唇のしびれはストレスが原因?注意すべき5つのポイント
唇がピリピリしびれて悩んでいませんか?「しびれ」って聞くと、「麻痺」を連想してしまい何か重大な病気の前兆なのではないか、と不安になってしまいますよね。
最悪の場合は、そのような病気の可能性もありますが、唇のしびれには他にもさまざまな原因が考えられます。
特に、唇を含め顔は複雑に毛細血管が絡み合っていたり、神経が張り巡らされたりしているのでしびれが起きやすいのです。
そこで、ここではあなたの唇がしびれる原因についてお伝えしていきたいと思います。
ストレス
まず唇のしびれとして考えられるのが、日頃からたまっているストレスや疲労です。ストレスを受けると体の調子を整える自律神経系が乱れてしまいます。
自律神経系が乱れてしまうと、体にだるさを感じたり、お腹の調子が悪くなったりと原因不明の体調の悪さが出てきます。もしかしたらこのうちのひとつの症状として、唇にしびれがでているのかもしれません。
唇は体の不調の影響を受けやすいので、自律神経系の乱れの影響も受けやすいのです。
対策法としては、ストレスをため込まないように、毎日の睡眠をしっかりとったり、軽い運動などを定期的に行うことによりストレスを発散することが大切です。
カルシウム不足
体内に含まれるカルシウム濃度が低下すると、低カルシウム血症という病気にかかってしまう恐れがあります。
低カルシウム血症では、唇のしびれの他、手や足にもしびれがあったり便秘や吐き気などお腹の調子も悪くなったりします。
近年の食生活ではカルシウム不足が指摘されていますので、日ごろからしっかりとカルシウムを摂取することが大切ですね。
カルシウムを多く含む食品としては、牛乳などの乳製品やにぼしなど骨ごと食べる魚に多く含まれています。このような食事を多く含む食生活に改善してみてはいかがでしょうか。
口唇粘膜知覚過敏症
唇のしびれを引き起こす病気のひとつに口唇粘膜知覚過敏症(こうしんねんまくちかくかびんしょう)というものがあります。
この病気が発症してしまう主な原因は気温の変化です。例えば真夏の暑い時期に室内のガンガンにクーラーがきいた部屋に入ると一気に気温が変化しますよね。
逆に、真冬のとても寒い時期に暖房がきいた部屋に入ると温度が一気に上昇します。このようなことが原因で口唇粘膜知覚過敏症になってしまうのです。
これは体質によって発症のしやすさが変わってきますが、一般的な対処法としてはリップクリームなどをしっかり塗ることが一番です。
気温の変化により唇の乾燥を引き起こすので、これを防ぐことができます。また水分をしっかりととることも重要です。
歯茎の神経の異常
唇が痺れているのは歯茎の神経で障害が起きている可能性もあります。唇と歯茎はとても近く、互いに影響を受けやすいです。
特に最近、歯科医院で歯や歯茎の治療をした方はそれが影響して、歯茎の神経に傷がついた恐れもあります。
心当たりがある方は、病院へ相談しにいくといいですね。
脳障害
考えられる一番怖い原因が脳の障害です。脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳の異常により唇に痺れが出ている可能性もあるのです。
特に最近よく耳にするくも膜下出血には注意が必要です。以下でその前兆について詳しくお伝えしていますので、この機会にぜひチェックしてみましょう!
→【くも膜下出血の3つの前兆】
まとめ
唇が痺れてしまう原因について紹介しました。また、痺れというのは痙攣によるものであることも多いです。
唇の痺れと痙攣はとても似ているので、以下の記事も参考にしていただけるとより理解が深まるはずです!
→【唇が痙攣する4つの原因】