喉にできた口内炎が痛い!その原因と治し方を解説
口内炎は口や舌にできるものと思っていませんか?
実は喉にできる口内炎もあるのです。風邪をひいて喉が痛いと思っていたら口内炎だったということもあるのです。
食事の度に痛くて辛い喉の口内炎は早く治したいですね。今回は喉にできた口内炎の原因と治し方について紹介していきます。ぜひ最後までご覧下さい。
喉にできる口内炎の原因と治し方
口内炎といえば、舌や頬の内側などにできることが多いですね。少し体調が悪いとか疲労がたまっている時にできやすいイメージがあると思います。
しかし、喉も口腔内の粘膜と続いており、同様に口内炎ができる可能性があるのです。舌や歯が届かない分、物理的な原因が少ないので頻度が少ないだけなのです。
口内炎の原因と言えば、口腔内の不衛生・栄養不足・疲労などによる免疫力の低下などが挙げられます。できてしまった場合はまず原因を突き止めてから治療に移るとスムーズに回復します。
アフタ性・カタル性口内炎
アフタ性口内炎とカタル性口内炎は喉の口内炎の約半数ほどを占めます。アフタ性口内炎は円形で真ん中が白くその端は赤く痛みもあります。
カタル性口内炎ははっきりとした形はなく赤い斑点や白いただれが見られ、痛みは少ないです。
どちらにしても喉にできてしまうと確認することは難しいですね。喉にできるアフタ性・カタル性口内炎は不衛生が原因となることが多いです。
それは喉の奥では噛んだり擦れたりする物理刺激が少ないからです。
口腔内の不衛生は自身が一番よくわかっていると思います。まずは、こまめなうがいで口腔内を清潔に保ちましょう。
少ししみますが、食塩水でのうがいは効果があります。食塩水が辛い場合はイソジンや緑茶なども殺菌効果がありますので試してみてください。
十分な栄養を摂取することも大切で、特にビタミンB2を意識して摂取したいところです。しかし喉に口内炎がある時は、食事を摂るのもかなり困難で、内服薬やサプリメントを飲むのも辛いでしょう。
痛みが強く、どうしても早く治したい場合は点滴が効果的です。内科等で相談してみましょう。
ヘルペス
ヘルペスウイルスの感染による症状は様々な部分に現れます。それが喉に現れることもあります。この場合、小さな水膨れがたくさんできて破れてしまいます。
痛みが強く、ひどい喉風邪を引いたと思い内科を受診して判明することが多いです。ヘルペスによる口内炎であれば、抗ウイルス薬を処方してもらうとすぐに効果が現れます。
口腔内の細菌が繁殖すると治りにくくなりますので、口腔内は清潔に保ちましょう。
ヘルパンギーナ
4歳以下の乳幼児が多くかかる夏風邪の一種で、コクサッキーウイルスなどによる感染で高熱と口腔内の発疹が生じます。発疹は喉にできることもあります。
小さな水膨れが数十個できることもあり、飲食困難となることが多々あります。高熱が出ることもあり、脱水症状を起こしやすくなります。
水分だけはこまめにとるようにしましょう。飲み込むのが辛い場合はうがいだけでも効果があります。
うがいが難しい乳幼児でも、少し口に水を含ませて吐き出すだけでも水分は少しずつ吸収できますので諦めずにやってみましょう。
現在、ヘルパンギーナの特効薬はなく、痛みを和らげる程度しかできませんが、数日で快復します。しかし便中にウイルスを排泄するのでひと月ぐらいはおむつ(便)の処理に十分気をつけましょう。
その他
金属や食物に対するアレルギー反応や、魚の骨が刺さった時などの傷や火傷なども原因となります。これらの場合は原因となるものを取り除くことで快復に向かいます。
思い当たる原因がない場合は、過労やストレスが原因となっている可能性もあります。規則正しい生活を心がけ、免疫力を高めるようにしましょう。
まとめ
喉にできる口内炎の原因は、口腔内にできる口内炎とほぼ同じです。できた場所が喉であるために、食生活がかなり制限されて辛いところですね。
多くは数日から1週間程度で快復しますが、長引いたり、繰り返しできる場合は、他の病気が隠れている可能性もありますので、医療機関で相談しましょう。