風邪の症状で頭痛がつらい!この治し方を試してみて!
風邪をひくと頭痛がするという方、多いですよね。ズキズキとした頭痛があると、何事にも集中できなくなってしまいます。
早く治してすっきりしたいですね。
今回は風邪の症状で頭痛がする時の効果的な治し方をご紹介します。
間違った対処をすると返って痛みが強くなることもありますので、参考にしてみて下さい。
風邪による頭痛の原因
風邪はウイルスなどが体内に侵入してくることで咳・鼻水など様々な症状が出ます。
しかし頭痛や発熱は、ウイルスの感染で起きるのではありません。ウイルスに対し、体が免疫機能を発揮するために生じるのです。
ウイルスなどが侵入してくると、体は白血球を増やしこの白血球を活性化させるために頭の血管を拡張させるのです。
血管が拡張すると、血管の周囲の神経に刺激を与え、痛みが生じます。
この時高熱が出ることもありますが、微熱程度のこともあります。
このように風邪の時の頭痛や発熱はウイルスによる攻撃ではなく、体がウイルスと戦うことで生じる症状なのです。
頭痛への対処法
風邪による頭痛は、体がウイルスを排除しようとして生じる症状ですので、まずは風邪を治すことに専念するのが良いでしょう。
しかし、どうしてもゆっくり休めないとか、眠れないほどの頭痛がある場合は、少しでも痛みを和らげたいですね。
冷やす・温める
頭の血管の拡張を抑えるにはまず痛いところを冷やしましょう。この時、痛い部分だけを冷やし、他の部分は冷やさないように注意しましょう。
普段から緊張型頭痛や偏頭痛を発症しやすいタイプの方は、風邪がきっかけで併発することもあります。
この時は首や肩が緊張している状態なので、首や肩を温めて血行障害を解消する必要があります。
頭と首や肩を全部温めたり、全部冷やすことは絶対にやめましょう。逆効果となり頭痛が悪化する可能性があります。
ツボをおす
頭痛に限らず風邪をひいた時に効くというツボがあります。背中の肩甲骨と肩甲骨の間にある「風門(ふうもん)」は風邪・肩こり・頭痛に効果を発揮します。
うつ伏せに寝て押してもらうと良いのですが、頼める人がいない場合はカイロを貼っても効果があります。
後頭部と首の境目にある「風府(ふうふ)」というツボは、頭痛・目の疲れ・めまいなどに効果を発揮します。
両手で頭を両側から押さえ、親指がツボにくるようにします。両方の親指を重ねて5秒ほど押します。これを5~10回繰り返します。
耳の後ろにある骨と後頭部の髪の生え際を結んだ線の真ん中あたりにある「風池(ふうち)」というツボは、視力回復や眼病に効くと言われていますが、肩こりや頭痛にも効果を発揮します。
両側にあるので、風府(ふうふ)と同様に頭を押さえ、親指で1点ずつ押さえます。
他の病気の可能性
風邪による頭痛は、風邪が治るとおさまります。しかし頭痛が何日も続く場合は別の病気がかくれている可能性があります。
最も風邪と間違いやすいのは髄膜炎です。
髄膜炎は放置すると意識障害やけいれんなどを引き起こす病気です。3日以上頭痛が続く場合は医療機関で相談しましょう。
まとめ
頭痛が生じると、何もやる気が出なくなりますよね。それでもやらなくては…と頑張ってみても時間がかかるばかりで全然休養できない…という悪循環に陥ります。
先に喉の痛みや鼻水などの症状が出て、明らかに風邪による頭痛だという場合は、風邪を治すことに専念し休養するようにしましょう。
また、風邪に効果的な薬としてはフロモックス錠が有名です。こちらで詳しくお伝えしています。
休養できない・痛みで眠れないという場合は自分に合った痛みを緩和する方法を試してみましょう。
間違った対処をすると逆効果となりますので、必要な対処だけ行うようにしましょう。
また髄膜炎などの重篤な病気が隠れている場合もありますので、おかしいと思ったら早めに医療機関で相談しましょう。