手のひらがカサカサ肌になる原因は手水虫かも!5つの治し方を紹介!
水虫といえば足の水虫を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、手にも水虫はあるのです。
片手がカサカサしているという場合、それは手水虫かもしれません。
手が気になる場合、何をするにも集中できずに困ってしまいますね。今回は手水虫の原因や治療法についてまとめました。ぜひお試し下さい。
手水虫の原因
手水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が感染することで起こります。
水虫の原因菌である白癬菌は高温多湿を好みます。そのため、一日中靴を履いている足にできやすいです。
手は一日中手袋をしているということはまれですし、トイレの後や食事の後などに度々洗いますので、白癬菌への感染はまれです。
それでも手水虫になる原因は、その多くが足水虫からの感染です。
自身または家族が足水虫の場合、風呂マットなどに多く白癬菌が繁殖している可能性があります。
この風呂マットを手で触ったり、あるいは足水虫を直接手で触ったりすることで感染したと考えられます。
手水虫の症状として最も多いのは角質増殖型といわれるもので、皮膚がカサカサするというものです。
痛みやかゆみが少ないことが多く、手湿疹や乾燥しているだけだと思い水虫の治療をしない方がほとんどです。
自身や家族が足水虫に感染している環境で、片方の手だけがカサカサしてかゆみがある場合、手水虫である可能性があります。
治療が遅れると爪にまで感染する場合があり、爪白癬になると治療に時間がかかってしまいますので早めに皮膚科で相談しましょう。
手水虫の治療法
市販薬を使う
手湿疹と手水虫は区別がつきにくい方が多いです。
しかし、自身や家族が足水虫であり、片方の手のひらがカサカサしているという場合は手水虫の可能性が高いので、早めに水虫の治療を行いましょう。
初期段階であれば市販の水虫用軟膏の塗布で効果が現れます。しかし、症状が進んでいると市販薬では改善しませんので皮膚科で相談しましょう。
木酢液
木酢液には菌の成長を抑制する作用や殺菌作用があるということで、手水虫の治療に使われることがあります。
しかし木酢液は刺激が強くて肌に合わない方もいますので、刺激の少ない順に試してみましょう。
まずは木酢液を5~10倍に薄めたものを洗面器などに入れて手を浸けます。しばらく浸けると皮がむけてくるので、そこで手をよく洗い乾燥させます。
薄めたもので特に問題なければ木酢液を原液で使ってみる方法もあります。この場合は手を浸ける時間は10分程度にしておきましょう。その後十分手を洗いよく乾燥させましょう。
ティーツリーオイル
オーストラリアでは常備薬とされているもので、かゆみ止め・消毒などの効果があります。
ティーツリーオイルも肌に合わない体質の方がいますので、患部全体に塗布するのではなく、部分的に試すなど慎重にすすめていきましょう。
重曹
重曹はお料理に使ったり洗濯に使ったりと幅広い用途がありますが、水虫にも効果があるといいます。天然素材で副作用も気にせず使用できます。
重曹3に対して水1の割合で混ぜ合わせてペースト状にし、患部に塗りこみます。よく洗い落として乾燥させましょう。
進行してしまったら専門科へ
手水虫は手湿疹と間違うことが多く、治療を始めるまでに時間がかかり進行してしまうことが多いです。
早めに気づいたら上記の方法を試してもらいたいと思いますが、進行してしまった場合は抗真菌剤の塗布と内服薬で根気強く治療を続けるしかありません。
何とか自分で治そうとしても治るものではありませんので、早めに専門科を受診しましょう。
まとめ
手がかゆい時は気になって仕方がないですね。手水虫は足水虫に比べて非常にまれですが、自身や家族に足水虫があり片手だけがカサカサするという場合は手水虫の可能性があります。
手水虫はカサカサするもののかゆみがないことが多いですが、かゆみをともなうこともあります。
手水虫は早めに治療を開始できれば良いのですが、悪化してから治療する場合は専門科で根気強く行うしかありません。
手水虫かも…と思ったら、ぜひ今回ご紹介した方法を早めに試してみてください。
特に赤ちゃんは床に手をつける機会が多いので手に白癬菌が感染しやすくなります。
他にも赤ちゃんの手に湿疹が出る場合は手足口病などの病気の可能性も考えられますのでこちらの記事もぜひチェックしておいてください!