溶連菌感染症で保育園の登園許可はいるの?うつる期間は?
溶連菌感染症は大人より子供にかかりやすい病気として有名です。また、他の人に感染しやすい病気なので、注意が必要です。
保育園で溶連菌感染症が知らない間に大流行していた!なんてことにならないように予防も必要ですね。
それでは、実際に溶連菌感染症にかかってしまったら、保育園へ行けるまではどのくらいの期間がいるのでしょうか?
そして、他の人にうつしてしまう期間はどのくらいなのでしょうか?これらのことについて、以下で詳しくお伝えしていきたいと思います。
溶連菌感染症に対する保育園の登園許可
溶連菌感染症は感染力が強い病気ですが、その感染力は抗生物質を処方したらすぐに弱まります。
したがって、インフルエンザのように発症してから長い期間、出席停止、登園停止になることはありません。
法律では、重大な流行が起こらない限り、登園・出席停止になることはありません。
ただし、溶連菌感染症が流行りすぎて感染の拡大を食い止めなければならないといけないときは、病院で受診して発症が分かった日から翌日までが出席、登園停止と定められています。
こんなに早くて大丈夫なのは、抗生物質を飲んだ1日後には溶連菌の感染力がほとんどなくなっているからです。
しかし、実際には溶連菌の潜伏期間は2~5日間とされているので、この間も感染してしまう可能性があります。
つまり、うつる期間は症状がでる5日前から抗生物質を飲んだ1日後の間となります。
この間では、ふつうに保育園へ登園していることになるので、日ごろから溶連菌に感染しないようにする予防が大切となってきますね。
溶連菌の感染経路と予防法
溶連菌の感染経路は主に飛沫感染と経口感染です。
特に、飛沫感染が多く、感染者のくしゃみや咳などで出た唾液を体内に入れてしまい感染することが多いです。
経口感染では、感染者が食べたり、飲んだりしたものと同じものを食べたり、飲んだりしたときに起こることが多いです。
これらは、子供たちがたくさんいる保育園ではふつうに起こりそうなことですよね。
そこで、溶連菌感染症にかからないようにする予防が大切になってきます。ただし、現在のところ、有効な予防接種は開発されていません。
そこで感染しないようにする、予防法としては以下のようなものがあげられます。
・手洗い、うがいをしっかりする ・日頃から健康的な生活をおくる ・流行期はマスクをつける |
手洗い、うがいをすることで手についた溶連菌を落として、体内に入れることを防ぐことができます。
また、日ごろから睡眠をしっかりとり、健康的な食事で栄養をとることで免疫力を高め、溶連菌が体内に入ってしまっても感染することを防ぐことができる確率が高まります。
そして、流行している時期をマスクをつけることはとても効果的です。
知らない間に飛沫感染してしまうことを防ぐことができます。
ただし、子供の場合、毎日マスクをつけるということは難しいと思うので、身近な人で溶連菌に感染してしまった人がでた場合は、つけるようにするといいでしょう。
さらに、溶連菌は子供から大人にも感染することがよくあります。
そのため、お子さんを看病していた親まで感染してしまうのを防ぐための方法を紹介したいと思います。
・食器やコップを一緒に使うことを避ける ・同じタオルを使用しない ・マスクをつける ・衣服の洗濯は別々にする |
このように、どこから感染するかわからないので、徹底的に予防する必要があります。
めんどくさいと思いますが、子供のためにも親が感染してしまうのは絶対に防ぐようにしましょうね!
また、感染してしまったらすぐに病院へ行くようにしましょう。
抗生物質が処方されると思いますが、その飲み方や期間について注意しなければならないことがあります。詳しくは以下をご覧ください。
→溶連菌感染症の薬を飲む期間や副作用について!
また、子供の熱が下がらないときの対処法について以下でまとめましたので、こちらも参考にしてみてください!
→【子供の熱が下がらないときの対処法一覧】
まとめ
保育園で流行しやすい病気のひとつとして溶連菌感染症があります。登園停止の期間は比較的短いですが、油断してはいけない感染症です。
しっかりと予防して、感染するのを防ぐようにしましょう!
また、子供を看病していた親が感染してしまうこともよくあります。そのような場合は、どのような症状が現れるのでしょうか?
→【溶連菌感染症の大人の症状は?自然治癒もする?!】