寝すぎて頭が痛い!その原因と解消法を一発チェック!
疲労がたまった週末、仕事から解放されてぐっすり眠ったけれど、たっぷり睡眠をとった翌日に頭痛がするということは多々あります。
ぐっすり眠って疲れがとれてスッキリ目覚めるつもりだったのに、貴重な休日が憂鬱なものになってしまいます。
疲労回復のためにもしっかり睡眠をとろうと思っているのに、これでは休日も無理やり早起きしなくてはいけなくなりますね!
今回は寝すぎて頭が痛い原因とその解消法をご紹介します。最後までぜひご覧下さい。
偏頭痛の原因と解消法
睡眠中は心も体もリラックスモードになりますね。この時、セロトニンという精神を安定させる神経伝達物質が分泌されます。このセロトニンにより脳の血管は拡張し、リラックスモードになるのです。
しかし寝すぎてしまうと、このセロトニンが過剰に分泌されてしまいます。そのため脳の血管が拡張し過ぎて周囲の神経を刺激し、頭痛が起こるのです。
つまりこれは偏頭痛による頭痛です。この場合、こめかみなどで脈を打つようなズキンズキンといった痛みを伴います。
解消法としては痛みのある部分を冷やすと即効性があります。拡張した血管を冷やすことで収縮させてやるのです。
またセロトニンのバランスをととのえるような食生活をするのも大切です。
豆腐・味噌・納豆などの豆製品や牛乳などの乳製品、アーモンドなどのナッツ類はセロトニンの元となるトリプトファンが多く含まれています。これらを積極的に食事に加えましょう。
緊張型頭痛の原因と治し方
緊張型頭痛は、デスクワークをされている方が一日中同じ姿勢で仕事をこなすことや、引越しなどで環境が変わって緊張状態が続くことで、肩や背中の筋肉が緊張してしまい頭痛が生じます。
肩や背中の筋肉が緊張するとその部分の血行が悪くなり、脳への血流障害が生じ、頭痛が起こります。
ではこの緊張型頭痛がどうして寝すぎることで起こるのでしょうか。睡眠中は、寝返りをうつ時以外、ほとんど動かないですね。疲れている時は特にそうでしょう。
睡眠中でも、同じ姿勢で長い時間過ごすと、血行が悪くなります。そのため寝すぎると緊張型頭痛が生じるのです。
枕が高すぎる方は特に注意が必要です。首の後ろ側が枕によってのびた状態で長時間過ごすことになるため、緊張型頭痛が起こりやすくなります。
治し方としては、緊張している肩や背中の血行を良くするため、温めてあげます。日頃から軽い運動をすると体全体の血行が良くなり、緊張型頭痛も減るでしょう。
また、睡眠中に目が覚めた時はトイレに行ってみたり、少し寝返りをうったりして体勢を変えるとよいですね。
緊張型頭痛の治し方については、ぜひこちらも参考にしてください!
その他の原因
寝すぎて頭痛を起こしてしまう原因は他にもいろいろあります。ここでは、頭のどの部分に痛みを感じるかによって場合分けしていますので、ぜひご自身の症状と照らし合わせて、ご覧ください。
まとめ
寝過ぎによる頭痛の原因は偏頭痛と緊張型頭痛の2つが考えられます。どちらか一方であったり、両方のこともあります。それぞれ対処法が異なりますので、自身はどのタイプなのか考えてみてください。
とにかくこめかみがズキンズキンと脈打つように痛むという場合は、偏頭痛が原因ですので、痛みのある部分を冷やすと痛みがとれます。
肩や背中のコリを感じている場合は緊張型頭痛が原因ですので、背中や肩を温めて血行を良くしましょう。
両方型の方は両方の対処が必要です。こめかみは保冷剤などで冷し、背中や肩は温めてやります。背中や肩のコリを感じていても、不用意に入浴しないように注意しましょう。
血行を良くする効果はありますが、こめかみの痛みは血管が拡張して倍増してしまいます。
生活リズムを乱さないためにも、寝すぎない程度に睡眠をとるのがベストですが、疲労がたまってついつい寝すぎて頭痛がする場合は、どのタイプか考えて適切な対処法を試してみてください。