頭にこぶができたのに痛くない?!何かの病気かも!
頭をぶつけて、こぶができたら痛いですよね!
それは、内出血が起きているので痛いのは当たり前です。誰しも何回か経験しているものです
しかし、世の中にはぶつけてないのに「こぶ」ができることがあるのです。しかも、大きくなったりします。
不気味ですよね。一体何なんでしょうか?
そこで今回は、痛くないのに頭にこぶができる原因についてお伝えしていきたいと思います。
頭にできたこぶの正体は?
頭にできたこぶの正体は
- 脂肪腫
- 粉瘤
- カルシウムが固まる「石灰化上皮腫」
の3つが主に考えられます。
検査をしなければ確実なことは言えませんが、こうした可能性を挙げることができます。
皮膚科もしくは形成外科の受診をしてください。
脂肪腫について
脂肪腫とは何でしょうか?いわゆる「脂肪のかたまり」です。
脂肪細胞が異常に増殖した良性腫瘍であることがほとんどです。どうして、発生するのかはわかっていません。
遺伝的に問題か体質のせいと考えられています。
痛みはありませんが、徐々に大きくなっていくので、とても不安になってしまいます。また、自然に消滅することはなく、手術をして取り除く必要があります。
できるだけ、放置せず小さいうちに摘出することが勧められています。
大きくなると、全身麻酔をしなければならなかったり、傷口が大きくなったりして問題になることがあります。早めの対応をするようにしましょう。
粉瘤について
粉瘤(ふんりゅう)とは何でしょうか?
粉瘤は表皮にできた袋のような良性腫瘍であることがほとんどです。
初期は白色や肌色ですが、時間の経過とともに黄色、黒色、青色になったりします。痛み、かゆみはありません。
粉瘤が頭にできた場合は、ニキビと勘違いしやすいので注意しましょう。
最初のころは、ニキビかな?と思うぐらいの大きさなのですが、次第に、大きくなっていきます。
放っておくと、細菌に感染して、炎症を起こしたり、痛みを伴うおそれもあります。手術で取り除くしかなく、早めの対応が大切です。
ある人は30年以上放置して大きさが20㎝になってしまった人もいます。
ごくまれに皮膚がんにつながることもあるので注意が必要です。
石灰化上皮腫について
石灰化上皮腫とは石のような硬いしこりです。ほとんど無症状ですが、押すと痛むことがあります。
毛根にある毛母細胞から発生すると考えられています。
皮膚の下で移動するという特徴があり、徐々に大きくなっていきます。
やはり、自然に無くなることはなく、取り除くには手術しか方法はありません。
石灰化上皮腫はガングリオンととても似ていて、区別することが難しいです。
ガングリオンについては以下で詳しくお伝えしています!
→【ガングリオンって?その原因と治療法】
まとめ
痛くないのにこぶができる3つの可能性について考えてきました。どれも良性腫瘍なので、緊急に手術する必要はありません。
しかし、5㎝異常であったり、早い速度で大きくなるようでしたら注意が必要です。「悪性腫瘍」の可能性があるからです。
ポイントは早めの対応です。
あなたのそのこぶはひょっとしたら良性かもしれません。放っておきますか?
- 自然に消滅することはありません。
- 放っておけば徐々に大きくなります。
- 大きくなれば大きくなるほど手術は困難になります。
「早めの対応」が賢明な行動ではないでしょうか。また、早めに対応すれば早期に悪性腫瘍であることがわかるかもしれません。
早期発見、早期治療が理想的なのは誰でも知っていることです。少ない費用、少ない時間、少ないストレスで治療に励むことができます。