粉瘤の臭いを対策する3つの方法を公開!
皮膚下に垢(あか)が溜まってできる粉瘤というシコリができた経験はありませんか?
粉瘤は、おできやニキビと間違う人もいますが、その臭いが強く悩む人も多いといいます。特に脇の下にできた粉瘤はその臭いが強く、学校や職場などで居心地の悪い思いをしてしまいます。
今回は、粉瘤の臭い対策のポイントを紹介していきたいと思います。できそうな対策があればぜひ試してみて下さい。
粉瘤とは
粉瘤は、皮膚下にできた袋状のものに、排出するべき老廃物などの垢がたまり固まったシコリです。
その中身の垢はタンパク質でできており、雑菌が繁殖しやすい環境となっています。そのため悪臭が出ることが多々あります。
粉瘤は、耳たぶ・脇の下・お尻などにできやすく、脇の下にできた場合は特に悪臭が強いといいます。
粉瘤は良性腫瘍であり、多くは放置しても体に害はありません。小さくて気にならない場合は手術をせず放置する人もいます。
しかし、おできやニキビなどと違い、自然に消失することはなく、極まれに巨大化してガンになることもあります。
気になる場合は切開して中のシコリを切除しましょう。小さくて気にならず、放置する場合でも、その臭い対策はしっかりしておきたいところです。
粉瘤ができる原因はまだ解明されておらず、打撲や外傷・疲れ・強いストレスなどがきっかけでできることが多いようです。
特別な予防策は確立されていませんが、体の悩みにはバランスの良い食生活を心がけるのが基本です。できることから実践してみましょう。
粉瘤の臭い対策
それでは、粉瘤の臭いはどのようにして防ぐことができるのでしょうか。3つの方法を紹介していきたいと思います。
ティーツリーオイル
これはオーストラリアに自生するTEA TREEという植物から得られる天然オイルです。
先住民族のアボリジニに優れた薬として伝わっているものです。毒性が低くて殺菌作用の強いオイルで、あらゆる場面で活躍します。
うがい時に1~2滴加えてみると殺菌効果があったり、ハンカチに数滴しみこませて鼻に吸い込むとすっきりしたり、シャンプーに混ぜて使用してフケを予防したり…と使い方はいろいろです。
粉瘤の臭い対策に使用する場合は、綿棒などで粉瘤に塗布するだけで効果を発揮します。このオイルで臭いが減少したという人は多く、一度試してみる価値はあります。
たこの吸出し
町田製薬という製薬会社が作っている薬です。「はれものを切開せずに治したい」という要望に応えて作られた、古くからある薬です。
これは強力な塗り薬で、塗布部分に穴が開き、その部分の膿などを出しやすくします。
非常に強力な薬ですので、患部のみに塗布しなければなりません。素手で塗布せず、清潔なヘラや綿棒などを使用するようにしましょう。
この薬により粉瘤の中の垢の塊を取り出すことができますので一時的に臭いはなくなります。
しかし元々垢が溜まっていた袋が残っていると再発しますので、最終的には袋も合わせて切除しなければ解決しません。
切開手術
粉瘤は皮膚下にできた袋に垢が溜まって固まりシコリになります。オイルや塗り薬で一時的に臭いを抑えることができたとしても、垢が溜まる袋を除去しなければ再発することが多いのです。
確実に臭いをなくすには切開手術しかありません。切開手術をするのであれば、シコリが小さいうちにするのが良いです。小さいほど、切開範囲は小さく傷口もわずかですみます。
まとめ
臭いが気になる粉瘤ですが、ティーツリーオイルやたこの吸出しという薬で一時的に臭いを抑えることができます。しかし根本的な解決にはなっていません。
繰り返しできる粉瘤をなくすためには、切開手術を行うしかありません。
耳たぶ・脇の下・お尻などによくできるので、病院で相談するのがためらわれる方も多いと思いますが、大きくなってからの手術では傷も大きくなってしまいます。
特に耳たぶにできた粉瘤についてはこちらで詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
→耳たぶに粉瘤ができる原因は?しこりが気になる人必見!
小さいうちに、早めに切開手術をするのが一番良いですね。原因は解明されておらず、予防法も確立されていませんが、打撲や外傷には気を付け、疲れやストレスをためないような生活を心がけましょう。