臭い玉を簡単に取る!安全かつ具体的な7つの取り方
口臭が気になる場合、口の中に臭い玉(膿栓)と呼ばれる強烈な臭いを発する塊ができていることが考えられます。
この臭い玉は意外と自分で取り除くことが難しく、誤った方法を行なってしまうと扁桃や粘膜を傷つけてしまうおそれがあります。
そこで、ここでは安全な臭い玉の取り方についてお伝えしていきます。
臭い玉(膿栓)とは
臭い玉とは、膿栓とも言われている白血球の死骸と細菌の塊のことをいいます。
大きさは数ミリ〜数センチでさまざまな大きさがありますが、潰したときに強烈な臭いがするのが特徴的です。
この臭い玉は口(喉)の奥、具体的には扁桃腺の周辺に発生します。扁桃腺とは喉の奥に位置する免疫器官で口から病原体などが体内に侵入しないようにする役割があるのです。
この扁桃腺が働くことで小さなくぼみなどに白血球の死骸や細菌などが溜まっていき、臭い玉となってしまうのです。
喉の奥につっかえを感じたり、歯磨きをした後などでも口臭が気になる場合は臭い玉ができている可能性が高いので対処する必要があります。
臭い玉の取り方
口を大きく開けて奥の方を見ると乳白色あるいは黄色の塊のようなものが見えたら、それが臭い玉であることが考えられます。
また、喉の奥に白いできものができる場合は膿栓の他にも、以下の記事で紹介しているように口内炎などが原因となっている場合もあります。
参考:喉の奥に白いできものができる原因と病気を解説!違和感がしたら要チェック!
目視で臭い玉が確認できる場合は、綿棒などで直接取ろうとしてしまいますが、この方法はおすすめできません。
なぜなら上述したように臭い玉は扁桃腺の周囲に発生し、とてもデリケートな部分なので直接触れることで粘膜を傷つけてしまうおそれがあるからです。
なので、自分で臭い玉を取り除く場合は水を当て、水圧で優しく取る方法がおすすめです。以下、具体的な方法をお伝えしていきます。
うがい
うがいで取り除く方法は最も簡単かつ安全な方法です。臭い玉(膿栓)が発生する部位を重点的にゆすぐようにうがいをしていきましょう。
小さな臭い玉やあまり強く付着していない臭い玉の場合はうがいで取れることもありますが、ある程度の大きさになってくるとうがいだけではなかなか取り除くことはできません。
なので、膿栓を取り除こうとするときはまずうがいを試してみて、取れない場合は後述する他の方法を行なっていく方針がいいでしょう。
シャワーの水圧
家で使用しているシャワーの水圧を利用して臭い玉を取り除いていく方法です。
外部から水の圧力を加えることができるので、うがいで取れない膿栓も取り除くことができる場合があります。
ただ、シャワーのヘッダーが大きくなかなか当てたい部位に水を当てることができないことがあるかもしれません。
また、水圧を強くしすぎると水を飲んでしまったり、粘膜や扁桃を傷つけてしまうおそれがあるので注意してください。
丸型洗浄ビンの水圧
シャワーはヘッダーが大きく思うように水を当てることができないことが多いです。
そこで、上の画像のような丸型洗浄ビンを使用することで簡単に水を当てて、臭い玉を取ることができます。
丸型洗浄ビンに水を入れて、最初は優しく膿栓がある口の奥に水を当ててみてください。水圧の感覚が分かってきたら、少しずつ強めに水を出していきます。
膿栓を取ることができたら、水と一緒に吐き出し、最後に軽くうがいをしましょう。
丸型洗浄ビンはAmazonなどネットでも販売していますし、ドラッグストアなどにもあるのでぜひ試してみてください。
口腔洗浄器を使う
以下の動画で紹介しているような口腔洗浄器が家にある場合は口腔洗浄器で簡単に臭い玉を取ることができます。
頻繁に臭い玉ができる場合は、口腔洗浄器を購入してもいいでしょう。歯の手入れも行うことができるのでおすすめです。
具体的な方法は、上記の丸型洗浄ビンの場合と同様で臭い玉ができている箇所にノズルを向けて、水圧の力で取り除いていきます。
咳
咳やくしゃみなどをしたときに自然に臭い玉のような塊が口から出てきた経験がある人も多いのではないでしょうか。
実は、臭い玉は咳やくしゃみなどで自然と出てくる場合も多いのです。なので、喉を痛めない程度に自然と咳払いをすることで、臭い玉を外に出すこともできます。
舌を使って取る
舌を口の上部にまるめるようにして、臭い玉を取ることも可能です。ただこの方法は舌の動きが柔軟で慣れている人でないとなかなか難しくなっています。
耳鼻咽喉科で取る
費用と手間がかかってしまいますが、耳鼻咽喉科で取ってもらうのが最も確実かつ安全な方法になります。
臭い玉(膿栓)の予防法
臭い玉は、日頃から歯磨きをしっかり行い、口内を清潔に保つことで予防することができます。
また、緑茶や紅茶でうがいをすることも予防に効果的です。これは茶に含まれるカテキンという成分が口内細菌の増殖を抑制してくれるからです。
参照リンク