フロモックス錠100mgの風邪への効果を分かりやすく!
風邪をひいてしまって、病院へ行くとよく処方される薬にフロモックス錠100mgというものがあります。
副作用が少なく、比較的使いやすい薬なのですが、これはそもそもいったいどういう薬なのでしょうか。
ネットで調べても、詳しい専門用語ばかりが出てきてよくわからないと思うので、ここでは誰にでも分かりやすいように、フロモックスとはどういう薬で、風邪にどのような効果・効能があるのかということをお伝えしていきたいと思います。
風邪に効果的な理由
フロモックス錠100mgというのは、抗生物質です。抗生物質とは、私たちの体の中に入ってきて悪さをする細菌を退治してくれる薬のことです。
よって、細菌に感染したことが原因となる風邪の場合、フロモックス錠を飲むとその細菌を退治してくれるので、風邪の改善につながるということです。
また、抗生物質にはさまざまな種類があるのですが、フロモックスの場合は「セフェム系抗生物質」という種類です。
この種類の抗生物質は、さまざまな種類の細菌に効果があることが分かっています。よって、のどに痛みがあるときや熱が出ているときなど広い範囲の風邪に効果が期待できるのです。
他にも、扁桃腺が腫れている場合、外耳炎になった場合、さらに免疫力が低下しているときに細菌に感染してしまうのを防ぐためにも使われることがあります。
ただし、ウイルスによる感染症には効果がないので注意しなければなりません。
例えば、インフルエンザ、手足口病、突発性発疹、プール熱、おたふく風邪などはウイルスが原因なので効果はありません。
しかし、ふつうの風邪の症状で細菌が原因なのか、それともウイルスが原因なのかを区別することはなかなか難しいです。よって、次章で紹介するような注意点を理解しておかなければなりません。
服用するときの注意点
風邪をひいたからといって、フロモックスを服用しすぎることはよくありません。風邪の原因となっている細菌を退治してくれるフロモックスですが、その風邪の原因菌以外の細菌も一緒に退治してしまうからです。
例えば、私たちのお腹の中にはたくさんの細菌がいます。その細菌は、私たちに悪さをする細菌ではなく、逆にお腹の調子を整えてくれる細菌たちです。
しかし、フロモックスをむやみに使いすぎると、その細菌たちも退治されてしまうことがあります。そうなると、お腹の調子が悪くなり、下痢などの症状が出てしまうおそれがあるのです。
なので、「少し咳が出る」「ちょっと鼻水がでる」「体がだるい気がする」「微熱が出ている」など軽い風邪の症状の場合は、できるだけこういった抗生物質を使わずに、もともと体に備わっている免疫で治していくことが大切です。
比較的安全な薬ですが、体質によっては思わぬ副作用がでてしまうおそれもあるので注意しましょう。
また、フロモックスの副作用についてはこちらで詳しくお伝えしています。
→ 膀胱炎にも効くフロモックスの副作用について
まとめ
フロモックス錠100mgの風邪に対する効果・効能などについてお伝えしました。フロモックス錠は世界中でたくさん使われいて、日本では特に多く使用されています。
安全な薬だからといって、たくさん服用するのではなく、フロモックスとはどういった薬なのかということをきちんと理解して、症状に合わせて服用していくことが大切です。この点に関しては、医師としっかり相談して決めていくようにしましょう。