喉の奥に白いできものができる原因と病気を解説!違和感がしたら要チェック!

耳

喉の奥の方に得体の知れない白いできものができたら何かの病気ではないか不安になりますよね。

特に悪い影響がないできものの場合もあれば、がんの危険性があるできものであることもあるのでしっかりと自身の原因をチェックしていく必要があります。

そこで、ここでは喉の奥に白いできものができる原因や病気、対処法についてお伝えしていきます。

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喉の奥に白いできものができる原因

顔

まずは、喉に白いできものができる原因についてお伝えしていきます。

白いできものができるときに痛みを感じるケースと痛くないケースの両方が考えられるので、それぞれの場合に分けて解説していきますね。

 

痛くない場合

膿栓(のうせん)

喉の奥に白いできものができているのに痛みを感じない場合は、ほとんどのケースで膿栓であると考えられます。

膿栓とは、白血球の死骸や細菌の塊が集まり、石灰化して硬くなったものです。こうしてできた膿栓が喉の扁桃腺の周辺にできて、白いできもののようになるのです。

 

また、この膿栓は臭いを発し、口臭の原因ともなります。なので、しっかりと歯磨きをしているのに、口臭が気になる方は膿栓ができていないか疑ってみるといいでしょう。

膿栓の大きさはさまざまで、1ミリ程度のかなり小さいできものの場合もあれば、豆粒状の数センチの大きさのものも存在します。

 

喉に膿栓ができる原因は、以下のようなことが起因して細菌が侵入することにより起こります。

  • 口呼吸
  • 口内の乾燥(ドライマウス)
  • 後鼻漏

後鼻漏とは、喉に鼻水が垂れてしまう症状になります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

参考:後鼻漏の4つの原因をチェック!効果的な治し方を紹介します

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痛い場合

口内炎

口内炎は、舌や頬の裏側あたりにできることが多いですが、喉にできることもあります。特に、食べ物を飲み込むときなどに痛みを感じる場合は口内炎である疑いが持たれます。

食べ物が口内炎に物理的に刺激を与えて痛みが生じているのです。

 

口内炎は、炎症を起こしているので赤いぶつぶつのように見えることもありますが、膿がたまると白いできものになります。

喉に口内炎ができる原因は、以下のようなことがあげられます。

  • 粘膜を傷つけてしまう
  • 唾液の減少
  • ビタミンB2の不足
  • 免疫力の低下

 

喉にできる口内炎の原因や治療法についてこちらでさらに詳しくお伝えしています。

参考:喉にできた口内炎が痛い!その原因と治し方を解説

 

白苔(はくたい)

白苔とは、扁桃腺で炎症が起きて化膿してしまっている部分になります。膿がたまっているので白いできもののようになってしまっているのです。

白苔は多くの場合、後述する扁桃炎が原因で起こります。

 

白苔は普通のできものと違い、白い膜のように比較的広範囲に広がっていることが特徴です。化膿しているので痛みも生じます。

喉がイガイガするような違和感がある場合は白苔ではないかチェックしていきましょう。

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喉の奥に白いできものができる病気

喉の奥に白いできものができる場合、感染症などの病気が原因となっていることも考えられます。

そこで、ここでは喉に白いできものができるよくある病気についてお伝えしていきます。

 

急性扁桃炎

急性扁桃炎とは、喉の奥の方にある口蓋扁桃(こうがいへんとう)という部分が炎症を起こしてしまう病気です。

この扁桃の表面が白い斑点のような膿がたくさんできるということもよくあるのです。

 

急性扁桃炎は扁桃腺の腫れや白いできものができるだけでなく以下のようなさまざまな症状があらわれます。

  • 38℃以上の高熱
  • 頭痛
  • 首のリンパ節の腫れ
  • 体がだるくなる
  • 喉が痛くなる

このような症状があらわれたら急性扁桃炎ではないか疑ってみましょう。

参考:扁桃腺の腫れが治らない!効果的な治し方5選!

 

白板症

白板症とは、口内で白色の斑点ができたり、いぼいぼのような状態になる病気です。

痛みがないので放置してしまうことも多いですが、がん化してしまう危険性もあるので治療しなければならない病気です。

白板症の原因は未だ明らかになっておらず、喫煙や虫歯、カンジダ菌などが影響していると考えられています。

 

ヘルパンギーナ

口から息を吸う

ヘルパンギーナは6月〜8月で子供に感染しやすい夏風邪です。コクサッキーウイルスという病原体が原因で、38℃以上の高熱が出る他、口内や喉に口内炎ができたり、白っぽい水ぶくれができます。

ただ、ヘルパンギーナは子供から大人へと二次感染することも多い病気です。夏場に高熱と口内の白いできものがでたら、ヘルパンギーナではないか病院で診察を受けるようにしましょう。

参考:ヘルパンギーナに感染した大人の症状や潜伏期間は?

 

溶連菌感染症

溶連菌感染症は、溶連菌が病原体となって発症する感染症です。

  • 喉の痛み
  • 38〜39℃の発熱
  • 口内の水疱

などが特徴的な症状です。ただ、症状が風邪と似ているので水疱などの特徴的な症状をしっかりと自覚して対処していく必要があります。

参考:溶連菌感染症の大人の症状は発疹や頭痛?自然治癒するの?

 

インフルエンザ

冬場に流行するインフルエンザでも喉に白いできものができることがあります。

12月頃に高熱が出るようであればインフルエンザの検査を受けるようにしましょう。

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喉に白いできものができたときの対処法

鼻うがい

鼻うがいをすることで、ただのうがいでは届かない喉の奥の方まで洗浄することができます。

白いできものは不清潔で細菌などの病原体が繁殖してしまっていることが根本的な原因であることも多いため、この鼻うがいはとても効果的なのです。

鼻うがいの方法についてはこちらの記事で詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。

参考:鼻と喉の間が痛い3つの原因!効果的な治し方をチェックしよう!

 

マスクをつける

マスクをつけて、喉を保湿してドライマウスの対策をすることができます。また同時に、外部からの病原体の侵入を防ぐことができるため一石二鳥です。

 

柑橘系の果物を食べる

果物

オレンジ、みかん、グレープフルーツなどの柑橘系の果物はビタミンCとビタミンEが豊富に含まれており、特に扁桃炎によって白いできものができている場合は効果的です。

ビタミンCは免疫力を高めてくれて、ビタミンEは炎症作用を抑えてくれる効果があるのです。

 

市販薬を使う

喉に痛みがある場合や口内炎ができている場合はドラッグストアなどで販売している市販薬を使うこともおすすめです。

それぞれの症状にあわせた市販薬を使用するようにしましょう。

 

病院へ行く

痛みがひどい場合や白いできものがなかなか治らない場合は病院へ行くことをおすすめします。何科に行くべきか迷ってしまう場合は耳鼻科が適切です。

症状が悪化する前に早めに受診するようにしましょう。

 

日頃からしっかり予防しよう

喉に白いできものができないようにするには、日頃からしっかりと予防しておくことが大切です。しっかりと歯磨きをして、口内を清潔に保つことは一番基本かつ大切なことです。

また、バランスの取れた食生活をして、睡眠時間をしっかりと確保することで免疫力をつけるようにしましょう。

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