寒気がするのに熱はない!考えられる2つの原因
風邪をひいて発熱すると寒気がすることが多いですね。発熱時に寒気がするというのは誰もが経験のあることです。
しかし、急な寒気で慌てて体温を測ってみても熱がない…ということもあります。
測り間違いかと何度も測ってみてもやっぱり熱はないとなると何か怖い病気が隠れているのではないかと不安になりますね。
今回は、熱はないのに急な寒気がする原因についてまとめました。思い当たる症状がある方はぜひご覧下さい。
寒気がする原因
寒気がする原因は大きく分けて2つあります。
体が発熱することで血管が収縮して寒気がする場合と、体の外の環境が寒くて皮膚の表面が冷えることで寒気がする場合があります。
発熱を伴う寒気がするのは、風邪・インフルエンザ・食中毒などなどたくさんあります。こちらは多くの方が経験のあることでしょう。
そして発熱しない寒気の原因は2つあります。
1つ目は外気温が非常に低い場合に、体が体温調節できず皮膚の表面が冷えている場合です。いわゆる冷え性というものです。
これは血行不良が原因ですので血行をよくする対策を行う必要があります。
2つめは自律神経失調症による悪寒戦慄(おかんせんりつ)です。この場合の悪寒戦慄は安静時に起きることがほとんどです。
原因がわからないため対処することができず、寝るのが怖くなる人もいます。
冷え性
冷え性というと、慢性的にいつも手足が冷えているというイメージがありますが、急激に外気が冷えて体が対応できない場合もあります。
まずは体を温めることで寒気はおさまります。血行不良が原因ですので、普段から血行をよくする対策をするよう心がけましょう。
夏でも冷たい飲み物は避け、温かい飲み物にしましょう。入浴時に手足のマッサージをするのも効果的です。
自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)
自律神経は交感神経と副交換神経という正反対の作用をする神経がバランスをとっています。そのバランスが崩れることを自律神経失調症といいます。
自律神経失調症はあらゆる原因で起こります。悪寒戦慄を起こす原因として多いのは更年期障害による自律神経失調症です。
真夏でもガタガタと震えが止まらないほどの寒気が生じることがあり。発熱を伴わないことや安静時に起こることから、原因不明という大きな不安に襲われます。
ストレスを減らし、リラックスした生活ができるようにすることが大切です。一人で抱え込まず、家族や医療機関にも相談して協力してもらいましょう。
まとめ
寒気というのは発熱を伴うのが一般的です。熱もないのに寒気がする、静かに過ごしている時に寒気がする、というのは原因がわからずとても不安になってしまいますね。
この不安がまた自律神経のバランスをさらに悪くしてしまいます。
寒気がしたらまず体を温め、発熱もなく原因がわからない時は一人で抱え込まず、家族や医療機関に相談しましょう。
家族が悩んでいたら話を聞いてあげたり、医療機関に相談したりしましょう。
本人の不安がなかなか取り除けない場合は抗不安剤などのお薬もあります。不安をなくすことが解決への第一歩となるのです。