熱性けいれんの対処法と原因は?後遺症がでない予防法!
赤ちゃんに熱性けいれんがでたとき適切な対処方法をとることができますか?
正しい対処法ができないと、後遺症が残ってしまったりしてしまいます。もちろん予防接種で予防できるものではありません。
そこで、今回は熱性けいれんにより後遺症が残らないような対処法と予防法を中心にお伝えしていきたいと思います。
熱性けいれんの原因
原因はいまだに正確には分かっていません。
おそらく、赤ちゃんは脳の情報網が大人ほどしっかり発達していないので、その部分が発熱によりショートしてしまうことが原因であるのではないかと考えられています。
熱性けいれんの対処法
熱性けいれんの症状はその名の通り、赤ちゃんが熱を出したときにけいれんしてしまう症状のことです。
発熱して機嫌が悪く、ぐったりしているときにいきなりけいれんするので、多くの方が慌てて不適切な対処をしてしまいがちです。
あらかじめ対処法を知っておくだけで、落ち着いて対応することができるので頭に入れておくようにしましょう!
体勢を楽にする
対処法といっても、楽な態勢にしてあげることだけです。
けいれん自体は、赤ちゃんの体に悪影響を及ぼすことはないので、冷静に対応していきましょう。
衣服が苦しそうだったら、ボタンをとってあげたり、安全な場所にうつしてあげるようにしましょう。
また、口から嘔吐物やあわが出る可能性があるので、顔を横にしてあげましょう。これにより、窒息の恐れがなくなります。
大事なことなので、もう一度言いますが、けいれん自体は赤ちゃんに悪影響を及ぼすことはありません。
5分ほどけいれんを続けることがありますが、慌てて救急車を呼んだりしなくても大丈夫です。
ただし、以下の症状が生じた場合は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。
痙攣の時間が15分以上と長かった場合
痙攣が治まっても長い間、意識が戻らなかった場合
痙攣に左右差があった場合
24時間以内に2回以上痙攣を繰り返した場合
生後6ヶ月以下や6歳以上で痙攣した場合
血縁者にてんかんの人がいる場合
37℃台で痙攣した場合
1年間に5回以上痙攣した場合引用:http://www2.ocn.ne.jp/~toyamate/text_list/keiren.html
これらの症状が生じた場合は、熱性けいれんというよりてんかんの症状として扱われます。
熱性けいれんの予防法
熱性けいれんは薬を服用することで予防することができます。
発熱時に医療機関で診察を受けたときに処方してもらうことができると思います。
ただし、これらの薬には副作用があります。眠気やふらつきといった副作用です。
発熱時に熱性けいれんが起こる確率は10%以下と言われていますが、それを防ぐために副作用を受け入れるかどうかは、お母さん次第となります。
また、後遺症については、脳に影響があるのかどうかまだ明確には明らかになっていません。
長時間けいれんを続けた場合は後遺症が残るかもしれません。
また、先ほど述べたてんかん性の症状の場合は、後遺症が残る可能性があるのですぐに救急車を呼ぶようにしましょう。
まとめ
自分の子供がいきなりけいれんをして、苦しみ始めたらだれでもパニックになると思います。
そのパニックを最小限に抑えるためにも、あらかじめ症状や対処法について知っておくことが大切です。
また、高熱が下がらないときの対処法や病気の一覧を以下でもまとめましたので、こちらも参考にしてみてください。
→【子供の熱が下がらないときの対処法一覧】