛暑にさらされます。
そのため体はこの大きな温度差に対処できず自律神経のバランスを崩してしまうのです。
夏風邪がダラダラと長引くのは自律神経のバランスを崩したためです。自律神経のバランスが崩れたことにより、体内に侵入したウイルスを排除する防御機能が正常に機能しなくなっているのです。
また、エアコンや扇風機で体が冷えることにより頭が痛くなってしまうこともよくあります。この対処法についてはこちらの記事でお伝えしていますのでぜひご覧ください。
夏風邪をひいたときの治し方
冬は、寒さや乾燥などで風邪をひきやすいので注意していても、夏は暑いので油断してしまいますね。
夏風邪をひいてしまった時の対処法を知っておくと長引かずにすみますので参考にしてください。
冬の風邪も夏の風邪も、これといった特効薬はありません。ウイルス等に感染してしまったら、体内の免疫機能に任せるしかないのです。
免疫力が低下した時に風邪をひいてしまうので、免疫力を高める対処をしていきましょう。
風邪をひいたときは自宅で十分休養するのが一番の回復への近道です。十分な水分と栄養を摂り、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
自宅で過ごすことで、室内と屋外の温度差もなくなり、自律神経のバランスは戻り免疫機能が回復します。
下痢をしている場合はウイルスを体外へ排出しようとしている状態ですので、下痢止めは使用しないようにしましょう。ただし、十分な水分補給を心がけましょう。
咳が続く場合も、ウイルスを外へ排出しようとしていますが、咳をする際のエネルギーは非常に大きく体力を奪ってしまいます。
また、十分な睡眠がとれない事態にもなりますので、ひどい場合は咳止め薬を使用するのも良いでしょう。
風邪をひいた時はできるだけ温度差をなくすため、エアコンの温度は下げすぎず、屋外に出る時は保冷ストールや日傘などで少しでも暑さ対策を行いましょう。
夏風邪の症状別の治し方
夏風邪にかかると症状は人それぞれであり、いろいろな対処法が存在します。以下、症状別に対処法をお伝えしていますのでご自身の症状に合う記事をぜひご覧ください。
頭痛
吐き気
鼻水・鼻づまり
喉の痛み
耳が痛い
関節痛
まとめ
夏風邪は長引くとよく言われますが、それには理由があります。風邪を治すには自身の免疫力がしっかり機能することが重要ですが、夏は室内と屋外の温度差が激しく、免疫機能が低下しやすいのです。
免疫機能を上げるため、温度差の少ない環境となるよう注意し、水分補給・栄養補給・十分な睡眠を心がけましょう。
暑い夏でも風邪をひかないよう、免疫力を高める規則正しい生活をしていきましょう。
十分な対策を行ってもなかなか改善しない場合は、別の病気である可能性があります。症状が軽くても放置せず、医療機関で相談しましょう。