胃もたれを解消する5つの方法!正しい対処法を学ぼう。
日本人は胃もたれで悩んでいる方がとても多いといいます。つらい胃もたれを解消する方法があればぜひ試してみたいですよね。
しかしその正しい対処法は知らないという方も多いでしょう。
よく効くツボや効果のある飲み物、胃にやさしい食事などなど、知っておくと嬉しい情報があると良いですね。
今回は胃もたれを解消する方法を解説していきます。胃もたれで悩んでいる方はぜひご覧下さい。
胃もたれとは
胃もたれというのは食べたものが胃に残ってしまうことで、吐き気・ムカムカ・重みを生じる症状です。
食べたものが上手に消化されずに残る場合と、胃のぜん動運動がうまく機能せずに残る場合があります。
消化不良の原因は主に肉類・揚げ物などの油分の摂り過ぎです。油分は消化に時間がかかるため、胃に残ってしまうのです。
ぜん動運動というのは、消化管の収縮運動のことです。胃のぜん動運動は、胃から十二指腸へと内容物を送る運動のことをいいます。
これは若いうちは活発に機能しますが、加齢とともに弱まり食べたものがなかなか送られずに残ってしまいます。
若い方でも暴飲暴食などを繰り返すと自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経の働きによりぜん動運動が機能するため、自律神経が乱れると胃もたれが生じることがあります。
胃もたれ解消法
それでは、実際に胃もたれになってしまった場合、どのような対処法をしていけばいいのか見ていきましょう。
体に逆らわない
胃もたれで吐き気がある場合、吐いてしまう方が楽になります。吐き気がするということは体が食べ物を拒否しているということなのです。
消化して胃に残ったものがなくなれば胃もたれはなくなります。体の反応に逆らわず、吐いてすっきりするのも1つの方法です。
お風呂に入る
私の場合、ちょっと食べ過ぎたなと感じたら、お風呂に入るとなんだかすっきりするので、面倒でもお風呂に入るようにしています。
根拠はないと思っていましたが実はこれとても有効な方法だったことがわかりました。
胃のぜん動運動を促進するのは自律神経の中の副交換神経です。副交換神経というのは睡眠時や入浴時に優位に立つ神経で、体をリラックスさせたり回復させる効果があります。
胃もたれをしている時にぬるま湯でゆっくり入浴すると副交換神経が優位に立ち、胃のぜん動運動が促進されるのです。
この時注意するのは食後すぐに入浴しないことです。
入浴すると体が温まりますね。これは血液が体の表面に集まっている状態です。
胃の消化活動に必要な血液が足りなくなると胃もたれが悪化する可能性があります。食べ過ぎたと思ってもすぐに入浴せず、食後30分以上経ってから入りましょう。
入浴後は体の右側が下になるようにして横になりましょう。胃から十二指腸へ内容物が送られやすくなります。
ツボを押す
足三里(あしさんり)
両膝の外側にあるツボです。椅子に座り、親指で少し強めにゆっくり押すと効果があります。
合谷(ごうこく)
手の親指と人差し指がV字に交わっているところです。
親指を人差し指側の骨の下にもぐりこませるようにやさしくおします。
胃点(いてん)
耳の中央の軟骨の先端あたりにあります。胃の働きを活性化させたり消化を助けたり、また食欲抑制の効果もあるため、食前に押すと良いツボです。
消化の良い食事を摂る
胃もたれをしている時は胃に負担がかからないような食事を摂ることが大切です。オススメなのは豆腐やうどんですが、これだけでは味気ないですね。
野菜は食物繊維が豊富で消化に時間がかかることもありますので、ゆでたり蒸したりして消化しやすい状態でいただきましょう。
大根や山芋はすりおろして生で食べると効果があります。
これらに含まれるジアスターゼは熱に弱く加熱しない方が力を発揮してくれます。そして、食事はしっかり噛んでゆっくり摂ることも大切です。
消化を促進する飲み物を飲む
胃もたれをしているとどうしても食欲がわきませんね。このような時は胃を休ませてあげることも大切です。
しかし規則正しい生活をすることで自律神経のバランスが戻ってきますので、消化を促進するジュースを少量でも良いので飲んでみましょう。
消化を促進する食材といえば、キャベツ・りんご・大根・ヨーグルトなどが挙げられます。これらをミックスさせて飲みやすくして飲んでみましょう。
作るのが面倒な時は手軽に入手できるりんご100%のジュースを飲みましょう。
まとめ
胃もたれは誰もが経験したことのある症状でしょうが、正しい対処法や解消法は知らないという方も多いと思います。
暴飲暴食を避け、規則正しい食生活をすることである程度は予防できますが、それでも胃もたれしてしまった時はこのような正しい対処法で解消してみてください。
また、胃もたれの原因についてはぜひこちらを参考にしてみてください。
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