足の爪の表面がでこぼこになる原因!病気のサインかも?

女の人のふくらはぎ

爪は健康のバロメーターなんて言われますよね。手の爪は何かと目に入りますが、普段靴下をはいて生活していると、足の爪を見ることは特に少ないでしょう。

足の爪の表面がでこぼこしているのを発見しても、靴をはいているからかな…なんて放置していませんか?爪がでこぼこしているのは体の異常を知らせるサインかもしれません。

そこで、ここでは足の爪の表面がでこぼこになる原因をまとめました。

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爪の異常で考えられる病気とは

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爪の異常は、体調不良や栄養不足・ストレスによるものが多いといいます。しかし、病気によって爪の形成に影響を及ぼすこともあります。爪の異常が生じる病気とはどのようなものがあるのでしょう。

 

ぶつけたりしていないのに、爪の色や形に異変が現れた場合は、それぞれに病気が隠れている可能性があります。

  • 爪が青白い→貧血
  • 爪が白く濁る→糖尿病・慢性肝炎 爪白癬
  • 爪が青紫色→心臓疾患
  • 爪の変形→加齢・慢性的内蔵疾患・皮膚疾患など

 

爪の色に異変がある場合は医療機関で相談する方も多いのですが、爪の変形には気づいても放置する人が多いようです。しかし、慢性的内臓疾患などのおそれもありますので放置しないようにしましょう。

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爪の表面がでこぼこになる原因とは

爪にでこぼこができるのはその部分を形成した時期に体に異変があったことを意味します。体調不良・栄養不足・ストレス・過労・睡眠不足などであらわれることもあります。

全体的に凸凹している場合は一時的な体調不良などではなく、慢性的な疾患を抱えている可能性があります。

 

まず、爪のでこぼこを発見した場合は、それが縦か横かを確認しましょう。縦のでこぼこは加齢が原因です。横のでこぼこは体調不良が原因であることが多く、放置すると病気のサインを見逃すことにつながります。

また、爪のでこぼこが全体的にある場合は慢性的な病気を抱えている可能性があります。横のでこぼこには注意が必要です。

 

爪甲縦溝(そうこうたてみぞ)

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縦に筋が入ったり、ぼこぼこができることがあります。これは加齢によるものです。歳を重ねると段々と深い溝になっていきます。

 

若い方が発見した場合は栄養不足の可能性がありますので、ビタミンCや亜鉛などを含む食品をしっかり摂取するように心がけましょう。

加齢によるものですので、30代ぐらいであれば十分にできる可能性があります。その場合は、気にしなくても大丈夫です。

 

ただ女性は特に、見た目が気になりますよね。その場合は爪を保湿すると良いでしょう。爪や爪の間に保湿クリームを塗り、手袋や靴下をはいて就寝すると良いですね。

血行不良を起こさないよう、手袋や靴下は締め付けないものを使用するように気をつけましょう。

 

爪甲横溝(そうこうおうこう)

爪の一部に横にでこぼこがある場合はストレス・全身疾患・皮膚疾患などの原因が考えられます。ストレスのかかる生活をしている場合はストレスを取り除くように気をつけましょう。

ストレスを取り除けない場合や取り除いても改善がない場合は、全身疾患や皮膚疾患が疑われますので医療機関で相談し、早急に治療しましょう。

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考えられる全身疾患

すべての爪の同じ位置に爪甲横溝が見られる場合、急性熱性疾患・尿毒症・糖尿病・栄養不足などの全身疾患が疑われます。

急性熱性疾患の中で多いのは、チフス・猩紅熱(しょうこうねつ)などの感染症です。これは高熱が出ますが1~2週間で治ります。

 

尿毒症は、末期腎不全により尿中に排泄されるはずの老廃物が血中に蓄積されている状態です。腎機能の治療を行っている人で、すべての爪に爪甲横溝が現れた場合は、尿毒症の可能性が高いです。

糖尿病が原因で爪甲横溝ができる場合もあります。この場合は糖尿病の治療を行うことで改善されるでしょう。

 

ビタミンA欠乏症・低カルシウム欠症・亜鉛欠乏症などの栄養不足でも爪甲横溝が現れることがあります。その場合は、欠乏している栄養分を食事や薬で補うことで改善します。

 

考えられる皮膚疾患

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化膿性爪囲炎(かのうせいひょうそう)は爪周囲の皮膚疾患ですので、その皮膚疾患を治療することで爪のでこぼこも改善されていきます。

円形脱毛症や乾癬が原因の場合で爪がでこぼこになることもあります。こちらも元の病気の治療が改善への近道です。ストレスが原因の場合が多いので原因を取り除きましょう。

 

また、爪で発症する水虫である爪水虫も爪が変形したり、変色したりする原因となります。爪水虫についてはこちらで詳しくお伝えしていますので、参考にしてみてください。
→【爪水虫の初期症状と対処法

 

まとめ

足の爪がでこぼこになる原因は様々です。縦にできるのは加齢によるものですので、見た目が気になる場合は保湿を心がけることでできにくくなります。

横にできるのはストレス・全身疾患・皮膚疾患などが考えられます。早めの治療が必要なこともありますので、すぐに医療機関で相談しましょう。

 

いずれにしても、爪の状態は形成された時の体調を示しているので、原因治療を行ってもすでにできてしまった爪が改善するわけではありません。

少しでも、今から形成する爪がでこぼこにならないために自分でできることもあります。まずはストレスを取り除き、規則正しい生活を心がけることです。そして見た目が気になる場合は保湿をすると効果があります。

 

足の爪に出たサインを見逃さず、生活リズムの改善や病気の治療につなげましょう。

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