爪がボコボコになる11の原因と病気!爪で健康状態をチェックしよう!
爪がぼこぼこに変形してなかなか治らず悩まされている方はとても多いです。
また、ふと指先を見たら爪がぼこぼこに変形していると原因はいったい何なんだろうかと思いますよね。
多くの場合は乾燥や食生活の乱れであることが多いですが、なかには重大な病気が隠れている可能性も考えられるのです。
そこでここでは爪がぼこぼこになる原因や病気、その治し方についてお伝えしていきます。
爪は健康のバロメーター
爪は健康のバロメーターと呼ばれているほど健康状態をよく表す部位です。栄養不足であったり、代謝の状態がよくなかったりすると爪にもその状態が出てくるのです。
具体的には、
- 爪が割れやすくなる
- 爪の表面がボコボコになる
- 爪に縦横のすじが入る
- 爪が外側に膨らむ
といった異常があらわれます。
もしこのように爪が荒れてしまっていると気づいた場合は体の調子が悪くなっているサインかもしれないので、健康チェックを行うようにするといいですね。
爪がぼこぼこになる原因
爪いじり
つい癖で爪を噛んでしまったり、爪と爪をこすり合わせたりするなどいじってしまう習慣がある場合は、このような爪いじりが原因でぼこぼこになってしまっていることが考えられます。
数回爪いじりをするだけでは特に影響はありませんが、爪いじりが癖になって無意識に行っていると気づいたら爪がぼろぼろになってしまっていることがあるのです。
ネイルなどの化学薬品による刺激
女性の方でよくネイルを塗る方は、ネイルが原因で爪がボコボコになっていることも考えられます。
特にネイルをしていると、爪カビ(グリーンネイル)といって、爪にカビができて緑色に変色してしまうことも起きます。
このような爪カビを発見したらすぐにネイルをオフにすることが大切です。基本的にネイルをオフにすればカビはそれ以上繁殖することはありません。
軽度であれば爪の表面を削ることで治すことができますが、重症化している場合は皮膚科などの病院で診察を受けなければなりません。
ストレス
日頃から過剰にストレスや疲労をためこんでいると
- 表面がでこぼこになる
- 小さな点がたくさん出てくる
- 表面がへこむ
といった症状が爪にあらわれてきます。
特にストレスが原因となっている場合は親指の爪に症状があらわれやすいので、親指がぼこぼこになっている場合はストレスや疲労が原因であることを考えてみましょう。
栄養不足
摂取している栄養が偏っていたり、栄養不足であったりすると爪によくその状態があわれてきます。
具体的には、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、鉄分といった栄養素が不足している可能性が高いです。
それぞれの栄養素を含む食材としては以下のようなものがあげられます。
- ビタミンA:レバー・緑黄色野菜
- ビタミンB2:レバー・卵・大豆
- ビタミンE:かぼちゃ・たらこ・植物油
- 鉄分:あさり・レバー・ひじき・小松菜
食生活の乱れが原因で爪がぼこぼこになっている心当たりがある場合は上記のような食材を積極的に食べるよう心がけていきましょう。
また、栄養不足は爪が縦に割れやすくなる原因ともなるので注意しましょう。
乾燥
爪は髪の毛と同様にケラチンというタンパク質で主にできています。また、ケラチン以外にも水分や油分でも構成されています。
髪の毛から水分や油分がなくなるとパサパサになってしまうのと同じように、爪も乾燥して水分や油分がなくなると表面がでこぼこになったり、割れやすくなったりしてしまうのです。
特に食器洗いをよくする方は使用する洗剤が影響して爪の乾燥を引き起こしていることが多いです。
食器洗いの洗剤は洗浄力が強く、爪表面の潤いを保つために必要は油分も落としてしまうのです。
老化
年を重ねると血流の流れが悪くなります。特に爪は指先にあり、体の末端であるため老化により血流が十分に行き届かないこともあるのです。
これにより爪がぼこぼこになったり、縦筋が目立つようになったりします。だいたい40代くらいからこのような影響があらわれ始めると言われています。
足の爪がぼこぼこしたり変形する病気
足の爪がぼこぼこになるだけでなく、その他の変形や変色が起きる場合はさまざまな爪の病気が考えられます。
そこでここでは発症しやすい代表的な爪の病気についてお伝えしていきます。
爪水虫
水虫は指の間などだけでなく爪にも発生します。水虫は白癬菌という菌が繁殖することで発症しますが、この白癬菌が爪の間で繁殖して爪水虫が起きてしまうのです。
爪水虫の主な症状としては以下のようなことがあげられます。
- 爪がぼろぼろになる
- 爪が黄色や白色に変色する
- 爪の周りがかゆくなる
このような症状が表れた場合は爪水虫を疑ってみましょう。爪水虫に関しては以下の記事で詳しくお伝えしています。
参考:爪水虫(爪白癬)の初期症状から完治まで!治療方法に注意
乾癬
乾癬とはさまざまな種類がありますが、基本的には皮膚がぼろぼろはがれたりする皮膚の病気です。
この乾癬は爪で起こることもあり、症状は爪水虫ととても似ています。
ただ、爪水虫は白癬菌の感染で発症するので他の人にうつる病気であるのに対し、乾癬は他の人にうつることはありません。
また、足の爪の異常に関してはこちらの記事でも詳しくお伝えしていますのでぜひ参考にしてください。
爪のぼこぼこが重い病気の前兆であることも
糖尿病
糖尿病を発症し始めると爪に異常があらわれることがあります。
爪の表面がガサガサになる他にも巻き爪になったりすることもあるのです。糖尿病は悪化するととても大変な病気なので早期に治療を開始できるようにしていきましょう。
爪に黒い線や点があらわれる場合
爪がぼこぼこする他にも爪に黒い線や点があらわれる場合は爪下血腫やメラノーマといった病気が考えられるので注意しなければなりません。
特にメラノーマは皮膚がんの一種ですが、初期症状が分かりにくいので発見が遅れてしまうことが多い病気となっています。
こちらの記事でさらに詳しくお伝えしていますのでぜひご覧ください。
亜鉛欠乏症
亜鉛欠乏症とはその名の通り体内の亜鉛が不足してしまう病気です。亜鉛が不足すると爪に症状があらわれやすく、ぼこぼこになったり、もろくなったりします。
なぜこのようなことが起きるのかというと、爪を生成する過程で亜鉛が必要になるからです。亜鉛が不足すると、体全体の免疫力が低下したり、味覚障害にもなってしまいます。
爪がぼこぼこになったときの治し方・対処法
爪はいじらない
つい癖で爪をいじってしまう方はとても多いです。爪を頻繁にいじったり噛むことは爪表面を直接傷つけることになり、爪がぼこぼこになってしまいます。
爪をいじる癖がついてしまっている方は意識的に爪を触らないようにすることできれいな状態の爪に戻すことができるはずです。
食器洗いをするときは手袋を着用する
食器洗いをするときの洗剤は爪表面の必要な油分をも洗い流してしまいます。油分が少なくなると、爪が乾燥し表面の異常につながってしまうのです。
そこでこれを防ぐために食器洗いをするときは手袋を着用するようにするといいですね。
手袋を着用することで洗剤が直接爪につくことを避けることができ、結果的に乾燥を防ぐことができるのです。
ハンドクリームやネイルオイルを塗る
乾燥しやすい体質の人は食器洗いのときに手袋を着用するなどしても症状の改善につながらないケースがあります。
そのような場合はハンドクリームやネイルオイルを頻繁に塗るようにするといいでしょう。だいたい1日に5回程度塗るようにすれば爪表面の保湿は行うことができます。
食生活を改善する
爪の健康を維持するためには十分な栄養を摂取することは非常に大切です。肉類中心の食生活をしていると脂質の過剰摂取につながり、肌が荒れるだけでなく、爪も荒れてしまうのです。
先述した各種ビタミン類、鉄分を積極的に摂取できるように食生活を改善していきましょう。
すぐには効果があらわれないかもしれませんが、毎日の食生活を改善することは爪の健康だけでなく体全体の健康につながります。